海遊
指一本で生み出された分身が
僕らとどこかの人間を繋ぎ合わせた
時代はネットの海を泳ぐ
ロベリアの花畑に埋もれて寝転んだ
いつか既読がつくと信じて
メッセージの横をずっと眺めていた
気付いたら日が沈んでいて
電源だって落ちていた
もう付けたくなかったんだ
だから僕らは何度でも消えようとした
だけど生まれ落ちてしまったから
もう消えることなんてできないや
分裂した意識
家にかけた南京錠
下らない花言葉
内包された心と虚心
それでも僕は、やっぱり電源を入れた。
海遊
指一本で生み出された分身が
僕らとどこかの人間を繋ぎ合わせた
時代はネットの海を泳ぐ
ロベリアの花畑に埋もれて寝転んだ
いつか既読がつくと信じて
メッセージの横をずっと眺めていた
気付いたら日が沈んでいて
電源だって落ちていた
もう付けたくなかったんだ
だから僕らは何度でも消えようとした
だけど生まれ落ちてしまったから
もう消えることなんてできないや
分裂した意識
家にかけた南京錠
下らない花言葉
内包された心と虚心
それでも僕は、やっぱり電源を入れた。
海遊