片隅で

悲しみが僕の頭上を通り過ぎていく。
こちらのことなど露知らず、それは一本の白線を残しながら遥か先へと行ってしまう。
白線はいつまでも僕の心に居座り続ける。
「どこに行けって言うんだい? 僕は君のものじゃないか」白線がそう言った。

片隅で

片隅で

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-03-01

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