不能の詩情
焦げた皮膚を撫ぜ
盲いた眼球を磨き
不能の詩情で犯せ
凡ゆる思想はすべからく下らぬ
という思想を声高に宣いながら
おまえは終日自涜に耽っている
おまえは連日自涜に耽っている
頭が、
鉛のように重いよ。俺が最後に
抱いた幻想よりも重いよ。
殺せよ。
過去も呆れる軽薄さを以て
愛していたもの凡てを穢せ
愛することは穢すことだ、
という終点に至りつくまで。
不能の詩情
焦げた皮膚を撫ぜ
盲いた眼球を磨き
不能の詩情で犯せ
凡ゆる思想はすべからく下らぬ
という思想を声高に宣いながら
おまえは終日自涜に耽っている
おまえは連日自涜に耽っている
頭が、
鉛のように重いよ。俺が最後に
抱いた幻想よりも重いよ。
殺せよ。
過去も呆れる軽薄さを以て
愛していたもの凡てを穢せ
愛することは穢すことだ、
という終点に至りつくまで。
不能の詩情