男の娘 短編
男の娘
私は今怒っている。
そお、心中穏やかではないのだ
それもこれも一人の女が原因だ
先に言っておくが私は付き合ってやっている、
好きで付き合っているわけではない
渋々付き合ってやってるだけだ
そう、私はこの女のことを好きではないのだ。
口は悪くがさつでわがまま、この前なんか些細な喧嘩で『死ね』と言われた
そのくせ次の日になるとその事を忘れたのかのように話しかけてくる。
今なんて待ち合わせの時間を1時間も過ぎている
大和撫子がいるのならその爪煎じて口にねじ込んでやりたい
だか、
こんな奴でもかなりモテモテで月に一回は告白されているとかいないとか
人の気も知らないで…
だが、そんな事を考えるのも今日で最後だ
私は決めた、洗いざらい思っていることを言うのだと、ガツンと言ってやるのだと。
『好きで付き合っているわけではないと』
女Ⅰごめ~ん、遅れた。怒ってる?
俺Ⅰ…………。
女Ⅰ本当にごめんね、コレ選んでたら遅くなっちゃった……はいコレ
俺Ⅰ何?
女Ⅰえ~…と、いつもお買い物に付き合ってくれて有り難う、“父の日”にはまだ早いけどプレゼント。体には気をつけてね“お父さん”。
まったく………
口は悪くがさつでわがままで、素直じゃなくて不器用で嘘つくと耳が少し赤なって、
まったく誰に似たんだか。
父Ⅰプレゼント有り難う。
でも遅くなるなら連絡をしろ、心配したんだぞ(怒)
娘Ⅰごめんなさ~い。
父Ⅰもお高校生なんだから心配かけさせるなよ。
娘Ⅰはい。(・∇・)ノ
父Ⅰ良い返事だ(笑)帰るか………。
この文章の最初の方にも言ったが
私は娘のことが好きなのではない。
好きとゆう言葉ではたりないくらい心底愛しているのだ。
娘Ⅰまたこんど連れてきてね。
父Ⅰ疲れるから嫌だ。そもそも好きで付き合ってるわけでもないしな
娘Ⅰえぇ~~ー…。
娘Ⅰんっ?、お父さんどうかしたの?耳が真っ赤だよ?
父Ⅰ……はっΣ(°□°;)
男の娘 短編
最後まで読んでいただき有り難う御座います