rejection‐拒絶反応
忠告
この話はノンフィクションとフィクションが混ざり合っています。
心が弱い方、シリアス方面が苦手な方には作者はけして薦めません。
上記をご理解した方は次へどうぞ。
記録
これは、夜の遊園地での記録である。
母
母は、初めから壊れていた
私は生まれてこの方、母の健全な姿勢を見た覚えがない。
彼女の異常な精神に浸り、生活を共にしていた少女時代の記憶は麻薬に近い危うさを感じさせ、思い出すたびに私を酷く怖がらせる。
母は孤独の人だった。
私をひっそりと病院で産み、ただ一人母子手帳片手に自宅へ帰る日まで
彼女は私に霊と名前を付けた。
rejection‐拒絶反応