市川雷蔵のDVD購入
名優市川雷蔵。
今まで蔦屋で一か月1200円三本freeのRental契約をしていたのが、遂に中古のDVDを購入。
眠狂四郎series12本の内11本を。合計一万円ほど掛ったが、寅さんシリーズと同様持っていた方が何時でも見られるし、選べる。
焼く50年前に37歳の若さで亡くなった名優で、当時は大映の看板スターで、相手の女優も美女ばかり。
此の人はジャンルが異なっても、例えば時代物・スパイもの・沢山の女優に囲まれた作品やおとぼけものまで、その都度演技や表情を変えられるという素晴らしい俳優。
一年に休み返上で十数本を撮影したという事で、ファンクラブもあり、其れが今現在も活動をしている。
ファンは騒ぐタイプではなくintelligentsiaの女性が多く、そういう点でも気に入っている。
当時、大映の天皇と言われた社長に好かれ、日本女子大卒のかなり年齢の離れた奥さんを貰った。
家族には表に出ないように言い聞かせ、結局子供達も業界には係わらなかった。
元々は関西歌舞伎の出だったが、本人は歌舞伎よりは映画の方が楽しかった様で、監督になりたいと欲したが、周囲からはプロデューサーになる事を勧められた。
正にこれからというところで病で亡くなった。相手役も若尾文子・藤村志保・当時ハーフは珍しかったが、Germany人とのハーフで天才バイオリニストとも言われた女優とも共演。
美人薄命と言うが、美男も薄命だったようだ。
泉鏡花作や三島由紀夫作の文学物にも出ており、多彩な能力を発揮した。
それらを見ていると、此の人は一体何人の美人女優と・・実は交際があったのかなど詰まらない想像を巡らしてしまう。
時代物にはいろいろあるが、大菩薩峠は作者の大佛次郎が人類の「業」というものに拘っていたせいか、どの作品もやや重苦しく、容赦なく人を斬ったりという陰気な作品。
其れに比較し、眠狂四郎は一見「女は抱くもの」などと言っている割には、案外正義の味方を演じているので、見ていて気持ちが良い。
子供や老人を助けたりとなかなか面白い役を勤めており、剣の腕は先ず誰も敵う者がないという辺りも見ていて安心させられる。
今の役者・映画には同じ様な事は見られず、正に、好きなものにとっては応えきれないアミューズメントであったり、純文学であったりと幅広く感心を持つに至る。
着物姿がお似合いの美人女優達も花を添え誠に華やかで楽しい作品である。
今後は、狂四郎以外の時代物も購入したいのだが、値段が高いのでおいおい購入しようと思っている。
且つて、映画全盛期時代の名作であり、名優・美人女優の共演と言えるだろう。
台詞も一言でニヒルなsceneも多く、そういう会話の仕方もあったのかと納得させられる。
誠に・・素晴らしい役者であったと言える・・。
「by europe123 even bar test」
https://youtu.be/y5wHuafVAlQ
市川雷蔵のDVD購入
二枚目では追随を許さなかった。