harcèlement sexuel en entreprise 放題 社内のセクハラ

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昨今は、飲みに誘うことはセクハラだと。


 仕事に関する人事考課は社員によりまちまちになるが、今晩の歓迎会で仕事の話は出ない。
 転職で中途入社した藤田沙織。
 社員たちが順番に自己紹介や励ましかたがた、彼女のグラスにお酌をしていく。
 アルコール度の低いカクテルを飲んでいるようだが今の女性の好みなのだろう。
 彼女の出身大学は葉山洋二と同じ。
 こういう飲み会では年齢により話題も異なる。話し好きの者がいてくれると洋二の出番も少なくなり助かる。
 洋二は人を選ぶ訳では無いが、年齢をとるに連れ交際範囲が狭まって来る。中には既に亡くなった者もいる。
 幅広い年齢層が混じる飲み会などで会話にずれが生じるのは仕方のない事。そういう意味では孤独と言える。
 まだ先が見えていないうちはがむしゃらに働いてきたが、役員の席が保証されている。
 時計を早回しした様に過ぎていった時代が懐かしく感じられる。
 其れが当然で一人立ちをしてからの歴史に過ぎない。
 やはり、社員同士・同性同士でも好き嫌いはあるようだ。
 全国の支店や営業所更には出張所などでも、長との相性はある。
 男子門を出(い)ずれば七人の敵ありというが、そんなものかも知れず気心が知れたものは案外少ない。
 結構、年上の支店長より秋田県の出張所の結婚したばかりの若者の方が教育し甲斐がある。
 法的な事などは何でも聞いてくるが、丁度彼の子供が生まれた時に、秋田出張中だった。
 彼と会っていると、一日が早く感じたのは充実していたからだろう。
 そんな事を考えている内に居酒屋での飲み会は終了していく。
 締めは若い者にやって貰ったが、そうした方が歓迎会らしくなるし、肩書を何も飲み屋まで背負って来る?




 
 其の日は、定時過ぎに社を出た。
 まっすぐ帰るのも詰まらないような気がし、銀座通りにある楽器店による。
 よく来る店だから店員は寄ってはこない。ふと気が付くと、沙織が楽器を物色している。
 ピアノくらいは弾けそうな気もしたが、卒業した大学は金持ちの家の子女も少なく無いから彼女もそんな一人なのかも。
 しかし、どうやらfluteを購入したいようで店員と話を。
 洋二は電子楽器の付属品を見ていた。
「葉山さん、音楽・楽器に興味がおありなんですか?」
 音楽が好きだと言う人は多いが、楽器を好きだと言うのは当世はどうなのか。
 仕事をしながら楽器に集中すると言うのはほぼ無理に近い。圧倒的に時間が無い程忙しいからだ。
 家族でさえ洋二が楽器を弾けるとは思っていない。以前楽器を購入したが結局弾いている時間が無かった。
 或る晩に家のピアノの前で友人に取って貰ったテープを聞いていた。
 ジャズピアノが流れると、妻が、貴方が弾いているのかとびっくりしたと言う。
 何か、夫婦でもそんな事を知らないのだと思った時、学生時代の良さが思い出された。
 彼女が声を掛けたのは暇だからでは無いだろうが、珍しい事のようにも思う。
 人事課長の面接の時に洋二が彼女の大学の先輩だと聞いていたらしい。
 他の学校は知らないが同窓意識は高い学校だ。
 其れに、自営業の者は別として定年後も働くと言っている同期は少ない。
 そんな事を考えながらそろそろ店を出ようとしたのだがほぼ彼女と同時に。
 何となく飲みにでも、と言う言葉が出て来其れをそのまま。
 



 新橋に行けば居酒屋は幾らでも立ち並んでいる。若い頃仲の良い先輩と一緒に行った事があった。
 その先輩は小田原だったから、飲めば終電では帰らず洋二のアパートに泊まったものだ。
 資格を取得し今も夫婦で働いている事と思う。どういう訳か卒業しても飲み仲間意識が抜けない。
 三越デパートは慶応閥で、岡田茂が社長になった時に同じ慶応同士でいがみ合いになり岡田の愛人は女帝と。
 そういうケースは珍しい。正におぞましいと言いたくなるが収賄か何かで逮捕された岡田が最後に残した言葉「何故だ?」は其の年の言葉に選ばれた。
 新橋までは歩いてもすぐ。
 適当にあまり汚くない店を選んで入った。あの頃はそんな事を気にしなく焼き鳥が上手い店・・などと探し入った記憶がある。
 



 カウンターで無く個室にした。
 彼女も年齢は三十代位だろうか、独身かどうかは知らない。
 普通なら家族持ちだろうが、そういう雰囲気は感じられない。
 ビールを頼み乾杯を。
「最近の男女の若者は社で飲みに行こうと誘う事が無いようだが、何か人から聞いたところセクハラになるんだって言うんだが」
 彼女は案外そういう事には興味は無さそうだったが。
「そうですよ。尤も詳しくは知らないけれど、でも、そういう法律や規則はあるんですか?」
 洋二はグラスを傾けた後笑いながら。
「そんな法律はないよ。社は就業規則にそんな事まで載せる必要は無い、誰かが言い出したデマゴーグのようなものかな?」
 彼女は頷くと。
「其れは、おそらく今の若い女性のプライドが高いのか?それにしても器量が狭いのか何なのでしょうね?」
 洋二はそう言っている彼女は自分の事を若くないと思っているのかと思うが、寅さんのワンシーンを思い出す。
 妹の倍賞千恵子扮するさくらは、極端に「おばさん」と呼ばれる事を気にするが、美人なのにどうしてそんな事を気にするのかと思う。
 其の話を彼女にしたら、笑いながら女性はそういう人も多いんでは?と言う。
「君はおばさんには見えないな?よく分からないけれど、おばさんていうのは、どんな状況を現わしているのかな?大体、おばあさんというのなら、気持ちもわかるけれど、おばさんって、別に・・却ってお嬢さんとでも言われたら気持ち悪くならないかな?男性ならお爺さんとおじさんの違いだけれど、僕は残念ながら今のところお爺さんと呼ばれた事は無いな」
 自分がお爺さんと?洒落たジョークの様で笑いが込み上げてくる。
 やはり同窓・・話は個人的な事よりも、其々の学生時代の出来事等に纏(まつ)わる話などに。
 そうなると記憶というものは、また、学校に行っていた当時に誘(いざな)うように。
 



 彼女とは同窓の絆があるだけに仕事が終われば個人的な同窓会。
 今の世の中は何かおかしな事になり、その一つが先程話題に挙げた社員同士の飲み会がセクハラと?
 言葉というものをいい加減に使うのなら問題だと思うが合意の上で強要されたのでなければやはりおかしい。
「君、以前は何のお仕事?営業か事務かそんなところ?」
「そうですね営業事務って感じですか?其れが?」
「いや、営業ってのはある意味客を騙す様なところがないかな?まるきしの正直者では実績が上がらないような気もするが」
「人によっても違うでしょうが、そういう意味合いのやりとりも必要な事なのかも知れませんね」
「弁護士ってどう思う?」
「弁護士は正義の味方ですか?襟batchが確か公平という意の天秤ですよね?」
「其れが、そうでもないんだな。結構、脅かしたり、オバーに言う事もあるし。まあ、騙すと言えば言い過ぎになるとしても、果たして皆が皆善人と言えるのかと聞かれそうだと言えば嘘になるだろうな。いろいろな弁護士がいて、まあ、レベルの問題もあるのだろうが、よく、こんな法律ある事知ってますか?とか、逆にそんな法律はないんだ、など法律知識をひけらかすような者もいるが。案外脅しだったり、意味がない事を言っていたりと。僕が若い頃だった、検事から変わった人によく注意をされたことがあるんだが、ああ、そういうのをやめ検と言うんだが。その人は真面目な人でね。かなり年配だったけれど僕の理論の組み立て方が適切でない場合などに其れを指摘してくれた」
「葉山さんはどうなんですか?弁護士でもあるんでしょう?」
「ああ、企業法務と言うのはあまり幅広い仕事とは言えない案件が殆ど。元々刑事事件が少ない弁護士もいるが。其れより広域暴力団相手なんてのも昔は多かったな」
「司法試験に受かることが条件なんでしょう?」
「そうだね、最低の条件といえそれだけでは一人前とは言えない。弁護士会に所属して初めて弁護士となるのだが、今どきの若い弁護士には色々驚かされることがある。例えば、弁護士法人と呼ばれる中にはなりたての弁護士も少なくなく、其れに一時流行った、払いすぎた利息(過払い利息。)を正当でないとし、取り戻すことばかりやらされていると、其れにはある程度対処ができても、法定経験が少ないこともあり、素人から法廷でこんな風に持っていけば良いんじゃないですか?なんて逆に突っ込まれたり。或いはこんな弁護士もいたが、弁護士になり五年も経験しているのに、根抵当権の実行に極度額の確定が必要かなど覚えてなかったようで、逆を言ったからそうかな?と言ったら、慌てて六法を持ってきて調べ、嗚呼、済みません。その時は事務員の女性達に笑われていたけれど、まあ、性格が良い若者だったから、其れはいいんだが。年配になっても完璧とは言えないケースも有る。百歩譲り・・という節回しなんだが・・遠山の金さんでもないだろうに?と、芸がないというか、小説を書かせたらさぞかし奇抜な筋書きも浮かばないだろうし、美しい文章など書けないだろうね?
 法廷での光景でよくあるのは、勝手にこねくり回した挙げ句、筋書きは正しいと自らは思い、いよいよ言いたかった結論を・・と。途端に判事から、・・代理人、其れは誘導尋問ですよ・・で、嗚呼、済みません。ベテランでもそういう事は多い。中には相手方の証人に、それとなく、こう言いなさい的な・・其処までになると呆れるが。其れが青山の有名な女性弁護士だったりして。おまけに、早口過ぎ。速記書記官から・・先生は早口で書き取れませんなんて・・其処までになると・・大抵勝敗は決まっている」
「弁護士の困ることっていろいろあるんですか?」
「そりゃ刑事罰なら論外だが、弁護士が弁護士会から、ある期間営業を停止させられる事があると、失業に近くなる。其れ以上なら、大変だ」
「判事は常に正しいと言えますか?」
「そりゃ人類だから最高裁の判事でも、最近はおかしな判決を下したりが多くなった。政府などに肩を持つ判事もいる。明らかに憲法に抵触するとしても、触れずに判決を下したり。ただ、こういう事は言える。NHKの最高裁の判決文を見ると、弁護士の持って行き方がお粗末で、やはり、肩を持ったのと同じような結果になっている最高裁の判事の罷免判断にしても、一般の国民は広報を見ていないし、どんな裁判で判事をやり、判決が適切だったかどうか等分からない。それなのに、選挙のときに投票所で賛否を問うというのはあまりにも合理的な策と言えないだろう?まあ、そうなると選挙法自体が改善されなければならず、人類だから仕方がないとは言え、極端な話、選挙カーでのスピーカーによる主張・候補者の掲示版なども改善すれば必要がなくなる。まるで明治時代と思わせる。デジタル庁など、マイナンバーカードばかり固執しているが、本当に意味があるのかは疑問。NHKの電波を利用した主張辺りをデジタル化と合わせ選挙そのものを改善しなければならないのに」
「でも、判事さんに戻りますけれど、かなり勉強をするんでしょう?」
「ああ、書類を家に持って帰り宿題をこなし、判決の骨子を改めて見直すなどの努力をしている判事も」
 沙織も法学専門で、勉強すれば司法に携わることは可能だと言える。
 昔は書記官上がりの判事もおり、仕事をしながら勉強し判事になった者もいた。
 誰にでもそういう能力はあると言ってもおかしくは無いだろう。



 二人の会話によどみは無い。
 個人的な事は敢えては聞かない・・つもりが・・。
「奥様の話が・・?」
「・・うん?実は・・数年前に亡くなった・・」
「・・あら?そんな事私が聞いちゃって良かったんでしょうか?」
 洋二は黙って彼女の顔を見た。
「・・弁護士失格かな?」 
 



 其れから何度か彼女と・・。
「どうだい?偶には飲みに?」



 偶にという言葉の使用方法を忘れてしまったかのような・・一年も経った頃・・。
 そんなことが続いているが・・?
 其れもセクハラ?
 其れとも、同窓会?
 其れとも・・?



 今晩も、二人の笑い声が店の中から聞こえてくる。
 やはり・・なんだろうと二人は思っている・・?
 洋二が役員に上がることは・・以前から薄々分かっていた社内。
「・・おめでとうございます」
「・・いや・・それで・・其の・・?」 
「・・あら?百歩譲るは・・禁句なのでは?」


 今日は着物姿の彼女・・誠に美しい限り。
「・・其の風情は・・?」
「・・何か?おっしゃいました?」
 
 
 
 三田のキャンパスの芝が赤く燃えている夕刻・・そんな記憶。
 その後の筋書きを・・二人は辿っていた・・。 


「死ぬまで進歩するつもりでやればいいではないか。作に対したら一生懸命に自分のあらんかぎりの力をつくしてやればいいではないか。後悔は結構だが、これは自己の芸術的良心に対しての話で、世間の批評家やなにかに対して後悔する必要はあるまい。夏目漱石」


「忍従はロマンティックな卑屈である。芥川龍之介」


「取らねばならぬ経過は泣いても笑っても取るのが本統だ。志賀直哉」



 「Original by europe123」
 https://youtu.be/WOd05LXYI2g 
 

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其れは、ちょと、違うのでは?

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で、結局・・何がどうしたのかよくわからないのだが? 然しながら、そうとも言えないのか? 其れは単なる飲み会なのか?同窓会なのか? 其れ共・・?

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2023-01-13

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