フーガとしての四行詩

 まっしろに剥がれ まっさらに剥かれ瞼ひらく荘厳な天が
 一刹那 死装束の裾さながらにうつろう陰翳をひるがえし
 暗闇という久遠の火照らし 花嫁衣裳の影という光投げる
 わたしの生巡るフーガ 死の黒に重装(たた)み込まれる黎明の白

フーガとしての四行詩

フーガとしての四行詩

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-12-02

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