片隅で こあ 悲しみが僕の頭上を通り過ぎていく。こちらのことなど露知らず、それは一本の白線を残しながら遥か先へと行ってしまう。白線はいつまでも僕の心に居座り続ける。「どこに行けって言うんだい? 僕は君のものじゃないか」白線がそう言った。 片隅で