邦題 思ったより難しい別の検問突破

邦題 思ったより難しい別の検問突破

宇宙空間には青い惑星だけが存在している訳は無いのは常識。

El avance de la inspección que fue más difícil de lo que pensaba
Breaking through another checkpoint that is more difficult than I thought
Прорваться через еще один блокпост, который сложнее, чем я думал
邦題 思ったより難しい別の検問突破

 

 小川美紀から「俺」宛に見て貰いたいものがあるから至急来てくれと連絡があった。
 彼女は貴重な人類の典型である。
 其れで大事に扱う様にと、文明の多くの「創造球体」が加盟している連盟から指示が出ている。
 俗に「お客」とのニックネームで呼ばれる。
 彼女が選ばれた理由とし、進化した文明にも適合できそうだという事。
 近い年、此の惑星の社会に斜陽が訪れそうだという事。
 大きな自然災害や宇宙空間から脅威が訪れるとの予知がされており事象発生時、文明に避難させる事。
 彼女の連絡はどうやら住まいに関する事のようで、一人では心細いと。
 「俺」は部屋で元の姿に戻っていたから・・とは言っても暫くすれば如何様な姿にも変われるが。
 其れで面倒かなと思ったのだが、美紀の顔が浮かんだ時に要望には応じてあげなくてはと思う。
 姿を変えてからタクシーを呼べば良いのだが、その後の事も考え人類の車の運転をすることにした。
 急いでいるから大通りを飛ばす。何か検問をやっているようだ。
 素早く状況を確認。警察官は四人。パトロールカーは警察官が立っている場所からやや離れ二台。
 白バイ隊員の姿も見える。夜間は走行しない筈なのだがどういう考えなのか?
 警察官は検問用の赤いランプを振り止まれと指示を出している。
 スピードを落とし立っている警察官のすぐ横に止めると。
 窓を開け指示をしている警察官の話を聞くふりをし、アクセスペダルをおもいきり踏む。
 止まった時には全てのランプ・ライトは消してある。 一般的な人類の車には後ろのナンバープレートを照らし出すランプはついているが消灯。
 前にはランプは無い。警察官にナンバーを確認する余裕は無かっただろう。
 ヘッドライトを消したまま真っ暗な道を走行し逆一方通行の道に侵入。
 僅か百メートルほど先には交番があるが殆ど不在。
 正面から走行してきた対向車の女性ドライバーは運転に自信が無い様でぶつかりそうになる。
 一方通行を逆走する車にお目に掛かったのは初めてだろう。
 nolightとはいっても此方には宇宙空間でもコースを間違えない画面が付けてある。
 女性の車をやり過ごしてから画面上で後方の動きを見る。
 さぞかし慌てているだろうと思うが、パトロールカーのライトが点灯しエンジン音が聞こえてきた。
 白バイのチェックマークまでは窺えず、無人の交番のすぐ横の細い道を右折。
 スピードは出ているが曲がる際、飛行体の様に車体を斜めにし道路に沿い突っ走る。
 後は幅員5メートルの住宅街の道路を適当に走るだけで、オートに切り替えた。
 彼女の部屋までは故意に複雑な道を選んだ。画面上の追跡車は点のように小さくなり画面から外れる。
 突然、バイクが横道から現れるといきなり小銃を発砲した。
 白バイでは無い様だがその上スレスレに速度をあげ越えると、乗り物は転倒し路面に落ちた乗員。
 乗員には怪我をさせないように重力操作で路上より三十センチ程浮かしてある。
 近頃は此の国と仲の良いUSAのMachineなのかも知れないがやはり此の国の警察ではなく軍隊。
 もう行方は到底掴めなく、人類のRadarや光も吸収する構造になっている。
 





 三十分ほど住宅街の仲ばかり走り画面にくっきりマークされている彼女の部屋の近くの空き地に車を止める。
 信号を察知し部屋のドアを開け表に出て来た美紀の姿が部屋の照明の影になっている。
 ドアを閉めrockしテーブルに並んで座る。
 彼女の真白い顔は相変わらず美しくやはり・・選ばれた頭脳の持ち主。
 話はしないまま美紀はバスルームに向かう。どうやらシャワーを浴びたいようだ。
「まだ、時間はあるからゆっくりシャワーを浴びるといい」
 彼女が笑身を浮かべバスルームの大きな鏡に目を遣ってから、鏡の隙間から僅かに空気が漏れていると話す。
 普通は其処まで気が付ない。彼女も其の日は偶々特別寒い日だったから、ドアや窓を閉めてからやっと気が付いたようだ。
 大きな鏡を外すと壁の向こうの空間が現れた。その奥に二人で入る。
 驚くほどの広さの部屋がありその先はかなり拡がっている。
 部屋に入ってから通路の様なマークの光線に従い進むと更に先にある通路に出た。
 何も無いと思われた部屋には一本のペットボトルの様なものが転がっている。
 人類のように水分を必要とせず、ペットボトルのように見える容器の中は、「創造球体」と同じ環境。
 部屋には何処にも所謂照明は無いが、何もかも視界は良好だ。
 どういう仕組みかなのだが、バスルームの壁の向こうに出れば表の道路に出る筈だ。
 ところが、既に別の空間に入り込んでいるから例え何物かが部屋に侵入したとしても其の鏡の隙間に気付いても壁の外に灯りが漏れる事は無い。
 逆に言えば隙間の灯りが別の空間を照らす事はある。
 何の為の部屋なのかだが、人類の科学では空間は一重の様な形状を呈しているとされる。
 実際には空間の性質は折れ曲がる事も容易であるし、空間自体は多重な構造になっている。
 三次元空間は一つしかないのではなく、仮称~多次元空間なら別と理論づけるだろうが、三次元空間を二つなり創る事は理論的に全く問題は無い。
 まあ、その理論は難しいのでまた何れとする。
 美紀は女優。撮影所に近いマンションを借りている。もう一つ家があるのだが其処に今行く事はない。
 「俺」は、家を引き払う事を提案し、美紀は疑念も持たず頷き、「俺」の意見を理解したようだ。
 「俺」は表向きは法律関係の仕事をやっているから、不動産屋にも懇意にしているものは少なくない。
 取り敢えず「俺」の部屋まで一緒に行く事にした。
 別の空間を後にしバスルームの鏡の後ろから元に戻る。再び車の操作を始める。車のライトが点灯していないが住宅街を走れば誰にも気が付かれる事は無い。
 助手席で無く安全な後部座席に載っている美紀は、道が見えなくて危ないとも何とも言わない。
 彼女は「俺」が変わった人類だと思っているだけで、余計な事は聞かない。
 表通りに出るまでも無く狭い道だけを走行「俺」の駐車場に車を止め階段は使用せず部屋まで宙を上がる。
 「俺」もマンションに住んでいる。部屋に入り「俺」も美紀もまだ食べていなかった食事を。
 冷蔵庫のような形のものから食べ物を出し、四人掛けのテーブルに並べる。
 食事とワインを味わいながら美紀が。
「ねえ、あの部屋?何の為に・・そう思わない・・?」
 「俺」が彼女の空のグラスにワインを継ぎ足してから。
「さあ?あの隙間から、誰かが君のバスルームを覗く事は可能かな?それくらいしか侵入者には考えられないんじゃないかな?」
 美紀は見えない食器で食事を摘まみ味わってはワイングラスに口をつける。
「其の侵入者とやらが隙間から見たにしても、何を見たかったという事?私の姿?」
 「俺」は美紀の話に目もくれず専ら飲み食いに集中しながら。
「君のファンじゃない?綺麗な女優なのだから、見たくなったのかも知れないよ。まあ、ファンならいいけれど、ファンといってもおかしな連中も多いから・・やはりあそこは引っ越していいんじゃない。災いを自ら持ち込む事はしない方が賢明だよ。人類の好奇心も尊重するがあまりserviceすれば、却って理解が出来なくなる」
 二人は食事をしながらTVのDVDを見る。というのも美紀は、「俺」が時代劇のファンだという事を知っている。「俺」の好きなDVD が、部屋に無造作に置いてあり、その内から「俺」のお気に入りを交互に見せる事が多い。
 美紀は女優だから作品は知っているけれど、あまりに古すぎるとは思っている。
 美紀が他の放送を見たいと言えば、どうぞご自由にとリモコンを渡す。
 時代物が好きだとは言え、登場する役者も気に入っている。
 主役も良いが其れを盛り上げる艶やかな女優達にも感心をしている。
 美紀も女優であるから、先輩女優から参考になる部分は逃さず見る。
 今は、映画では無く彼女が見たいというTV のリモコンを渡されTVを見ながらご満悦の美紀が、不意に「俺」に目を遣る。
「ねえ、何時までいられるの?」
 「俺」は少しおどけて。
「さあ、何時か、近いうちだろうな・・何か心配でも・・ひょっとし、次の交代の事を心配しているんじゃないだろうね?大丈夫だよ、皆、目的は君を守る為に来るのだし、僕と何も変わりは無いし、それどころか、僕のような不細工で君には相応しくないモデルを選んだ三枚目よりは新型はより二枚目に、と言うか君の好みを考慮。
 其れに連絡ではより人類に近い構造に創られているから、親しみやすいだろう?
 そう思えば、どうだい?何も不安を感じないだろう?僕は旧型だから・・。
 其れに較べれば何もかも新しい方が頼もしいと思うだろう?違うかい?」
 美紀はそう言われてみればそうかなとも思うのだが・・そうではない何かも感じる。
 




 其の晩、美紀は「俺」の部屋に泊める事にした。
「ちょっと、部屋の片付けをしてないから。足の踏み場も無いと思うんだな?」
「貴方、何もかも信じられないような事をするのに、どうしてこういう基本的な事は平気でいられるのかな
?不潔だと思わない?」
 そう言われた「俺」は美紀の手前、部屋を片付け始めすぐ終わる。
 美紀は笑みを浮かべながら。
「何だ、やればできるんじゃない。どうせなら何時もやっておけばいいのに?ひょっとし、私が命令したからかしら?」
 「俺」は、
「君がいない時、「俺」だけならどうでもいいんだよ。もうすぐいなくなるんだから。でも、君の言う通りだ、確かに普段から綺麗にしておかなきゃね。今度からそうする」
 「俺」のスマフォ型交信機が振動した。
 空間に大きな画面が浮かんでいる。
「・・次の新型の準備が完了した。出来れば早急に其方にやるが・・?」
 「俺」は黙っていた。
 



 其の晩はbedに入り寝る時間になった。
 二人寝れるスペースは充分にある。
 美紀が。
「ねえ?何か、眠れないの?貴方侵入者が覗き事件とかなんとか言い出すし、交代の話で気分が落ち着かないみたい。でも、貴方は・・ね?」
 と言い、「俺」の姿を上から下まで眺める。
 其処で「俺」は本当の姿を見せてあげる事にした。青い惑星で生活するにはbarriersuitが無ければならない。
 ペットボトルに似た機器から「創造球体」と同様の補助空間を再現する。
 彼女は視線を上から下まで滑らかに移していき・・途中で凝視している。
「其れが貴方なんだ?随分下半身が小さいわね?」
「百五十億年も経てば不必要なものは退化し、頭脳は三つに分かれ其々が人類と比較すれば・・遥かに・・。まあそんな事はどうでも良かった。で?君も人類の女性・・分かるよ、要求は・・」」
 「俺」は何時ものように黙りこくると。
「だから、何時ものようにいい夢を見て貰うしかないな?誰でもお望みの男性を・・」
 美紀の夢の中では、美紀が望んだとおりの事が起きる。
 彼女の形の良い体がのけぞり痺れたように振動している。
 一時間もすると、目の下に隈をつくった様な・・それでも美しいのは彼女ならではの事。
 我に返った彼女は満足したように「俺」の目に視線を移す。
「・・天に上ったままだったみたい。どうしてそんな事ができるの?」
「だから、君を守る為に来ているのだから、君の望む事は何でも分かる。でも、交代はすぐだから「俺」以上の夢を見れるよ。望み通りという事」





 翌日は、美紀の新しい住まいを見つけようと二人で不動産屋を回ったが、「俺」がやはり自宅に戻ってもいいんじゃない?と尋ねると、美紀は彼是考えているような表情をし。
「あの家には、いろいろな人が来るし、撮影所さえ行っていれば仕事は出来るから。スタッフからも其れで文句を言われる事はないわ。其れに・・最近のタレントの中には家を訪ねて来て長居をしていくとか、自分と一緒にならないかって・・私は、何時も黙っているけれど・・撮影の時に悪い雰囲気になったり、場合によっては撮影に支障をきたす事だってないとは言えないでしょう?」
 「俺」は其れなら何とかしなければと。
 二人で撮影所に行く事にした。
 スタッフや監督に信号を送り、問題のしつこい男優には念を入れ頭脳に見えないチップを送る。人畜無害だが只、ちょっとだけ本人の意識が変わって来る。
 他の生命体に危害を加える事は禁止されている。
 スタジオは和やかな雰囲気になってきた。
 それからは、美紀の、今までの悩みは何もかもすっかり消えてしまったようで、艶やかな着物姿が似合う時代劇の美人女優に・・。
 




 「俺」が交代する前に一つやっておかなければならない事がある。
 空間の画面に人類の世界中がいがみあっているsceneが現れたところで時間を止めた。
 世界中に「感情」を消去し「感性」imageを転送すると画面が動き出した。
「・・頭脳に届けば、まあ、気休めの様なものだろうが、懲りない人類はそんなもの・・制裁だ支援だと、交渉能力というものを持ち合わせていないも同然。まだ、弁護士である「俺」の方が仲裁に入り納得させる事などお安い事。
 事にその元凶となっている北アメリカ大陸は何れ半分ほども残らなくなるだろう。





 「俺」が其の晩部屋に戻る途中、新たな諜報員かと思われる彼等の姿が見える。
 車の前方の空間に原始的な武器を持ち集まっている連中の前を通過。とは言っても、彼等に何が出来るというのだろうと。
「やはり、懲りない人類は仕方がない。物を消す事はいとも簡単だが、生命体にはできない。どんなに進化した文明でも、生命体の蘇生は出来ない大事なものだから」
 集団の持っていた「物」は一瞬で消去されたのだが・・。
 




 部屋に着いた。
 鍵が開いている。
 そう言えば、美紀には合鍵を渡してあった。
 美紀が。
「お帰り。お疲れ・・」
 と、出てきたのだが、どうしても話したい事があると言う。
「どうした?何かあった?」
「あの・・交替の事だけれど、私、貴方にね以前から言おうと思っていたんだけれど、はっきり分かったの。中止できないかな?」
 「俺」はこりゃ困ったと腕組みを・・。
「二枚目だし、構造が違う事は良い事だと思うんだけれどね?多分?その方がいいに決まっている?君の様な美しい女優には其の方が相応しい、君を守る事に関してはは「俺」など比較にならないんだよ?」 





 美紀は・・。
「私、貴方の事が最高に気に入っているって言うか・・だから、私が嫌いで無かったら・・どうでもいいの。全く関係無い。愛しているのだから、分かって?」
 「俺」は、君の指示には逆らえないから、其れでは取り敢えず交信してみるが・・。
 空間に大きな画面が浮かぶと交信が始まった。
「最新のguardの件だが・・何か納得がいかないようなんだ?」
「其れは、此方の文明では判断がつかない?大体、君の言っている美人だとか女優だとか・・理解不能。其れでは、交代はやめにし戻るかい?ああ?他の原始的な生命体への偽装は、本来はやりたくないのだから?予定を変えられるかどうか。念の為、時間を早め適合試験をしてみる。受け入れは可能だが、全く人類はどうも理解が出来ない頭脳の持ち主で・・そう言うの石頭って言うんじゃないかい人類では?まあ、人類は進化より消滅を好むのかも?先ず春先にChaos・・其れから世界不況は約二年後の不動産の価額変動で大きく傾き、此れから十年程不況が続くというのに?え?何?其れは仕方がないって?まあ、いいだろう・・面倒が掛かる生命体だな・・四足動物から進化が止まっている状態なのに?」






 暫らくし、空間の画面に青い惑星に相似したモノが映っている。
 補足説明が行われる。
「・・其の女優・美人という意味は分かった。どうやらやはり集団で無ければ生存は難しいようだ。その手の人類は・・」
 その趣旨を簡単に。
 つまり、彼女だけでなく取り巻く環境もほぼそっくりに存在させるという事。
 相似惑星が百五十億年先にあったとしても何ら問題はない・・どころか・・彼女も含め珍しい映画が見られるという事。
 「俺」は美紀に許可が出た事を一応話した。
 尤も、一番肝心な条件の事を話した時の彼女の頭脳内を隅から隅まで確認したが。
「後悔しなければ良いけれど、まあ、なるようにしかならないか?ところで、若し、其れで良ければ・・お客さんに一つだけお願いしたい事があるんだけれどいいかな?」
 美紀は、一体何を言われるのか・・どんな事をと、身構えた。








 「俺」が押し入れの襖を開け放すとどさっと落ちて来た物はシャツや・・。
「あの・・「俺」、どうしても慣れないんだな?」
 美紀が、
「何?」。
「ボタン付けがどうしてもできないんだよ。幾ら練習しても」 
 美紀は大笑いをし、此の惑星の女性はそんな事誰でもできるわよ?男性だって出来るわよ・・でも?愛している貴方なら・・お易い事・・任せて?」
 「俺」は、一番の問題が解決したが、耐えがたい卑屈というものも味わう事になった・・。
 



 

 其れは、二人だけの秘密だが。思ったより難しい別の検問突破だった・・。 
   


 夜空を移動する0母船は、やがて空間を歪ませてはholeやwormも突き抜け・・光速という概念が無い遥か彼方の疑似惑星に到着した。
 当然ながら・・役者も監督もstaff・プロデューサーがいなければ美紀の活躍は見られない。
 一部を除きほぼ青い惑星との区別が見分けられない・・何も変わらない世界が・・。
「ああ、一つだけルールがあるんだ。・・まあ何れ少しづつ話していくけれど・・生命は大切だという事かな?要約すれば・・」
 美紀は充分満足したようで・・。
「・・思う存分演技ができるわね・・?貴方とも・・?」
「・・ふうん・・案外「俺」の方が試された様・・信じられないようだが・・何もかも分かっているような気がする・・まあ「俺」は充分満足・・流石名女優だけの事はある・・演技と現実との区別も付かせぬほど、「素晴らしい」の・・一言」 

 「俺」は好きな時代劇がふんだんに見られるようになった・・。




「女には大きな人道の立場から来る愛情よりも、多少義理をはずれても自分だけに集注される親切を嬉しがる性質が、男よりも強いように思われます。夏目漱石」

「懐疑主義者もひとつの信念の上に、疑うことを疑わぬという信念の上に立つものである。芥川龍之介」

「取らねばならぬ経過は泣いても笑っても取るのが本統だ。志賀直哉」



「by europe123 ハモンドの勢いがある ORGBIT」
 https://youtu.be/TibQnxeGdPc

邦題 思ったより難しい別の検問突破

百五十億年遥かな彼方から訪れた文明の生命体。

邦題 思ったより難しい別の検問突破

女優を進化した「創造球体」でも生存できると判断。 彼女を守りながら青い惑星でguardする。 彼女の欲するところを優先し人類を原始的な惑星と承知の上、感性、という宇宙で最も尊ばれるものを普及させようとする。 しかし、所詮四つ足動物から少しだけ進化したに過ぎない人類には限界がある。 光速の原理を理解せず、宇宙空間の特徴を理解できなければ、一億年も存座しない。 春に災い、更に二年後、不況は十年程度続くだろう。その訳を言えば世界中が感情をむき出しにする。 残念だが、そう長くはない青い惑星の、美人女優を移住させる。

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-01-22

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著作権法内での利用のみを許可します。

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