ブレード・オブ・ナイツ six
第6章 屈強の東仙坊
俺は来たばかりの白虎に美香とあったところから今の現状までのすべてのことを話した。
話している間白虎は静かに聞いて何か考えているようだった。
「要するに、その美香とかいうのを生き返らせたいんだニャー?」
俺は首を大きく縦に振りながら答えた。
「そうだ。だが、俺たちにはその知識が全くと言っていいほどない。そこでお前に助けを頼んだんだ」
白虎は再度首を傾け考え込んでいる。
「どうだ? できそうか?」
白虎の反応はない。やはり無理なのだろうか。
「……できないことはない、ニャー」
白虎の答えは意外なものだったが俺たちにとっては幸福な答えだ。
「ホントか!? どうすればいいんだ!」
「そ、それがだニャー。一筋縄ではいかないんだニャー」
そんなこととっくにわかってる。美香のためならなんでもするさ。
「なんでもする。だから、方法を教えてくれ」
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