寝転ぶ布団と煙草

生きているだけ

煙草の灰積もる
枕はもう死骸でいっぱい
白昼夢で逆転され
楽園を捨てた

僕は死んでいた

人は人だった
それはぼんやりとしていて
赤い空間で溶け合う思い出を壊したら

頭の中は爆弾がいっぱい
野原でたんぽぽの指輪をあげよう
でも
神様をはいない

夢の灰を捨てに行こう

寝転ぶ布団と煙草

寝転ぶ布団と煙草

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-02-23

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