地球が生まれた日

地球が生まれた日

宇宙にはまだ何もなく、ただただ塊がゆらゆらと揺れながらさまよっていた。

とある星の食卓の風景。
台所ではお母さんが食事を作っていた。

「お母さん、今日の晩御飯はなぁに?」

「ほうれん草と豚肉の炒め物よ」

少年は聞くだけ聞いて自分の部屋に戻ってしまった。
テーブルの上にあるお気に入りのビー玉を眺めている。
ただのビー玉ではない、そこにはひとつの星があって、そこには小さなねずみが住んでいる。
とても青くすんでいて、のどかな場所だ。
少年は見るだけでなく、この星に行きたいと思うようになった。

ある日台所に行くと不思議な色を放つバナナがあった。
少年がビー玉を見つけた時も同じように不思議な色を放っていた。
迷わず手に取り食べると、体がふわっと軽くなって、窓から外へと飛んでいった。
どんどん空高く飛んで、飛んで、ビー玉を眺めていた景色がそこにはあった。

地球が生まれた日

地球が生まれた日

「いつどこで誰が何をどうしたゲーム」のキーワードを元に作りました。 いつ 地球ができたとき どこで 台所 誰が ねずみ 何を バナナ どうした 空を飛んだ

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-09-17

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