星に宿した記憶
夜に家の庭で甥っ子や姪っ子と遊んだ
私ももういい年だ 早々に疲れてしまった
まだはしゃぎ足りない2人を見てどうしたものかと思う
私は芝生に横になって
「星を見よう。」と言った
笑顔で仰向けになる甥っ子と姪っ子
窓が開いた家の中から兄弟夫婦の声が聞こえてくる
「星の勉強になるな。」
とんでもない 私は休みたいだけで星の知識などない
私達は大きいか小さいか どこにあるかだけで星々を語り合った
その星がどんな星かは覚えがないけれど
私は甥っ子と姪っ子との思い出の記憶をその星に宿したことは覚えている
星に宿した記憶