迷宮

螺旋階段を降りて、目眩がした
明滅する点が飛び交う意識の中で
何度も声を出そうとしても、キミには届かなかった

あの日、あの日が懐かしく
生活無き日々の回顧録

まだ見えぬ光りを追い求め
彷徨った
彷徨った
手を伸ばして
なんとか手に入れようとする月明かり

まあ、そんなことどうでもいいんです
だから、
早く薬をくれよ

迷宮

迷宮

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 恋愛
  • SF
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-02-20

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