【超短編小説】蜂 六井 象 蜂の巣の駆除作業中、先輩が作業の手を止めたので、どうしたんですかと尋ねると、先輩は頭上を指さし、そちらを見ると、雨どいに、袈裟をまとった大きな蜂がとまっていて、私たちを見下ろしている。 【超短編小説】蜂