邦題 男女の芸術と文豪達

邦題 男女の芸術と文豪達

男女と芸術。


 Art d'hommes et de femmes et grands écrivains 邦題 男女の芸術と文豪達。


 麻布の邸宅の奥さんから電話が来、お見合いの話があるからとの事だが、若井夕子の事は話をしていない。
 邸宅の御主人は遠い親戚にあたるが、表門駅と裏門駅と称される都電の駅が敷地に沿い二つあるという大きな邸宅だ。
 御主人は仕事で忙しく家にいる事は少ない。交代で女中さんや下男達が屋敷の中から広い庭まで管理をしているからいつ来ても広い邸宅内は綺麗だ。
 奥さんは良家から嫁いできた美人で尾上雄二よりは幾つか上だろうが、御主人は一回り年下の女性と結ばれた事になる。
 雄二の母は御主人の姪にあたり時々来ていたようだが、雄二は大学を出てからお邪魔するようになった。
 奥さんは美人ではあるが、女優が皆違う美人である様に夕子とはタイプが違う。
 見合い相手はひょっとしたら奥さんの親族などかも知れない。
 夕子の事を話していないのは、雄二や同じ大学を出、キャンパスのミスコンで優勝し今や業界の大物女優である三田綾子と同じ百五十億年遥かな仮称・創造惑星から青い惑星を訪れているから。
 そうは言っても茶店を中心とする花街では一緒に住んでいる雄二と夕子の事を知らないものはいない。
 



 裏門駅から奥さんが乗って来た。「何か偶には買い物に付き合いなさいよ」と言うから、日本橋のデパート迄お供をする事になった。
 電車は網の目の様に東京を走っているが、此の系統は浅草が起点で銀座通りを貫くように走っている。
 開いていた座席に座って貰い、雄二は吊革に掴まりながら窓の外を見たり奥さんと会話を交わしたり。
 夕子は芸者の師匠であるから、艶やかという言葉が当て嵌まるがこの奥さんを形容するのなら何だろうと思う。
 良家の出だからそれなりの風情は窺える。売春禁止法までは、妾も許されたし女性は男性に隷属するという概念があった。
 この国は昔から、例えば徳川の将軍は大奥で数十人の側室、勝海舟・渋沢栄一や伊藤博文なども数人の妾を侍(はべ)らせていた。
 徳川の大奥では、出入りを許可されたのは坊主ぐらいのものだった。
 そういう歴史からすれば、女性は男性からの隷属を待ち望み、何時自らの順番が来るのかを只管(ひたすら)待つだけでは無く、色事は男性主導の様で実は女性も満更ではないという事になる。
 雄二は法務専門の役員だが、芸術が趣味で物書きでもある。
 女性に関しては芸術として見るから、真白いうなじや背中などに美しさを感じるだけだ。
 その点夕子や綾子は人類では無いから雄二の理想の女性達と言える。
 男性は、遊郭の遊女や芸者を身請(みうけ)し妻や妾にしていた。
 其処まででなくとも風俗関係の様々な業種で女と弄ぶのは昔から変わっておらず、人類の欲望故だと言える。
 こういうことから、男女共同じ類だと言えるのかも知れない。
 女性も商売であれば毎日の生活の糧であり欠かせず、良し悪しなど言っている余裕は無いだろう。
 不倫や浮気などという言葉は、現代用語でありよく使われるが、江戸時代以前は不義密通と判明すれば死罪。
 其れは、人類が消滅するまであくなき追及として残る事だろう。



 奥さんのお供でデパート店内を歩いては、時々は、どれが良いかしらと助言を求められたりする。
 雄二は女性ものには興味は無いが、着物関係だけは夕子が芸者の師匠であるし、弟子の芸者達からいろいろな相談を受ける事が多いから知識はある。
 昼食は店内の上層階にある食堂で済ませるが、無いものが無い程で味も良い。
 奥さんに限らず女性の買い物に付き合えば半日は掛かるだろう。
 まあ、偶にであるし夕子と共に行くのは綾子の撮影見物程度であるから苦痛には感じない。
 ようやく買い物が終わった後には見合いの話があるそうで、終点の浅草で降りたが買い物の荷物は雄二が。
 浅草まで来れば、安い店もあるし、所謂男女で過ごす連れ込みホテルもあったりする。
 其れで、雄二が思い出したのは学友の母がこの手のホテルを経営していてその家に遊びに行った時の事。
 悪ふざけだったのか学友の母から「此れ飲んで御覧なさい」と言われ飲んだのだが吐き気を催した。
 朝鮮人参が入った強壮剤のようだった。学友の家は大抵会社を経営している事が多く中にはそういう家も。
 そういう人種は、そういう事は慣れっこになっているようだ。
 その点、雄二の両親は教育者だったから芸術や様々な知識に興味を持ったのだが、今は教員のlevelも落ちているから別の意味で評価が悪いようだ。
 二人は手軽な喫茶に入り奥さんがテーブルの上に袋から取り出した小さな写真を二枚並べ雄二に見せた。
 奥さんに似ているので、ひょっとして妹さんでは?と尋ねたらそうだという。
 雄二の母の遠縁は御主人であるから、奥さんは義理の親族で血の繋がりはない。
 奥さん似で美人だ。ちゃんとした大きな写真は家に帰ればあると言う。
 夕子の事を話すにはまだ早過ぎるような気がし、
「まだ結婚は・・?」
 と誤魔化したが何時かは言わなければならない。
 其れより往生したのは次の言葉だった。
「貴方・・遊郭など、女性は御存じ?」
 黙っている訳にも行かず。
「ええ、まあ」
 其れをどういうふうにとったのかは分からないが、人類と結婚は不可能。
 話は其れで一応済んだのだが、帰りにホテルの前を通る際に奥さんが並んで歩いている雄二の顔をちらっと見る。
 上品な女性のそういう目はぞっとしない事もないくらいに謎かけの様にも見えない事は無い。
 帰りに乗った電車内で座席に座った奥さんの顔に一瞬陰りが窺えたのは事実だ。
 考えてみれば、ご主人の妻であれば雄二とは全く赤の他人とも言える。
 そう言えば、以前、夜に邸宅に窺った際、風呂場の隙間から風呂に入っている奥さんの姿が霞がかかった絵画の様に見えた事があった。
 見合いの話は兎も角、ご主人の帰りを待っている寂しそうな姿が印象に残った。
 一旦裏門駅で降り、雄二が女中さんに荷物を預け奥さんに礼を言うと再び車内の人となった。
 此の先、終点の浅草まで行けば、先程連絡してあった夕子と待ち合わせになる。


 育ちの良さで思い出したのだが・・。
 今は上皇などと呼んでいるが、雄二からすればまるで封建時代であるかのように思う。
 昭和天皇が亡くなってから始めてそういう名称が付けられ、それ以前は無かった名称でいい加減なもの。
 それより昭和天皇の皇太子が軽井沢のテニスコートで知り合って結婚をしたのが民間人から始めて皇室入りした正田美智子さん。
 随分と皇后にいじめられたという記事が見られたのだが、大東亜敗戦以前は古い憲法で天皇は大昔から同じ。
 其れで皇室は世襲だったから、民間人からの皇室入りは無かったから、美智子さんは民間人からの草分け。
 雄二などは遥かな文明から人類として誕生したようにと指示をされ人類を観察しながら育って来た。 
 今の時代の人類とは考え方が異なるから昭和天皇以下は皇太子としてしか考えていなく上皇名は使用しない。
 御主人は忙しいのは仕事ばかりではないと感じた。何でもありの世の中だからと言えば・・際限が無くなる。
 
  



 
 終点で降り、夕子と合流してから浅草寺(せんそうじ)に詣でた。
 御籤(みくじ)などは気持ちの問題だから、何が出ても関係は無いが、二人共吉だった。
「此れが一番いいんだよ・・まああまり関係ないけれどね」
 人類は良く寺社に詣でたり御籤を引き願掛けをしたりするが、皆、何となく・・も多いだろう。
 般若心経は簡単だから、墓参りでなくとも何処でも宗派に関係無く読み終わる。(とは言っても、全禅宗・浄土宗・日蓮宗のみで浄土宗を考え出した法然の弟子である親鸞が考え出した浄土真宗~俗に真宗というが、この宗派では使えない。)
 浅草は独特の雰囲気を持ち、劇場も幾つもある。映画の看板は印刷紙のままで雨に濡れたのだろう皴が寄っているが、雄二の学友の女優綾子主演のようで、綾子の白いうなじがとても綺麗だ。
 夕子も気が付き、綺麗ね、と。人類と異なり比較はしないし差別も無く、国というものも無く球体は纏まっている。
 浅草の次は上野の美術館・博物館・動物園だが、やはり美術館に一番関心がある。
 何時ものようにざっと見てから、今日はルノワールの浴女の大きな裸体が目立つが、此の人は印象派だから輪郭はカラフルで境が薄いのが特徴。
 其の代わり印象派全体に言えるのだが、色彩が華やかで美しい。
 カフェで邸宅での話を夕子に聞かせると。
「ご主人がいなく奥様とお買い物もいいんじゃない、きっと奥さんも退屈でそう思っているわ」
 流石に、頭脳が読めるだけによく分かっている。
 見合いの話は彼女には話してあるが、
「今度行ったら君の事も・・」。
「私は幻の女、なんて・・そういうの面白いわ」
「ところで、芸者衆は帰省から戻って来た?時給も高額で遊んでいたら勿体ないしね。御贔屓や旦那衆もソロソロ餅にも飽きて来た頃だし」
「そうね、今晩はかなり集まるんじゃない。置屋に寄ってから茶店に勢揃いかな?」
「其れは結構だね。楽しそうだ」
「話は戻るけれど、奥さんも御主人がいなく屋敷が大きいから余計に寂しいようで」
「案外、そうなのかもね?また行ってあげれば?」
「僕が行っても仕方がないけれどね?」
「そうでもないと思うわよ。人類の女性だって遊びたい時もあるでしょうから」
「じゃ、君は大損している訳か?」
「ええ、相手を間違えたって事、なんて?まあ、エロ坊主よりはいいんじゃない?先程の綾子さんの映画の看板確かそんなんだったから」
「女優は其れが仕事だから、何ていったら悪いけれど。でも、文子にはスタッフや監督も特別扱いで、脱ぐsceneは見せかけだけらしい。身体の構造が異なるんだから、ちょっと拙いよな?」
 二人で苦笑し帰る事にした。



 帰りに坂道の先の置屋に顔を出してから、皆で茶店に集まる事にした。
 女主人が皆が揃った顔を見、楽しそうに笑いながら。
「皆、初詣とか行ったの?私はまだ行っていないんだ」
 雄二が、其処でいろいろ話し出す。
「気持ちの問題だから。神も仏も存在しない。仏、ほっとけってね。寺の坊主でさえ心の中は同じで金が入らなければ商売にならないからって考えている。浄土宗の信者が一番多いけれど、祖は法然・弟子が真宗(浄土真宗)の親鸞。いろいろな宗派があるけれど、例えば日蓮なんて言う人は他の宗派を認めないという人で、禅宗などは修行や托鉢などもするが、京都の比叡山の僧は都で大暴れしたりと。要は、幾ら修業が悟りがなど言っても、人類には違いないという事ですね。只の人ですよ。ですから、寺・墓・骨・お経・法事・戒名・お布施・宗派など一切は気持ちの問題でね。墓参りをする時には「無事成仏して下さい」や「有難う御座います」だけで充分なんですよ。進んだ文明にはそんなものは一切ないんです。生命体は必ず亡くなるし、不老不死も無い。此れはどんなに進んだ生命体でも同じ運命です。キリストや釈迦が現存していたのは本当だと思うが、だからと言い、其れでこの世が救われる事は無いんですよ。自分の事は自分で面倒を見るという事ですね。生まれて来る時も亡くなる時もたった一人。未だに世界中で、或いはこの国で知恵が無く争いが絶えないのはそういう原因だと言えます。少女売買や売春をやっている悪人も退治できないのに、東だ西だと国同士でいがみ合っている、おかしな世界ですね。人類が進化していれば国というものは無くす事が出来、皆同じは当然でしょう。芥川が「蜘蛛の糸」でお釈迦さんを登場させたが、「藪の中」では、あの夫婦や猥褻男などの意見が皆異なる・・と言うのも芥川が考え出した知恵は、神も仏も実際には無いが、小説の筋書きにするには面白いという事です」



 主人が・・。
「流石に・・物書きは知識があるね・・そろそろ・・作家にでもなれば・・?そうでも無きゃ、お釈迦になっちゃうよ?」
 と、一同大笑いをする。
 其処に・・綾子がマネージャーの車で到着する。更に、アトリエの画伯に大物写真家・・漱石・芥川・志賀直哉が・・。
「芥川君がどうしたって・・?ああ、あれね・・うん、後程、名言でも披露しようかな・・?」
 其処で・・雄二にキツイ一発が・・。
 綾子が・・。
「其れはいいけれど、貴方も悟りを開いたら?人類の女性も成仏させられないで?なんて・・御免」
 泣きの雄二に、また一同大笑い。
「しかし、君の背中今日看板で見たよ。奥さんと、君の相変わらずのと夕子の三つの背中の謎?」
 今度は。
「やはり、エロ坊主に襲われるわけだ。芥川賞はそれでいけるんじゃない?」
 な・・馬鹿な・・。


 茶店の奥座敷で夜の大宴会となった。
 人類とは単純そうで・・案外難しく・・もとい・・やはり単純な生き物のようである・・。
 最後に、雄二が・・。
「今の世は預貯金を持っているのが一番安全だ。政府が増税を連発し、物価高に円安で国民は必死。ただ、ボーナスだけは上げて誤魔化したが、何と、其の後、社会保険料・介護保険料が上がるし、年金保険料・健康保険税・医療費もあがるから、死ぬまで働くという事を大抵の人達は言っているが、其れが全て預貯金に回す事が出来るのなら別だが、長く働く程金額に関わらず何もかも取られてしまう事になる。それより出来るだけ生活をシンプルにし預貯金を貯めるのが将来的に最も、安心が出来る」 


 漱石が自らの作品から抜粋をし、披露する。此の国で一番の作家である事は・・おそらくこの世がなくなるまで変わらないでしょう。
「先ず、漱石が弟子に英語のĪloveyouを訳せと言ったが、弟子は「我汝を愛す」と、漱石は「此の国の人間はそんな事は言わないよ・・月が綺麗ですね・・とでも訳しておけ・・」


「草枕・・より。「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。」とは・・。
「全ての人は理屈を通す人か、情に厚い人か、意地っ張りな人かにだいたい分類されるとしたら、そのどれもが人の世では生きづらい。つまりどんな人でも生きづらさを抱えながら生きているのですよ、という意味の言葉」
 同じく、草枕。
「嬉しい恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ」
 本気の恋をすると辛いことが多い。嬉しい恋ばかりだと帰って物足りなくなり、恋をしない時の方が楽しかったと思うようになるかもしれない。嬉しい恋も辛い恋も両方あっていいのだと、どちらも大切なのだということに気づかせてくれる言葉。


「吾輩は猫であるから・・。「のんきと見える人々も、心の底を叩いて見ると、どこか悲しい音がする」というのは・・。
 悩みなんてなく、楽観的に生きているように見える人でも様々な問題を抱えて生きているのだということを気づかせてくれる言葉で。見た目だけで判断してはいけませんと。
 更に・・「ナポレオンでもアレキサンダーでも勝って満足した者は一人もいない」
 人間の欲は計り知れず、どこまでもどこまでも膨張するのだということを表した言葉。
 いくら力がある人でも名誉を求めればさらに大きな名誉を、富を得ればさらに大きな富を得ようと飽き足らずに欲が膨らんで行ってしまうもの。人生の目的はどこにあるのか改めて考えさせられる。


「こころ」の中に出てくる言葉。
「鋳型に入れたような悪人は世の中にあるはずがありませんよ。平生はみんな善人なんです。少なくともみんな普通の人間なんです。それが、いざという間際に、急に悪人に変わるんだから恐ろしいのです。だから油断できないんです。」
 世の中の人全員が善の要素も悪の要素も抱えて生きている、ごく普通の人間と思われる人の中にも悪人が存在するのだということを語るセリフ。
 世の中が不景気になって、働く場所がなくなった人が犯罪を犯すこともあるということです。仕事があれば真っ当に働ける人も、職を失って食べることが困難になれば自暴自棄に陥って悪人になってしまう可能性があるという警鐘を鳴らしている言葉でもある。



「あせってはいけません。ただ、牛のように、図々しく進んでいくのが大事です」
 夏目漱石から芥川龍之介に宛てた手紙の中に認められた一文。夏目漱石は生涯で手紙をたくさん書いたため、書簡集だけで本が一冊できるほどです。その中でも自分の才能に気付きながらもどう発散したらいいのか悩んでいた芥川龍之介に宛てたこの言葉。



「行人」からの言葉。 
「自分が幸福でないものに、他を幸福にする力がある筈がありません」
 「行人」では膨大な知識を有する学者である主人公の兄が、自分の苦悩を和らげるためには知識なんて無意味だという徒労感に襲われる。兄は自分の妻を愛しているはずなのになぜか心の底から信用することができないという切なさから出た言葉。恋愛論。
   
  

 「虞美人草」から。
「愛嬌というのはね、自分より強いものを倒す柔らかい武器だよ」 
 攻撃的な態度や言葉が剛とするならば、愛嬌は柔であり、二つのバランスを上手く取れた方が実は相手を上回れるのではという夏目漱石の提言。


 
「好人物は何よりも先に、天上の神に似たものである。
第一に、歓喜を語るに良い。
第二に、不平を訴えるのに良い。
第三に、いてもいなくても良い。芥川竜之介」


「今の時代では色々なものが低下している。低下しすぎて手に負えず、どうしていいか分らずにいる。思想の対立がそれであり、科学の進歩がそれである。志賀直哉」



 家に戻ってから夕子と風呂に入り、互いに背中を流した。夕子は毎回いうのだが。
「貴方って、色が白くて綺麗な肌ね。其れで・・女性の好みに拘るのが分かるわ。美を愛する芸術家とし、自らも美しい身体を持っていれば、其れは・・無理ないわね。綾子さんも同じ。人類の女性の好みは本当に様々で、肉体労働者や筋肉体に精力を感じるタイプも多いのよ?おばさんになれば余計にそういう男性に憧れる事もあるのよ。綾子さんも女優なのに貴方に拘るのは、多分、そういう面と同じ大学出だから知的な共感を感じるのではと思う。芸能界など、まあ、考えようによってはFaceや組み合わせ・共演とかではないかしら?私は、今の貴方の様な身体は好きよ。襲われるような事を期待する女では無いから・・人類じゃあるまいし・・」
 雄二は確かに、他の女性から真っ白で綺麗だと言われた事はよくある。
「女方にでも・・?いや、其れは嫌だな。僕は自分はどうでも良いから・・君や綾子のような美人が好きなだけなんだ」
 夕子は・・。
「・・あらあら・・随分褒めすぎよ?」 

 

「小窓の 隙間 から差し込む光が、三人の女の真白い背中を浮きあがらせているようで輝いているように見えた」

 
 

「by europe123」
https://youtu.be/N6mykOAclrI

 

邦題 男女の芸術と文豪達

人類の知恵が何処まで優秀なのかが・・今後の課題であろう・・。
働けど働けど・・我が暮らし楽にならざるなり・・。
物価高・円安・社会保険料増税・介護保険料増税・健康保険料増税・年金支給は65以降にせざるを得なくなった。逆に年金保険料増税・課税されないのは預貯金のみ。

邦題 男女の芸術と文豪達

芸術なのはどういう場合か? また、死ぬまで働くというのは子供を大学まで出すとか、親の面倒にお金が掛かるからなら良いが、老後の生活には預貯金が最も信頼できる。生活を苦心し無駄な金を使わず、預貯金を増やす定く事が出来れば・・最も理想と言える。

  • 小説
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-12-26

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