うつろい

木村水春

ツバメが去ったら
赤とんぼが山から降りてきて
そのうち北から白鳥が訪れる

青々した木々が
赤や黄色の葉に変わって
そしてパラパラと散る

この小さなダムに
決まりがあるわけでもないのに
毎年繰り返される入れ替わり

好きな時期に
好きな場所に
好きな仲間と生活する

成長したり
ゆっくり休んだり
その時に合わせて変えていく

それらは生きているだけで
ずっと同じ場所に居るものを喜ばせる
とこしえにと願う

うつろい

うつろい

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-09-23

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