銀河の向こうで
波打ち際
暮れゆく空に浮かぶ月のようにあなたは静かに微笑んでいたね
星々の煌めきを連れていくように濡れた光りを放ちながら
若すぎて
幼すぎて
お互いを傷つけて…
それすら気づかずにいたあの頃
やがて夜風が頬に触れる
遠い目で通り過ぎる涙の音だけを受け止めて
夢だけをみて胸を熱くしてた情熱はもう見つからない思い出…
頬をつたう一筋の涙に心に残るあなたの手のぬくもり
祭りの最後に上がる夏の終わりの花火のようにきっと予感はしていた
早すぎたのか
遅すぎたのか
教えてほしい
でも言葉はいらない
波音が静かに夜に溶けるように
沁みるような香りで
銀河の向こうで