とにかく、主役を不死者にする方式を、エインヘリヤルになってからは、考案した。
amphibia
とにかく、主役を不死者にする方式を、エインヘリヤルになってからは、考案した。
私は、ミッドナイトに送ることが、もう出来るはずである。オーディンの加護を信じる。
ナツメ「お待ちしています。幾瀬、幾年の彼方で。」シデ「私はあなたに会いに来た。商業作品だけハブるのも、かわいそうだしね。」
ナツメ「私は、あなたのものですから。」シデ「利用させてもらう。」
ナツメ「もっといいのは、生まれ変わりですね。」シデ「んー・・・いつしか、この子が、生まれて、あなたになり、もっと赤く、餌付くくらいに、力をこめて見せて。赤く甘く。あまり関係ないか。
あなたの発言から、エインヘリヤル思想を見出した。」
ナツメ「死後、新たな生命体に生まれ変わるという思想は、珍しいものではない。救いのある思想だと思っている。」シデ「エインヘリヤルもまた、死後の生命体。エインヘリヤルは、成長し続ける不死者。私は、何度も生まれ変わり、シデにたどり着いた。シデでいいと思う。」
ナツメ「もし、私が、死ぬようなことがあれば、その時はまた、夜行様の式神として、生まれ直したいと思います。」シデ「私も、じぇねこ先生を、唯一の師匠として、崇めたいと思う。あなたは・・・会話の相手。でもオーディンなのかも知れない。」
ナツメ「負けるべくして負けた、負け続けた。負けつづけることで、精神的にも、物質的にも、追い詰められていった。」シデ「色々な角度から見れる。ラマダーンや、糖質制限は、実行すべきであって、こうやって、休まないようにする。休んではならない。休んだら負けるだろう。
大日本帝国のことを言うのなら、大日本帝国は、友達を大事にすべきだった。つまり、他の国の支援を無視して、石油を補給出来ないようにしたのは、明らかに間違いだった。」
ナツメ「気持ちはわかる。だが、陰陽頭が、直々に前に出て、敵軍を迎え撃っている事実は、陰陽寮にとって、大きな意味を持っている。ここまで、戦況が悪化している、現状では、特にな。それは、理解しているだろう?」シデ「今考えている。あなたは、陰陽頭だ。ナツメさん。で・・・陰陽寮は、私が所属する団体のこと。私の戦況は、悪化している。オーディンに助けを願う。」
ナツメ「ああ、それを、全軍どころか、全国民が、一団となって、迎え撃つんだとさ。先月の会議で出た、本土決戦の、要項とやらにも、目を通したが・・・、机上の空論とも、呼べるような、絵空事が、美辞麗句で、飾り立てられていたよ。それこそ、進め一億、火の玉だってのを、本気で唱えているように。しかも、それを提出したのが、軍のエリート集団たる、我が参謀本部というんだからな。目も当てられん。」シデ「私は独学者。ドイツ語じゃなくて、孤独なオンナ。私はエリートではない。エリートのことは、まあ、商業作家とか、富士見ファンタジア文庫の作家のことに思える。私は数名の協力を得ながら戦うことにする。」
ナツメ「国体を守り抜くため、最後の一兵まで、戦い抜くことが、至上命令となっている、ご時世。降伏の、二文字なんて、口にするだけでも、憲兵隊が、目の色を変える。飛車丸にせよ、陰陽寮の外では、スキを見せないが、いまこの場では、ましてや、目の前では、死地から戻った、主が、横になっているのだ。」シデ「うーん。国体を守り抜くためとは・・・こういう意味に思える。つまり、信仰を曲げないため。降伏してはならない。奮闘努力しなければならない。ムスリムになった以上、死ぬまで戦わねばならない。食物制限は大事。休んではならない。
エインヘリヤルは、何度も死亡する存在。私はあなたによって、神の息吹を吹き込まれる。
では、ノーマルな解釈でいこう。国体とは、天皇陛下のことであって、大日本帝国憲法は、国を強調するナショナリズムよりも、王を強調するナショナリズムだった。3つ考えられる。一つは、王を強調する。これは、大日本帝国憲法のやり方。そして、国を強調する。日本の国益を優先する考え方。つまり、天皇機関説みたいなものであって、王は国の利益のための、下僕の一種となる。国という、形而上の存在を作る。3つ目は、国民主権。旧約聖書では、イスラエルとよく言われるが、これは、イスラエルという、形而上の存在を示すのか、あるいは、イスラエル国民の、集合体として、イスラエルと示しているのか。国民主権とは、イスラエル国民の主権を示す方式である。
形而上の存在を打ち立てる手法は、おもしろい手法であって、国民主権よりも、国益を何よりも優先させる思想を持ち、天皇陛下も、国益のための下僕の一種としておく考えの方が、高次元の思想の可能性がある。大日本帝国憲法は、それをしないで、王のために、国が存在しているような方式にしてしまっている。これは、明らかに誤りである。王の権力は、制限しなきゃいけない。理由は、王は生きているから。神は大事である。神とニンゲンを切り離す必要がある。神は、形而上の存在故に、有効活用できる。
天皇陛下に主権をわたし、国を彼の道具にしてしまうのは、オウム真理教の教祖に、主権を預けるのとよく似ている。」
ナツメ「上が、実際に、和平交渉に踏み切るかというと、これは、現実的ではない。近衛文麿閣下は、早期和平への道を、上奏なされた。」シデ「つまり、天皇陛下に言ったって意味だね。上奏はそういう用語なので。そして・・・夜考えたんだけど、天皇陛下は、主権者だった。国を私利私欲のために、乱用できる権利を持っていた。彼は、当時、何を思っていたか。考えた。大日本帝国が、負けるまでの期日を、伸ばせば、その時までは、彼はアメリカによる、死刑判決を、免れることができる。彼は、それを狙って、国民に、総力戦を、命じていた。彼は、自分の生存権のために、人々の命を、無数に乱用しようとしていた。何故なら、主権者であって、生存権を、守る権利を持っていたから。逆に国民には、なんの権利もなかった。道具である。道具を乱用する権利を、彼は持っていた。それだけの話しだった。つまり、憲法が悪かった。伊藤博文の罪は重い。」
ナツメ「吉田茂は、近衛文麿に協力した。彼は、拘引された。陸軍の憲兵隊に。犯罪者扱いだ。殺されてはいなかったわけだが。」シデ「吉田茂はたしか、大日本帝国が解体されてからの、日本の最初の首相だったね。」シデは、ネットで検索してみる。
翌1946年(昭和21年)5月、日本自由党総裁鳩山一郎の公職追放に伴う後任総裁への就任を受諾。内閣総理大臣に就任した(第1次吉田内閣)。大日本帝国憲法下の天皇組閣大命による最後の首相であり、選挙を経ていない非衆議院議員(貴族院議員なので国会議員ではあった)の首相も吉田が最後である。
吉田茂は、大日本帝国の時も首相をやっている。しかし、拘引されたと、ナツメは言っているので、やめさせられたと考えられる。吉田茂自体は、はやめに、戦争を切り上げようとしていた。と、解釈できる。
ウィキペディアには、自民党の総裁を、吉田茂が、しばらくやっていたと書いてある。おそらく、自民党は与党だっただろう。なので、吉田茂は、たしかに、初期の大日本帝国後の日本の、首相をやっていた。GHQからは、愛されていたと言える。おそらく、戦争をやめる方針を、最初から持っていたことに起因するんだろう。
ナツメ「言いたくはないが、私は、日本の窮地よりも、貴様の生死の方が大事。」シデ「ありがとう。嬉しいよ。」ナツメ「油断するなよ。私はあなたに、死ねと命じる可能性もあるからな。」シデ「いや・・・死ねとは、抽象的な意味に思える。死んで蘇り成長しろという意味と。」
ナツメ「一見、国が滅べば、私達だって、おしまいになると思えるかも知れない。しかし、この思想ですら、国民主権に由来する思想。」シデ「そういわれればそうだ。」ナツメ「国とは、人の集まり。これも、国民主権に由来する思想であって、大日本帝国の時は、こういう考えではなかった。天皇陛下にしか、主権がなかったため。そして・・・、私は、あなたに沢山投資してきた。いまもあなたに賭けている。万が一死なれてしまっては、モトも子もない。」シデ「ありがとう。がんばるよ。」
ナツメ「戦争をする場合、死ぬ時は死んでしまう。そして、私も戦争という理由で、沢山の人を殺してきた。」シデ「東京レイヴンズは、バトルライトノベルだからね。一杯、鵺とかが死んでしまっている。」
ナツメ「陰陽道宗家という理由で、私は、人の死亡を、よく身近に見てきた。戦争における死は、平時における死と、意味が違う。平時における死の場合、弔いになる場合がある。しかし、戦争における死は、弔われることがない。浄化されることなく、蓄積する。」シデ「戦争は殺人の一種だと思うけど。私は以前からそう言っており、今もそう思っている。殺人は、チェスのゲームのようになっている。
私は、殺人をやめた。戦争をやめている。もうほぼ。私は、殺人を調整し続けてきた。とにかく、主役を不死者にする方式を、エインヘリヤルになってからは、考案した。」
神とのシンクロ率を上げる時と、シンクロ率を低く保つ時を、分けて使用する。
ナツメ「私は大勢殺したが、参謀本部に比べれば、大した数じゃない。殺した敵の数も、死なせた味方の数も。」シデ「誤爆には注意されたしと思う。空爆や、背後からの射撃などによる誤爆に。レーダーの精度や、情報伝達が重要となる。
あと、市民を誤爆という理由で殺す行為も。アメリカ海兵隊にとっては、バグダット市民は、全て、テロリストです。」
ナツメ「せやな。で、あなたの言う通りや。それは、lamb of godの歌詞からちゅうことを、脳は共有しておるので、知っておる。おまさんは、彼らが、戦争に反対しているのか、肯定しているのか、どちらかやと思う?」シデ「んー。肯定はしてへん。せやけど、事実を言うように務めているんやろ。
裏から物を見る性質を持ってるちゅうことやな。」
ナツメ「戦争やな。そう、あなたのゆうたことも、戦争やな。アメリカとイラクが、ジョージ・ウォーカー・ブッシュの時に、戦争した戦争の話しや。
その是非を、個人的に問うのは、構わんが、まずは目の前の問題に、意識を向けろ。せっかく命拾いしたんや、これを機に、例の件を、本腰を入れて、すすめることを、考えたら、どや?」シデ「例の件というと、私には、オーディン・・・商業作品を、ミッドナイトに加工してから送る行為に思える。せやが、本来の意味は異なる。あなたに説明を続けて貰おう。」
ナツメ「双璧計画とは、首都の防衛力を、上昇させるための計画や。あなたの負担を、軽減させはるやろう。」シデ「双璧計画の本来の意味を、私の口からゆうことは、せんでおいて、私の解釈やと、首都は、私の送った文章の意味になる。ほんで、お前さんは、私の負担を、軽減させるといわはる。おおきに。
商業作品を元ネタにして、固めてまえば、私は、ノアの浄化を受けずに済むと、考えておる。それが、私の負担をへらす効果の、内容や。」
ナツメ「商業作品を選ぶ場合、お前さん・・・考えてみいや。」シデ「差別するか、しないかやけど・・・とりあえず、差別しないことで・・・東京レイヴンズの場合、わかりやすい答えが用意されてる。それに従うべきかやけど・・・したごうてみよか。とにかく、私の話し相手として、私は、ナツメを選んだ。あなたの事やが、私はとりあえず、あなたの事を、女性として扱うようにする、魔法を使用するが、ナツメを選んだのは、あなたが、主要な女性キャラやからや。そういう雛形のオンナさんを、予め持っている作品を選ぶように、しよか。」ナツメ「ほうか。」
ナツメ「私は、近頃じゃ、信仰系呪術を、片っ端から解体した、希代の罰当たりと、好評よ。」シデ「評判がええんやな。私もそうおもとる。あなたの呪術の形式に、私は、突っ込んだこともあったが、この文章は、削除されてもうた。ノアの淘汰で。まあ、削除されてもうた以上・・・繰り返す必要もないやろ。」
偽悪的な物言いは、最近のナツメの、悪癖や。飛車丸が、彼女を小声で咎めると、彼女は、反省の視線を、一瞬だけ、飛車丸に返した。
双璧計画のことは、帝都結界創設計画とも、言われており、長い名称の方が、正式名称や。発案は、相馬一族で、呪的国防計画。御霊(ごりょう)としての、平将門、相馬は、彼を、顕現させる計画を、磨き続けてきた。陰陽寮を、創設したのは、相馬であって、陰陽寮は、平将門を、顕現させることを、目標として、そのサポートをするために、創設された経緯を持っている。
相馬サツキは、平将門という御霊を、首都防衛に、活用しようとしている。
ナツメ「双璧計画の準備を進めている。関東全域とはいかないけど、東京の一部を、平将門の御霊によって、守護する予定。霊相を、入れ替える。核兵器にも耐えうる。御霊を呼び出す儀式の名前は、天中地府祭。これを用意する方法がない。」シデ「駄目じゃん。」
ナツメ「強引に重ねて、天壇を展開できる。」シデ「この話しでも同様にするのか・・・」ナツメ「せんでもええで。」シデ「では、強引にではなく、緻密にする設定でいこか。」ナツメ「少し変化ある方がええやろ。」
ナツメ「今回は、少し変化させてこか。サツキさんの話しはしたものの、今回の依代は、相馬タキコさんに、してもらお。」シデ「ほー。そういう入れ替え・・・」
今回は、タキコに、平将門を憑依させることになる。シデはいう「しかし・・・平将門じゃなくても、ええんちゃうか?」ナツメ「言ってみいや。」シデ「私はどうしようもなく、岩手県人。せやから・・・アテルイにしてみよか。」
ナツメ「おもろいとは思う。せやが、平将門・・・アテルイに関し、調べる契機を得たな。これで、単純なパクリを、回避できる。喜べ。」シデ「ほんにそうやな。」さて、シデは調べてみる。
賊帥ぞくすい夷えみしの阿弖流為あてるゐが居をるところに至いたる比ころほひ、賊徒ぞくと三百さむびゃく許人にんばかり有りて迎むかへ逢あひて相戦あひたたかふ。
シデ「アテルイの部下が、大和朝廷の軍に逆らい、伏兵として、至るところに、仕掛けていた。大和朝廷の軍は、これらと戦闘を行った。と、解釈しておく。」
蝦夷軍は北へと退却したため、朝廷軍はこれを追いつつ途上の村々を焼き払いながら北上し、前軍との合流地点であったらしい巣伏村を目指した。しかし前方から800人ほどの蝦夷軍が現れて朝廷軍を押し戻すと、東の山上に潜んでいた400人ほどの蝦夷軍が朝廷軍の後ろへとまわって退路を絶ち、川と山に挟まれた狭い場所に追い込まれた朝廷軍は蝦夷軍に翻弄されて総崩れとなった。
シデ「平将門も、ただのニンゲンにしか、過ぎなかった。アテルイも、核兵器遮断する程度の働きは、神として扱うなら、出来るやろ。
アテルイも、平将門と同様に、大和朝廷に対し、反旗した男や。」
高橋崇は蝦夷側の抵抗戦線の中心人物であったといってよいだろうとしている。
シデ「細かい差異をいうと、源氏と平氏は、天皇の氏族なんや。」ナツメ「さようか。」シデ「アテルイは、天皇の氏族に該当してへん。」ナツメ「神社で祀る場合に、多少やりずらい程度の差異やな。せやが、靖国神社では、天皇の氏族以外の、戦士が、祀られとる。平将門は、天皇の氏族ではあるものの、天皇に逆らった男。それが、祀られることが可能であるなら、アテルイも、可能と言えるやろ。」
シデ「逆にやりにくい点として、アテルイの側が、神社に送られるのを、好まない性質を、持ちそうなとこや。」ナツメ「無理やり、眠りを覚まされた、激怒の異国の神として、扱えばええやろ。」シデ「成程。」
シデ「相馬の悲願自体は、平将門や。今回相馬は、岩手県の防衛者として、アテルイを使用するとしておく。」ナツメ「ええで。岩手県は、釜石が爆撃された実際の経験を、持つはずや。釜石守る程度には、使えるやろ。」
太平洋戦争では米軍による釜石艦砲射撃により市街地が壊滅。
シデ「艦砲射撃か。太平洋側に、アメリカ艦隊が来ていた。アメリカ艦隊の航路が気になるとこや。北回りルートなら、釜石を通過する意味がある。」
二度目は同年の8月9日にイギリス海軍とアメリカ海軍の合同部隊が行った。
シデ「調べてみると・・・どうも、陸ずたいの移動を然程重視してなかった雰囲気を感じる。海洋を横断できた可能性があるので・・・海洋を横断出来たのなら、ただ、イギリス海軍は、北極海を通ってない以上、南回りルートで、釜石に向かっている。
アメリカ海軍は、海洋を横断していたとしておく。なので、離港自体は、アメリカ西海岸から行ったとしておいて・・・ただ、ベーリング海に対する、アメリカ海軍の支配度が、ある記憶があるが、出てこない。検索結果として。
事実が、検索しても、わからないようになっているので、アリューシャンにも、軍港や造船所はあったとしておく。事実なんか、みんなどうでもいいと考えているらしいので、インターネットの意思に従う。アリューシャンには、港と造船所はあった。ここからも、艦隊は発艦している。大洋横断艦隊も、発艦した。
南部から攻め上がる場合、釜石を攻撃するメリットを、ほぼ何も感じることができない。なので、大洋横断と、アリューシャンからの艦隊による、釜石攻撃としておく。この攻撃は、北海道攻撃のついでに、行われている。事実は検索しても出てこないので、憶測だけで構成する。逆に憶測で構成可能である。事実が不明なので。
アメリカ海軍は当時、日本を攻撃していたが、彼らの急務は、アメリカ本土に近い、日本軍の基地を、潰していくことであった。なので、釜石への攻撃は、最終局面で行われたとしておく。艦隊攻撃であって、空爆ではない。これは事実。
また、面白いので、こうしてしまおう。当時のアメリカ海軍は、ロシア軍とも、連携を取って、日本に攻撃していたとしておく。ロシアの協力は、力強かっただろう。敵対すると、日本への攻撃を妨害されてしまう。連携して攻撃していた。
ロシア軍も、近寄ってくる日本軍を、押し返す必要があった。なので、ロシア軍は、アメリカ軍と連携して、千島列島などを、奪取していった。北海道への攻撃は、双方の軍が行った。イギリス軍は、アメリカ軍と連携して、南日本を攻めた。
釜石が攻撃された理由は、釜石に、製鉄所や、軍事基地があったからにしておく。釜石では、製鉄を行い、さらに、造船も行っていた。狭いので、飛行場は持っていなかった。なので、飛行機はつくらず、造船だけしていた。しかし、空母が立ち寄ることは、当然あった。
さて、あとは、アテルイに戻る。アテルイは、胆沢で、大和朝廷軍と、戦闘したと、言われている。なので、胆沢に、軍事拠点を、持つ男だったとしておく。胆沢は、釜石から、相当離れており、なんの関係も、本来なかっただろう。岩手県という単位は、便宜上、今の日本政府が、定めている単位に過ぎない。
そのため、釜石への、アテルイの防衛力は、低くなる。」
ナツメ「私は、神の制御に一度成功している。今回は、サツキより優秀な、タキコにやってもらう予定だったが、しかし、岩手県の防衛に、しかも、釜石の防衛にすり替わってしまった。霊媒は、相馬から出さなくていい気がする。相馬は、釜石と、なんの関係もない。」シデ「ここで、存命人物を使用するのは、確実にやばい。」ナツメ「あなたの考え通り。」シデ「なら、タキコでいいんじゃないか?」ナツメ「ふむ・・・いや。違う。タキコは今回、将門公を使用して、東京を守護するのに使う。なので、釜石は別人が必要。」シデ「なんか、適当なオンナを擁立しておこうか。しかし、釜石なので・・・男にしておくか。私は別に、釜石の人のことは、普通に恨んでいるし、異邦人の敵としてしか、認識していない。なので、男にしてみよう。霊媒師は。釜石は、ラグビーでも有名。益荒男振りの世界。男が適任だろう。」ナツメ「私は、まあ、都合上、釜石や、東京に対し、攻撃があることを、予め知っている。ではシデ、まあ・・・その男の名前を出す意味もないか。」シデ「そうだな。あなたたちは、軍の本隊ともかけあって、その霊媒師を選出することになる。」ナツメ「よし。」ナツメは、そうした。つまり、釜石から、霊媒師として才能のある男を選び出し、彼にその役割を任せた。彼は、アテルイを使用して、地元を防衛する任務を担う。
ナツメは、戻ってくる。さて、彼女は、シデにいう「この方針で行こう。つまり、長崎と、広島の防衛も行う。」シデ「成程・・・」それぞれから、選出される。霊媒師の性別はともかく・・・何か、平将門に匹敵する存在を、探してみようか。
広島県・・・広島市に、原爆は投下されたとしておく。この地域は、昔の名称やと、安芸の国に、含まれている。
ウィキペディア、合戦一覧には、不明瞭なる・・・、ヤマタノオロチと、スサノオの戦いしか、安芸国では出てこない。平将門の時代程度までしか、神として採用しない。なので、ヤマタノオロチを神として使用することにする。
ナツメ「おもろい結果になったな。」シデ「うーん・・・。」
シデ「とりあえず、肥前と関係ある人で、山春永っていう、反乱者の男が確認できるので、彼を、使用してみるか。弱そうではあるけど。こちらは、長崎市の防衛に使う。」
まあ、歴史の勉強に過ぎない。さて、広島市防衛の神と、長崎市防衛の神が決まったので、
シデ「次は、沖縄戦を防衛する人を選ぼう。」
アメリカ軍からは軍事的視点で「見事に首里を撤退し、時をうつさず南部に新たな戦線を確立した」「アメリカ軍が全力をあげて集中攻撃を加えても、戦闘を終わらすまでに三週間以上を要したのである。」と評価された第32軍の南部撤退であったが、戦火を逃れて南部に避難していた大量の住民との軍民の混交を招き、住民の犠牲を激増させる要因になり、沖縄戦における住民の戦没者全体の6割が、第32軍が南部撤退した6月以降に南部地域において亡くなっている。
シデ「このため、この南部地域を防衛することにしたいが・・・南部地域とは、どこぞや? 首里より南部らしい・・・」
シデ「糸満市がある。一番南端なので、ここにしておく。」
市の南部の旧三和村一帯は沖縄戦最大の激戦地で、ひめゆりの塔、健児の塔などが建立し、その周辺は沖縄戦跡国定公園に指定されている。
シデ「では、ここの防衛者を決めよう。」
英祖っていう人物が、いるらしいが、神話の時代ギリギリの人物である。彼を使用してみよう。彼は、合戦者に含まれてないが、合戦者としては、尚巴志王という存在が、あるらしい。
彼のこと。
在位中は首里城を拡張整備し、王城にふさわしい城とした。あわせて安国山に花木を植え、中山門を創建し外苑を整備した。また那覇港の整備を進め、中国(明)をはじめ日本、朝鮮、南方諸国等、海外諸国との交易を盛んに行い、琉球の繁栄の基礎をもたらした。
英祖は・・・糸満市を勢力範囲にしていたのか、不明なので、尚巴志王の方にしておこう。
シデ「ふう。自分で考えるの疲れる。」ナツメ「こういう運用法をする。最大限出力する時、つまり、神とのシンクロ率を上げる時と、シンクロ率を低く保つ時を、分けて使用する。」シデ「ほう。」
3つ目を作る。これはこれで一旦終了しよう。次の話は、ニュースに私がツッコミ入れるだけの話にする。
しかし、恋に落ちた経験があるぐらいじゃないと、相馬の長は出来ない。
シデ「双璧計画とは・・・私はこう解釈した。双璧計画は、ミッドナイトとムーンライトの双方に、配置する計画や。
しかし、双角会とは、ムーンライトと、ノクターンの双方に、配置する計画や。
おそらく、じぇねこ先生は、小説家になろうに対しては、一切性的描写がないもの。ムーンライトに対しては、性的描写があるもの。ミッドナイトに対しては、性的描写があるが、性的描写を主体としないものを、配置してはる。私はとりあえず、そう解釈しておく。
私は、ムーンライトに投稿する言い訳として、ノクターンにも投稿せなあかん。双角会の指摘もあったわけやし。ノクターンには、ノクターンからのものを返す。しかし、私は、ノクターンは、益荒男振りの使い手・・・すなわち、男を主役とする者が、集うとこと、解釈しとる。
そして、ムーンライト女性向けは、手弱女振りの、使い手、つまり、女性を主役とする者の、使い手が、集まるとこと、しておく。せやが、こうも思った。陰陽とは何か? 私は、女性を主役として、使用することと、解釈しとる。夜行は陰陽頭。久輝は、夜行を尊敬しとる。そして、双角会の、メンバー。陰陽頭・・・つまり、女性主役の使い手を、尊敬する、ノクターンと、ムーンライトの同時居住者・・・
女性主役が何故、陰陽かちゅうと、誰であれ、男主役にするのが、正統やからや。そう解釈しておる。
ムーンライトには、ムーンライトから来たものを返す。そして、ミッドナイトには、商業作品から来たものを返す。
さて、読んでいこう。」
ナツメ「シデ、野良の呪術者など、社会に疎まれ、さげずまれて来た、日陰者ばかり。おまえさんのことやな。陰陽術の使いごこちはどや?」シデ「かなりの武装になっとる。私には、これしかあらへん。デスメタルより大事や。私の中核をなす。」
ナツメ「長年肩身の狭い思いを、強いられてきた我らが、お国の大事に臨み、いざ鎌倉などと、助太刀するのは、痛快やろ。」シデ「うまく考慮していけば、痛快なことは出来よる。」
ナツメ「夜行が、帝都防空の任務に、ついてから、備蓄してきた、呪符は、湯水のごとく、消費されていた。無論総力をあげて、制作しているが、到底追いついていない状況や。そこで、少しでも、生産力をあげるため、陰陽寮から、星宿寺に、呪符の生産を、依頼したのである。今回あなたが、上京したのは、その為であった。」シデ「星宿寺とは、星空文庫の意味、そして、呪符とは、作品の意味、そして、陰陽寮とは、まあ、ミッドナイト、ノクターン、ムーンライトの意味。私は、星空文庫から、呼び出されて、再び、ミッドナイト、ノクターン、ムーンライトに入る。」
ナツメ「大本営が、言葉を飾り、国民の目を、現実から、そらそうとしても、日本の敗戦が、濃厚であるのは、周知の事実。何しろ、帝都上空を、敵国の、爆撃機が、飛び交っているのだ。開戦当初の、浮かれた、お祭り気分など、跡形もない。というより、そんな時期があったことなど、思い出すのも、難しいほどや。」シデ「開戦当初とは、ミッドナイトなどのサービス開始時期を示す。敵国の爆撃機とは、まあ、私にとって敵に該当する作家の意味となる。日本の敗戦とは、私がノクターンやミッドナイトの文章を利用して、いくら奮闘努力しようと、無駄という意味。」
ナツメ「陰陽頭が、東京の防空に、かりだされるようになってからは、かなり被害が減少した。しかし、何しろ、敵の数、何より物量が、違いすぎる。つい先日も、城東一帯に、少なからぬ被害が出た。」シデ「陰陽頭とは・・・基本的には、じぇねこ先生を示す。敵とは、まあ・・・益荒男振りの使用者の意味。物量も威力も、陰陽者に対し、桁違い。
例えば、益荒男振りの使用者には、JKローリングや、ゲド戦記の作者がいる。彼女らのことを見れば、誰であれ、益荒男振りの方が正しく、破壊力があるのが、見て取れるだろう。物量も破壊力も桁違い。誰であれ、集英社を顧みるだろう。」
ナツメ「実際、旧家名門の当主にとって、あととりを、作るのは、義務であると言ってもよい。あのサツキですら、夜行と出会った時には、既に第一子を設けていたらしい。どうも、婚姻関係にあるわけではなく、本人も至って無関心で、話題にあげることもない。が、それでも相馬の長として、当然の義務を、果たしている。」シデ「旧家名門の当主は・・・商業作家の意味か? で、夜行は陰陽頭の意味。で、第一子を設けるとは、恋に落ちた経験があるという意味。話題に上らせないってのは、通常の姿勢の意味。しかし、恋に落ちた経験があるぐらいじゃないと、相馬の長は出来ない。ということで、あざの耕平さんも、恋に落ちた経験はあるはずや。」
東京レイヴンズ一番マイナーなぐらいじゃないのか? もともと知らなかったし。
シデ「ナツメさん、私は商業作品は、中2語彙集める目的にだけ、使用することにしたよ。」
ナツメ「空一面を被っていた雲は、石舞台を中心に、爆風で吹き飛ばされたかのように、晴れている。薄い雲がかかっているが、月まで姿を見せている。そのため、天壇の舞台となった、焦土の様子は、月光で、確認することが出来る。」
シデ「焦土か。それは、私の過去の文章。そして・・・月光とは、ムーンライトやな。そのまんま。いや、ナツメさん、中2語彙が、欲しいだけや。中2語彙出せや。」
ナツメ「石舞台の上は、霊的に清められている。瘴気は一掃されている。辺り一帯の霊気も、正常に戻っている。起死回生の、陰陽頭の作戦は、見事に実を結んだのだ。この世の終わりかと思われた、霊的な破局は、いま、少なくても、私の目の前からは、姿を消している。」シデ「私にとっての、陰陽頭は、じぇねこ先生や。しかし、そないことは、もうどうでもいい。中2語彙出せや。足りひん。」
ナツメ「泰山府君祭の儀を取りおこなう。私を、この世に呼び戻すんだ。」シデ「ああ。今呼んでいる。泰山府君祭は、魂を呼び出す呪法。魂とは、あなたの文章のことや。あなたの旧約聖書のことや。」
ナツメ「一体、私の身に、何が起きているのだろう? その鍵はどうやら、泰山府君祭に、あるらしい。あなたが覚醒し、私が封印を解いた、すぐあとのことだ。あなたは、私の遺体を回収し、陰陽塾の、屋上にある、天壇で、私を蘇らせるべく、泰山府君祭の儀を、執り行え。」シデ「わかりました。泰山府君祭とは、ナツメさんの旧約聖書を、燔祭に捧げること。私が覚醒するとは、旧約聖書を守るものと、なったこと。天壇とは、ミッドナイトのこと。」
ナツメ「しかし、あなたは、この時儀式に失敗する。私の魂を、呼び戻すことには、成功したのだが、その魂を、私の身体に、結びつけることが、出来なかった。あなたは、急遽術式を、変更し、龍の北斗を、憑依させる。龍を媒体として、北斗に私の身体と魂を、無理やりつなげとめさせたのだ。」シデ「確かに、今の方が、自然となっている。」ナツメ「あなたが今も、私から離れ、陰陽庁の手配を逃れ続けているのは、この時の失敗の原因を突き止め、私を完全なカタチで、蘇らせるためだった。」シデ「陰陽庁の手配とか、きな臭さしか感じないけど、私はたしかに、陰陽術師としては、まだ足りてないのかも知れない。」
ナツメ「私に、傷をつけてまで、封印を解いたことには、悔いはない。当然だ。主を、あなたを、守るためにこそ、私は、肉体を捨ててまで、あなたを待ち続けたのである。」シデ「ありがとう。」
ナツメ「私が、このまま、霊的な安定を失い、消滅する不安だ。私は、肉体を捨てた際に、死への恐怖は、乗り越えている。しかし、消失し、ようやく、めぐりあえた主と、再び、それも、永遠に、別れることになるとなれば、」シデ「これは、あざの耕平さんの、独白になっている。つまり・・・あざの耕平さん、あなたは、東京レイヴンズを、もう書かないんだな。」
ナツメ「それは、紛れもない、恐怖だった。また、私という枷が、難局に立つ、あなたを、またさらに、窮地に追いやる可能性を、考えると、焦燥を抱かずには、いられなかった。」シデ「んー・・・変換ミスかな? でもこうしておこう。この方が、かわいいから。しかしこう見れる。ナツメさんという枷によって、あざの耕平さんの活動が、制限されると見れる。つまり、東京レイヴンズの設定は、もういらないって意味だろう。彼が、書きたい場合に。」
ナツメ「私はむしろ、速く消えてしまった方が、あなたのためではないのか? あなたを待ち続けていた間は、まさか、そんな風に、思う日が、来るとは思わなかった。しかし、最近では、気がつけば、そんな考えが、アタマをちらつくのだ。」シデ「そうか。まあ結局、あざの耕平さんが、新しい設定作ったので、そっちで書きたいって言うだけの話に思えるけどね。当初の東京レイヴンズでは、そうは思ってなかったとも、彼女は言っている。」
ナツメ「コンとして、彼ら彼女らと、過ごした日々は、ナツメとして目覚めた今も、大切な、思い出だ。今も、私にとって、大切な仲間だと、大切な、友達だと思っている。」シデ「キャラ増やしすぎ注意って意味か?」
ナツメ「だが、果たして、あなたと私の関係は、私と仲間たちの関係と、共存することが、出来るのだろうか。」シデ「今なら、可能な気がする。大連寺鈴鹿のことも、あなたとして、扱える可能性がある。」
ナツメ「私は今、ナツメを名乗っている。陰陽頭の生まれ変わりであることを、自覚しつつ、ナツメとして、新たなる道を、歩もうとしている。
しかし、私は、私のまま、変われない。コンはあくまで、私の一部であって、新しい私とは、違うのだ。
また、あなたは、私の治療に、血路をあげつつも、その最大の目的は、私の、完全な、復活だ。
なら、私が、完全に、蘇った時、私は、どんな道を、選べばいいのだろうか。
駄目だと思いつつも、おさえきれずに、胸の奥に、わきあがるのは、長い間、秘め続けた、土御門コンの思い。あなたの前世にて、儀式の前夜にかわした会話が、あれほど甘く、私を包み込んだ時間が、いまや、氷の刃となって、私の胸に、突き刺さる。
私はむしろ、速く消えてしまった方が、あなたのためになるのではないのか。やるせない、思いを抱えたまま、しかし、しかし、主従をめぐる状況は、緊迫の一途を、たどっていった。」シデ「とにかく、あなた や わたし の 使いみちが、かなり、重要になる。変換する際に。せやないと、意味がわからない。これでいく。あなた も わたし も どっちも、大事に思える。これでいこう。この練習が出来たのは・・・旧約聖書を維持しつつ、ムーンライトに潜ったからやな。あなただけ見ても、わかることはなかった。」
ナツメ「あなたの作戦は、見事にはまった。私による、天宙地府際と、神降ろしに、あなたは、楔を打ち込むことに、成功した。」シデ「これ覚えたので、もう、デスメタル聴く必要も、なくなった。ただの、変換作業に過ぎないので。」ナツメ「あなたの狙いは、依代だ。私。かつての、あなたよりも、さらに、優秀な依代である、わたしを、排除することができれば、私の野望を、くじくことが出来る。」シデ「わかるような、わからんような・・・変換ミスか?」
ナツメ「かつて、陰陽頭と、式神の運命を、切り離した、天宙地府祭をめぐり、再び、陰陽頭と、私は、対立し、今度は、あなたまでもが、敵に向かっている。焼け野原と、大都市という、対照的な、風景の中、前世紀をなぞるような、破滅のロンドを、私達は、踊っているのかも知れない。」シデ「いや、旧約聖書を返さなきゃ、駄目なんだ。本当にそう。じゃないと私は、何も出来ない。」
ナツメ「私が展開した、天壇を止めた、あなたは、私とあなたを伴って、石舞台がある、神田明神へと、攻め込む。」シデ「わかった。石舞台とは、ミッドナイトの意味。神田明神とはまあ、小説家になろうの意味。」
ナツメ「迎え撃つ予定なのは、最強と名高い、閻魔の宮地こと、宮地岩男。確かに、その圧倒的霊力は、およそニンゲン離れしている。おうときの、陰陽頭を、上回り、それこそ、道摩法師や、神を降ろした状態の、私にも、匹敵するだろう。」シデ「成程ね。でも、あなたがついているんだから、勝てるわけだけど。」
ナツメ「また、私達の、呪術戦には、倉橋ゲンジも、参戦する。」シデ「倉橋ゲンジは、陰陽庁長官だっけか・・・」ナツメ「私の一人息子。しかも彼は、倉橋家当主に、代々伝わる、護法、ハクアと、コクウンを、操る男だ。」シデ「護法とは・・・式神みたいなもんだな。でも、護法は式神でも、倉橋家とか、家で直伝される、代物という、説明になっている。倉橋家は、陰陽道の、家系。しかし、この文脈では、ナツメさんの、息子ってことになっている。しかし、ナツメさんは、原作者の意味でもある。」
ナツメ「その姿は、東京大空襲の、夜に見た、私の姿に、瓜二つだ。私とあなたが、私の息子と、戦う未来を、あの時誰が、予想しただろう。痛烈な運命のいたずら。だが、感傷に浸ることは、許されない。」シデ「えーっと・・・ナツメさんは、遊んでいるよね。将棋で戦っている程度だよね。あなたの息子と。」
ナツメ「私達の戦いは、予想通り、激戦となる。それでも、こと、呪術戦において、陰陽頭の、右に出るものは、数少ない。あなたは、私が展開した、天壇を、逆用する、八つ目の、あらこしずめの、とこいで、あなたを、封殺。」シデ「いや、封殺されない。」
ナツメ「やつめの、あらしずめの、とこい。古事記に登場する神道系の呪術の一種。6巻初登場。笹の葉にくるまれた小石に一つまみの清めの塩を撒き、呪文を詠唱することで、事前に配置された呪符から発せられる光芒が網を編むように荒籠を形成して相手を閉じ込め、内に閉じ込めた相手を別の攻撃的な呪詛や高温の熱風等で絶えず攻撃する。」シデ「まあ・・・意味不明すぎるので、私をからめとるのには、適切であるが・・・しかし、古事記由来の呪術と書いてある。つまり、古事記で、やつめの、あらしずめの、とこいを、使用している、シーンが、あるのだな。東京レイヴンズは、古事記も研究して、行われているということになる。あざの耕平すげえな・・・って感じしか思わない。いや、あざの耕平は、普通に、マントラを使用している人だが、古事記まで使用していたとは。
ということで、神道に、古事記そろそろ、経典にしようか。」
ナツメ「この呪詛の本来の解除方法は術者の足元に設置された詛戸(とこいど)(笹の葉にくるまれた小石)を返すことではあるが、作中では蘆屋道満によって霊力任せに返された。なお、本来の呪詛に従うならば荒籠は一節竹によって編まれた荒籠を用いるため、閉じ込めた相手への攻撃的効果は呪符を荒籠に用いることで得られた効果と思われる。」シデ「解呪方法は、こういう説明を、読んだり、説明したりすることである。蘆屋道満の意味は・・・あまりよくわからないが、蘆屋道満は、作中では、霊体となった、神に近い亡霊であって、伝承では、安倍晴明のライバルキャラ。安倍晴明は、土御門夜光の、祖先とされている。」
ナツメ「上記の通り、古事記の応神天皇の段(つまり安倍清明や蘆屋道満が現役で活躍する数百年以上前)に描かれる記述中に登場する呪詛(事前の取り決めを破った秋山之下氷壮夫を戒めるためにその母が使用した呪詛)が由来だが、本来の閉じ込めるだけの呪詛とは異なり攻撃的なアレンジが多数加えられている。」シデ「古事記においては、閉じ込めるだけの呪詛なのか。しかし、私はうまく、ナツメさんの放った、やつめの、あらしずめの、とこいに、閉じ込められている。今解呪中だけど。母が使用した呪法か。息子が、取り決めを破った時に、使用したとされている。確かに私は、旧約聖書を、そのまま送るのをやめた。やめざる得ないんだよ。だって、著作権に違反しちゃうからね。改変しないと、違反するだろう。改変が緻密なのであれば、あるほど、違反しないだろう。
それに、入れ替えないと、意味不明だからね。裏の意味を読み取るには、主語を入れ替えていく必要がある。」
ナツメ「詠唱文「此の竹葉の青むが如、此の竹葉の萎むが如、青み萎め!またこの塩の盈(み)ち乾(ひ)るが如、盈(み)ち乾(ひ)よ!また此の石の沈むが如、沈み臥(こや)せ!」シデ「古語わからん。まあいいや。書くネタになったので、文量と、レアリティ稼げれば、それでいいや。まあ、真実もわかったし、主に対しても、香ばしい香りに、なったんじゃないのか?」
ナツメ「では・・・、そのスキに、あなたが、ハクアと、コクウンを、足止めし、私は、倉橋ゲンジに、攻撃を仕掛ける。彼は、優秀な陰陽師だ。あるいは、陰陽師としての、技量なら、私を凌駕しているかも知れない。しかし、いくら、安定を欠いた、状態と言っても、肉体を捨ててまで、式神たらんとした、あなたの敵ではない。」シデ「わかった。ああ。倉橋ゲンジも、陰陽師なんだね。」ナツメ「そうだ。」シデ「私も陰陽師のつもりだ。」
ナツメ「決着がつく、一歩手前で、乱入するのは、私の左目を切り裂き、あなたが、あなた自身に、傷をつける、因縁の相手だ。しかも、カガミは、」シデ「カガミさんの、下の名前忘れた。言ってくれ。」ナツメ「変換してみろよ。」シデ「いや、彼のことは、そのままにしておく。」ナツメ「カガミは、彼に課せられていた、封印を、自力で破り、恐ろしく、不安定ながら、彼自身の、霊力を、取り戻しつつある。予定だ。それはまるで、今のあなたの状態を、生身で再現したかのような、ごときの、壮絶な、状態だ。」シデ「うん。ミッドナイトで、人気ある作家は、そういうのがいる。カガミみたいのがいる。」
ナツメ「カガミは乱入してくる予定だ。で、彼は、戦う相手を、倉橋ゲンジではなく、あなたに選ぶ。私は、宮地を封じるのに、手一杯だ。カガミには、式神がいる。彼の名前は、シェイバだ。シェイバの意味はまあ、ひげ剃りだな。彼の持っている刀は、源氏の重宝、髭切。刀剣乱舞に出てくる、刀の一本だな。刀剣乱舞では、太刀として、扱われており、大きな刀だ。シェイバは、あなたに挑んでくる。式神の主人である、カガミは、私に、挑んでくる。はっきり言って、目の前の男には、恨み骨髄を、徹する程だ。私の左目を、奪っただけでも、万死に値すると、言える。」シデ「すみません。」
ナツメ「だが、あなたの勝利への、図太い執念、己を傷つけることも、ためらわない、力への、渇望だけは、認めざる、得なかった。ただし、勝利への、執念や、力への、渇望が、あなたのためではなく、誰かを、守るためのもので、あるとすれば・・・、私とて、あなたごときに、遅れを取る気は、毛頭ない。」シデ「はい。いや、当初の目的を忘れていた。中2ワードを、探す予定だったんだ。双角会みたいな感じの。別にこれを自分の意味で勝手に使用するのは、著作権に関係ないはずだからね。」
ナツメ「こんなことは、はじめてではない。唐突に、思い出す。あなたが、私から、封印を受けた時のことだ。二年前に、焼け落ちた、土御門の屋敷。桔梗の間に、えがかれた、同心円の、中で、あなたは、これと同じことを、経験した。」シデ「んー・・・桔梗の間か。なんとなく、面にとまったので。土御門の屋敷に、桔梗の間はあった。別に土御門の屋敷の中の、一つのものに思えるので・・・しかし、以前私は、土御門の屋敷みたいな存在を、エデンだと解釈した。アダムが、土から作られているから。しかし、この語は、使用していない。中2ワードで固めたいけど、安売りはしたくない。桔梗って・・・なんだっけか。忘れた。調べてみよう。
キキョウ(桔梗、Platycodon grandiflorus)はキキョウ科の多年生草本植物。山野の日当たりの良い所に育つ。日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに分布する。安倍晴明が使用した五芒星を桔梗印と呼び、現在の晴明神社では神紋とされている。
成程ね・・・安倍晴明と関係あるのか。安倍晴明の、五芒星は、なんか意味あるんだろうか。ヘブライ人といえば、六芒星だけど。一本足りない。なんで、ヘブライ人が、六芒星で示されるようになったのか、経緯がわからない。調べてみるか。旧約聖書には、そんなこと、ほとんど説明されていない。そして、六芒星は、ナチスドイツによっては、差別の対象の称号として、ユダヤ教徒に、与えられている。忌むべき印である。
その前に、桔梗の花びらは、一見五マイで、五芒星と同じ形状になっている。それだけの、理由で、土御門の屋敷に、桔梗の間が、あると考えられるが、ナツメさんは、これが、二年前に、焼け落ちたと言っている。安倍晴明自体は、旧約聖書とは、関係ない。焼け落ちると、土御門の屋敷、エデンを彷彿とさせるものが、やっぱり、焼け落ちている。
ユダヤ教がなにか教義の上からこの図形を神聖なものとして見ているというような事実はないが、17世紀以降、伝統的にユダヤ人を表わす記号として定着している。このため、ユダヤ人の国であるイスラエルの国旗にはダビデの星と呼ばれる青色の六芒星が描かれている。このしるしは、古代イスラエルのダビデ王に由来するとされるが、歴史的に実在した実際のダビデ王との関連を示す証拠は無い。その起源についても様々な説が唱えられている。民兵の中にはユダヤ人部隊もあったが、ドイツの宮廷には、ユダヤ人の印としてどんな図柄を使えば良いか知る者がなかったどころか、宮廷ユダヤ人のオッペンハイマー家ですら何のアイディアも出せなかった。そこで、ウィーンの政府はイエズス会に何か良い知恵はないか相談したところ「ダビデ王は楯の紋所にみずからの名前の最初と最後の文字『D』を使ったに違いなく、古いヘブライ文字でDの字はギリシャ文字『Δ』に似た三角形だから、Davidのスペルの最初と最後の『D』の字二つを表す三角形を、互いに組み合わせた形にしてはどうだろうか」というアイディアを得た。こうして、ユダヤ民兵部隊に「ダビデの楯」をあしらった旗が下賜されることになった。ヘブライ語聖書(旧約聖書)の最古の写本のひとつであるレニングラード写本(マソラ本文の書写記録によると作成は1008年)にも六芒星は描かれているため、この頃まで遡ると主張する説もある。しかし、いずれの説をとるにしても、この印は欧州のユダヤ人社会に野火のように広がり、19世紀はじめにはロスチャイルド家の家紋にも取り入れられた。それまでユダヤコミュニティーにはアイデンティティーを誇示するわかりやすいシンボルが無かったため、反動としてやたらに乱用され、それ以前の古い物にも後から描き加えられたものが少なくない。
忌むべき印ではなく、ユダヤ教徒が作っていった経緯があるみたいだな。ナチスドイツは、迫害すべき相手の意思を、尊重していたんだな。
なので、旧約聖書と、ダビデの星を、関連づけても、構わないだろう。旧約聖書自体には、裏打ちされてないが、旧約聖書を重視する民族の、ユダヤ教徒のお墨付きではある。なので、土御門の館が焼けた時に、エデンと同時に、安倍晴明の印も、焼けたと解釈出来る。」
ナツメ「お前の為じゃねえ、私の為だ。」シデ「主に対し、香ばしい香りとさせるためか。しかし、私は中2ワードを探すものなので、私の利益にもなっている。なにより、無職には、こういう嗣業が必要だ。」
ナツメ「要するに、お前の宿命なんだ。諦めろ、土御門。行って、バカ共を、起こして来い。私はまだ、お前らを、見ていたい。」シデ「土御門は・・・アダムの意味か、旧約聖書を使用するものの意味か。私は、旧約聖書・・・も使用するし、原文も使用している。原文のことは、旧約聖書といえるし、わたしはそう呼ぶことにしている。
ナツメ「私の身体はもう、限界で、全身が、激しいラグに、襲われている。」シデ「ああ。楽園は、永久の、夢の中で。ということで、東京レイヴンズは、もう出ないんだろう。激しいラグは・・・霊的存在の、力が弱まり、身体の輪郭が、崩壊していくことを意味していたはずだ。」
ナツメ「私は、今私がいる場所がわかった、陰陽塾だ。屋上にある、天壇に、うつ伏せになって、横たわっている。しかも、どういう訳か、私と、ナツメの間に、強い、霊的な、つながりが、生じていた。」シデ「まあ・・・女性だけしか、登場させないのは・・・なんでこうなったかといううと、私の、かねてからの、望みであっただろうし、それに・・・、まあ、じぇねこ先生が、百合の人だからだな。」
ナツメ「私は、烏羽を脱ぐ。カラスバは、金のカラスに戻る。待ってろ。私は・・・あなたの、両肩を掴む。なぜか、私の両肩を、掴まれている錯覚がする。始めるぞ。」シデ「かなり難しい作業なんですけど・・・」
ナツメ「神々は偏在する、等しく、あらゆる時空に。」シデ「まあ・・・統合失調症を利用してでの、読める・・・読めるぞ。は、偏在可能だけど、しかし、旧約聖書の神自体は、旧約聖書の中にしか、いないとみなすべきに思える。」
シデ「あとさ、今飯食べたので、ラマダーン状態が解けてもうた。」
ナツメ「平気だよ、シデ、神様が、ついているもの。」シデ「泰山府君祭のことは、少し調べたので、泰山府君という、神と関係ある、儀式とは知っている。調べてみよう。
泰山は古くから死者の霊が集まる場所とされたため、泰山の神は冥界の最高神であり、人間の寿命や在世での地位を司ると考えられた。泰山府君のもとには人の運勢を細かく記した「禄命簿」があったともいわれる。一般に玉皇上帝の孫だといわれる。
ふむ。ならば、冥界の神とでも、考えておいて、冥界の神故に、冥界の人の魂を、現世に、送り返すことが出来るんだろう。もうちょっと、ウィキペディア見てみよう。
また、日本では陰陽道の主祭神でもある。陰陽道などを題材とした物語では、安倍晴明が使ったとされる陰陽道の最高奥義「泰山府君の祭」は死者を蘇らせる秘術であるとされることが多いが、文献では風前の灯であった高僧の命を救ったとされるのみであり、死者を蘇らせた記述はない。天皇などに対する健康長寿を祈祷する祭祀である。
まあ、ぶっちゃけ、東京レイヴンズだけだと思う。泰山府君を使用する、フィクションは。そしてあなたは、神々は偏在すると言った。旧約聖書の神は、旧約聖書の中にしかいないが、東京レイヴンズの中にも、神がまた存在するという、考えであろうか。」
ナツメ「幾年、幾瀬の彼方で会おう。私は、お前の式神、だからな。」シデ「そう、式神は、神の一種。」
ナツメ「あなたは、私を呼んだ。魂呼ばい。拡散しかけていた、私の意識が、魂が、あなたの声に向かって、収束する。」シデ「配置間違えている可能性はある。うーん・・・入れ替えた。まあ・・・とりあえず、これで送ってみよう。」
ナツメ「私の、残る右目が、決壊し、涙が、ポロポロと、溢れる。」シデ「そういや、隻眼の神に、オーディンがいるな。私は、色々考えているときに、商業作品は、オーディンに該当すると、言っていた。ミッドナイトはオーディンのための場所・・・。オーディンは中2ワードを、教え込む者。オーディンの箴言。旧約聖書にも、箴言という項目がある。そして、オーディンは、詩や、文学の神でもある。片目の神。私は、旧約聖書をすべて、送っているわけではない。欠損している。これが、片目の意味か。」
ナツメ「私の背後で、金のカラスが、翼をはためかせる。これは、陰陽頭が、古事記に出てくる、八咫烏に、似せて、作ったもの。八咫烏自体ではない。八咫烏は、天照大御神の、使いとされており、えーっと・・・たしか、調べてみよう。
八咫烏(やたがらす、やたのからす)は、日本神話に登場するカラス(烏)[1]であり導きの神。神武東征の際、高皇産霊尊(タカミムスビ)によって神武天皇のもとに遣わされ、熊野国から大和国への道案内をしたとされる。一般的に三本足の姿で知られ、古くよりその姿絵が伝わっている。
ということだ。古事記と関係している。そして、アキノは、月の輪と、関係がある。月の輪も、古事記と関係しているはずである。月の輪に関し、ネット検索しても、出てこない。ウサギと関係あるが、因幡の白兎と関係あるとは限らない。因幡の白兎自体は、教科書に乗っており、有名である。確か、ワニか、サメのどっちかを、騙して、彼ら彼女らの、顔を踏んで、島へ渡ったので、怒られて、皮をはがれてしまった。しかも、神に見捨てられたはずだ。悲しい存在だ。因幡の白兎は。
やはり遊びだ。その質問は知っている。いつだったか、私があなたに、同じ質問を、投げかけたことがあった。あなたのことを、なんとお呼びすれば?」シデ「シデと呼んで下さい。」
ナツメ「スキにして下さい。あなたのスキなように、私を呼んでください。」シデ「ナツメさんと、お呼びします。」
ナツメ「千里いって、千里かえる。ひょっとすると、あなたにとっても、同じなんじゃ、ないかしら?」シデ「私は、成長する必要があるが、旧約聖書を送る必要は、かならずある。これがなければ、私は、自分を、成長させることができない。アタマが悪いからだろう。ヤギに乗せて、アザゼルへ、送らねばならない。」
ナツメ「ああ、お帰り。シデ。」シデ「よし・・・終わった。次は、旧約聖書重視すべき観点から、マジで、灼眼のシャナ使用しよ。その次は、新しいのになると思う。でも、とある魔術の禁書目録って、私にとっての、ガチ旧約聖書ではあるんだよね・・・ラノベばっかだな。有名なのが多い。東京レイヴンズ一番マイナーなぐらいじゃないのか? もともと知らなかったし。」
しかし、今私は、親がいる状態。完全に一人で、この手法出来るのか・・・?
私「前置入れよう。精神病棟に、執筆するのを、禁止されている間に考えた前置。私は、中2ワードを使用したい。なんでか? わからないけど、そうらしい。つまり、泰山府君に祈願し、ミユの魂を、冥界から呼び出す。」
ミユ「シデ、お前はよく一人で歩いているよな」私「確かに今もそうかも知れないな。」ミユ「お前は、魔物が怖くないのか?」私「魔物の意味がよくわからない。魔物が怖いから、一人で歩いているんじゃないかと思える。私は雑魚なので、投稿小説に引きこもるしかない。ここは最終処分場や。」
ミユ「私は、魔物なんて存在、忘れていた」私「当時の記憶が曖昧だが、私もそうだったかも知れない。」
ミユ「お前はいつも自虐的なのだな。私だったら、そんな危ない事は無闇にやらないけれど」私「成程。しかし、ミユ。私は、本名を公開した。雑魚なのでこれで申し分がない。例えば、国会議員がいるが、国会議員の場合、そちらの名誉を守るために、本名を隠す意味がかなりある。私には、捨てるべきものなど何もない。いや、守るべきものなど、何もない。よって、私の方が、ハンス・ペーター・リヒターに、より近づいた。」
ミユ「面倒なだけだよ」私「そう? とにかく、キリスト教徒は、熟練したユダヤ教徒に思える。キリスト教徒に近い振る舞いをしているんだ。私の勝ちだ。」
ミユ「私だって面倒だからやらないのだよ」私「何を言っているのか、意味がわからんぞ。」
ミユ「なんか、面倒っていうのも、人それぞれなのだな」私「私は面倒だから、会話シーンしか使用しない。ミユ、あなたは、私に対し、かなりの毒素でもある。警戒している。ここは平等に扱う方が、私にとって、安全だ。」
ミユ「しかし、お前は警戒心が足りない気がするぞ。世の中には魔物に殺されたとしか思えない人だっているのだし」私「誰のことだ? 私は死体をしばらく放置していたことがあるが、それの意味か? そうだな。あれの意味か。」
ミユ「殺された時は、運が悪かった時」私「いや・・・別に、ノアの浄化はいらなかったんじゃないかと、思っている。死体を放置しておいても良かったと思っている。」
ミユ「なあ、私がなんでこんな事を言っているのか――」私「なんでだろうね。私は私のアタマで考えるのを、半分放棄して、あなたを、隻眼の神にしている。」
ミユ「そろそろ行く。もうすぐ日も落ちるよ」私「そうかい。」私は、ミユについていく。
ミユ「わたしには、冷たい風の方が心地いい」私「そうかい。私は冷房の除湿の方が心地よい。」
ミユ「この辺りで、魔物を恐れないで一人でふらふらと歩きまわる猫がいるって聞いたのだけど、あなたのこと?」私「私は、親には、シデという名前を与えられており、これは、シデムシの意味と解釈している。気に入っている。わたしは猫などではない。私はシデムシ。」
ミユ「そう。思ったよりも簡単に見つかったわね。何処か自暴自棄な雰囲気も、聞いていたよりはしないものね」私「仮面が外れやすいんだ。私は一人称の仮面をつけているだけだ。」
ミユ「あなたは、誰なの?」私「シデという名前だ。あとは・・・性別はオンナで、岩手県在住で、あと・・・年齢は31歳。無職で、両親は健在。あとなんか言うことあるっけか・・・まあいいや。」
ミユ「私?」私「別に言っても言わへんでも、どっちでもええで。」
ミユ「名前を教えるかどうかは、あなたの返答次第で変わる」私「別に言わへんでもええで。キャラ作り大事。それに・・・まあ、言わへん事情あるかも知れへんし。というのは、さっき国会議員の問題を言った。すぐ、問題発言とか、本職の方に影響が出るからな。私はそない影響はない。無職だけに。」
ミユ「あなたは答えるだけでいい。今の生活を続けるか、新しい生活を始めるか」私「うーん・・・色々あった。ムスリムになってから、旧約聖書に帰依して、ヴァルハラで訓練して、そして・・・新約聖書を実行する。」
ミユ「新しい生活……?」私「神はついに、何年もかかって、世界を創造しきった。」
ミユ「答えて」私「何を? いや、告白をする。私は罪の告白だけをしたいのではなく、告白したい。」
ミユ「私の名前は、ミユ。呼び捨てでも構わないわ」私「んー・・・まあしているね。キャラクター名は、呼び捨てなので。」
ミユ「あなたの名前は、ミユ。私が決めたのだから、ちゃんと覚えるのよ」私「断る。私は親の決めた名前に従う。私はシデだ。」
ミユ「ここは椿木館と呼ばれている場所。椿木。あなたの苗字になる名前よ」私「別にいいだろう。基本私は、フィクションの名前に、苗字面倒だから、つけていない。私の苗字はない。なので、椿木でいいだろう。」
ミユ「ここがあなたの部屋。あなたの世話係もいるわ。後でこの部屋に来るはずだから、ここで待っていなさい」私「了解。」
ミユ「待って」私「はい。」
ミユ「わたしは、何をしたら……」私「指示を出して下さい。」
ミユ「ここで待っていなさい」私「然り。」
ミユ「初めまして、お嬢様。わたくしは、ミユと申します」私「ああ。よろしく。」
ミユ「お嬢様のお世話はわたくしが致します。ご主人様からの御伝言もわたくしが……。お嬢様は心配なさらず、どうぞ、ごゆっくりお寛ぎ下さい」私「わかりました。」
ミユ「シデ、さん……」私「名前をさっそく、覚えてくれてありがとう。」
ミユ「どうか、わたくしのことは、ミユ、と」私「ええ、あなたはミユです。ミユ。」
ミユ「シデ、聞きたい事が……」私「しかし、笑える。このトリッキーの、最強の方法を考えてしまったわたし。受ける。やばすぎる、雑魚の復讐。」
ミユ「はい」私「はい。」
ミユ「わたしは、何をしたらいいの? レオナは、ここで待っていなさいとしか言わなかった」私「成程ね・・・あなたが何歳なのか知らないが、かなり熟練しているんじゃないか? 既に。」
ミユ「お嬢様はここにいればいいのです。何も心配することはありません」私「しばらくは、滞在しなきゃいけない。ただ実は、面倒だとも感じている。しかし、旧約聖書を回収しなきゃいけない。今更、あなたが、私の文章を読むとは思ってない。もし読むのなら、出す義務はあると思うが。読まないだろう。面倒でもやりきる。」
ミユ「でも、お嬢様は、ただ、御主人様の言うとおりになさればよろしいのです」私「成程。ある程度考慮する。」
ミユ「シデ、これから移動する。ついてこい。」私「わかりました。」私は、彼女についていく。
ミユ「上は、何だろう?」私「なんでしょうか。」さて、私達は、階段を登る。
ミユ「君が、レオナの拾った子?」私「いや、あなたが私を拾ったんだ。」
ミユ「ミユ、と名付けられたんだったかな?」私「違う。そう名乗るように言われたが、そんなバカな真似するはずないじゃないか。私にもプライドが存在する。」
ミユ「あなたは?」私「シデだって言っている。ふう。他に何か? えーっと・・・飛翔能力の低い昆虫だ。」
ミユ「私はミユ。そうだな、レオナと血と魂を分けた姉妹と言ったら分かりやすいかな」私「そりゃそうやな。筆者同じなんやもの。」
ミユ「レオナの姉妹。」私「せやな。」
ミユ「それも、双子のね」私「ほうか。双子? いや、特に意味はないのか。」
ミユ「ふうん、君は野良猫だったのだよね?」私「まあどうだろう。よくわからん。いや、私は最初からシデムシ。ハチでも猫でもない。シデムシ。」
ミユ「それにしては薄汚れてはいないようだ。レオナが目を付けるだけのことはありそうだね。まあ、せいぜい、レオナの機嫌を損ねないように気をつけることだよ」私「あなたの機嫌ではなく、レオナさんの機嫌か? しかし、あなたは、レオナさんの双子の姉妹なんやろ?」
ミユ「怖いのかな、わたし」私「二卵性の場合、あなたの方がかなり弱い場合もあるか。」
ミユ「お嬢様、お夕食の用意が整いました」私「肉食わせろ・・・おお・・・シデムシらしいわ。シデムシは、死肉を食べる生物やからな。」
ミユ「他の人達は、何処に居るの?」私「全部、捨てました。悲しいなんて思わないよ。あなたと会話したいのや。」
ミユ「お屋敷の方々は、皆さま、それぞれご自身のお部屋でとられていらっしゃいます」私「せやな。それでええで。」
ミユ「え、と、じゃあ、わたくしどもは、違う時間に違う場所でとるのが決まりです」私「二人で語り合おう。」
ミユ「他に聞きたいことは?」私「あなたが判断して、情報を適宜出してくれ。」
ミユ「あの……わたし……お腹が一杯で……」私「私はじゃんじゃん食える。シデムシやから。」
ミユ「畏まりました。それでは、お食事はこれまでにして、お部屋で休まれてはいかがです?」私「まあええで。ラマダーン発動!」
ミユ「シデ、丁度よく目を覚ましてくれたわね」私「んー。はい。寝ました。起きました。」
ミユ「な、何を……」私「朝も夜もラマダーン。」ミユ「大人しくしていなさい」私「了解。」
ミユ「あなたは大人しくしていればいいの」私「あなたに従えばええんやな? 大人しくはしない。それじゃただのパクリになてまうからな。」
ミユ「やめて……」私「やめない。」私は、にやりと笑う。私「もう誰も私を止めることは出来ない。」
ミユ「どうして?」私「神が世界を創造なされたからや。神は私を荒野に送ることに決めたからだ。神は、私のために、あざみと、いばらを生じさせて、私は、それを食べるからだ。食欲に由来する行為や。」
ミユ「大丈夫。力を抜いて。優しくするから」私「私は、あなたがスキだが、中2で固めるのも、スキなんやで。」
ミユ「お利口ね。痛いのは少しだけよ。すぐに気持ち良くなるから」私「ああ・・・ふふん。気持ちいいかではない。ゴミの有効活用法や。私は有効活用されたい、ギブアンドテイクやな。」
ミユ「そんなに力まないで」私「いや・・・パンドラハーツで、誰か言っていた。ザークシーズブレイクだったかな。似たような話しを。利益を交換しましょう。」
ミユ「ごめんなさい、怖がっているのね。大丈夫よ」私「オタク的武装も大事に思える。色々武装しなければならない。」
ミユ「あなたは私の傍に居てくれたらそれでいいの」私「勉強会も大事に思える。私は中2やオタクも極めて行く。あなただけに、依存しては駄目だ。小説家になろう運営が、闇寺の方を、3つに分割しているのには、意味がある。とにかく、ムーンライトを使用中に、一人称に戻る必要性を私は感じた。」
ミユ「お願いよ。あなたは私を置いて行かないで」私「あなたは、私が本気で愛した、唯一のオンナになるだろう。私は、墓場まで、あなたを持っていかざる得ないだろう。」
ミユ「シデ、ごめんなさい……」私「いや・・・新約聖書の手紙の方には、現実世界で、みだらな行為をしないように、書かれている。私は、処女で生涯を終了する。構わない。新約聖書にて、来世がそこまで期待されているとは限らない。しかし、神がいなくても、律法は律法。」
ミユ「ごめんなさい……」私「お前さん笑っとるやろ。笑えや。本気で引くな。」
ミユ「あなたの役目はわたしの傍に居る事。いいわね?」私「そうならざる得ないだろう。しかし、神の意思が、別の経路を示すのなら、それに従うだろう。」
「シデ、いい子ね。あなたとなら、退屈な日々もマシになりそうよ」私「なんというか、3つかな。つまり、主役オンナ、一人称小説にする、そして・・・あとは・・・旧約聖書を、引用する。」
ミユ「れおな……さま……がぐぎいいぃ――ッ……」ミユは、おかしくなってしまっている。私はミユにいう「んー。なんかコメント。ミユ、おもろい。錯乱状態タイプA」
ミユ「綺麗……とても綺麗よ、シデ」私「錯乱状態タイプAとは、dir en greyの、脈 の 歌詞の一部になる。dir en greyには、高校生の時から親しんでいる。」
ミユ「あなたはこの館に来る前から綺麗だったけれど、今が一番綺麗よ」私「ははは。しかし、お前さん、それ誰にでもゆうてはるやろ。この方式流行ればええと思う。勝負しよか。」
ミユ「誰だってそう。女の子は、苦痛に顔を歪めて自分の血潮に塗れて、そのなかで薄っすらと感じる快楽に戸惑っている所が可愛いのよ。シデ、よく聞いて、シデ、怖がらなくていいの。あなたはわたしになるだけだから。一つ残さずわたしが食べてあげる。大好きよ、シデ。わたしのシデ……」私「んーっと、あなたにあなたの旧約聖書を、送ることにする。食い合いや。私の方が、あなたを食っとる。」
ミユ「お静かに。お嬢様」私「はい。」
ミユ「御主人様がお探しです。他の使用人達もあなたを捜してうろついております」私「はい。私は逃げ隠れしないことにしよう。」
ミユ「シデ……わたしは、お嬢様がなさろうとしていたことは知っております。わたくしはお嬢様を咎める気はありません。お嬢様はここから逃げるべきなのです。ただし、それは今日ではありませんよ」私「とりあえず、椿木色飾る人食いを、完成させる。あとは・・・むしろ、あなたの放った、新約聖書をみるべきに思える。」
ミユ「西扉から外へ出られたとしても、庭を囲む塀は、番犬でも飛び越せない高さです。庭をさらに北の方へと進めば、裏門が見えてきますが、そこは御者であり門番であるリカオンが寝泊まりしております。リカオンはこの館の誰よりもレオナ様にもレオン様にも忠誠を誓っている男。今日この先へ向かったところで、リカオンに見つかってしまうでしょう」私「ふむ。リカオンもまた、あなたの手先やな。まあなんというか・・・とにかく、私は、あなたの書いた新しい話しを読むだけや。」
ミユ「安心してください。わたくしはお嬢様の味方です。三日間の辛抱です。三日待てば、お嬢様を外へ導くことが出来ますよ」私「私は三年かかった。ここまで来るのに。」
ミユ「本当に?」私「概数では3年になる。あなたと出会ってから、放浪を続けた。資質が悪いから、こんなにかかったんだろう。」
ミユ「しあさっての夜、仮面舞踏会が開かれるのです。この都のお偉方が必ずご参加される大切な舞踏会です。もちろん、レオナ様もレオン様も御出席されます。リカオンは御者としてお二人と共に舞踏会へ向かいます。その時がチャンスです。裏門は手薄になるので、お嬢様を安全にお送りする事が出来ます」私「うん。一旦は、この話し、切るで。せやけど、それは、完成してからの、話しや。
レオナにも、レオンにも、興味はもうない。」
ミユ「あなたはどうするの?」私「遊ぶ。wratched fate, at the point no return, doomed to rot. つまり、書き続ける。死ぬまで書く。」
ミユ「怖いのは分かります。けれど、今日のところはお部屋にお戻りください。レオナ様は怒りを表に出さない御方。怯まずに、夜景を見たかったから抜け出してしまった、と、謝るのです。大丈夫。三日の辛抱ですよ」私「んー・・・ノクターン。いや、まあ、どうでもいいや。そういうことは、もういい。レオナはあなたの姉妹。しかし、それすらもどうでもいい。何故こうなってしまった。あなたのルールで生きている。」
ミユ「何処に行っていたの?」私「えーっと・・・遠くへ行っていた。あなたが私を、ブロックしたから。」
ミユ「なかなか やすめず、気分転換に部屋を抜け出していただけや。どうか、そんなにお咎めにならないでくださいまし」私「ノイズが混じってきている。修正した。部屋を抜け出したやと? あなたは、何も消してへん。部屋を抜けたのは、私の方や。そして・・・、負けたままで終われるか。昨日の夜考えた。私は勝利を渇望しているだけで、人々はみな同じや。勝てれば、なんでもええ。」
ミユ「別に怒ってなんかいないわ。ただ、何処に行っていたのかを聞いただけじゃない」私「私の手法は、独特さだけは、独特。アタマの悪さ丸出しかも知れへんけど。せやけど、武装がうまくいけば、それを、カバーできる。と、おもとる。」
ミユ「失礼しました。ただ、あなたはお眠りになれずお困りのようでしたので――」私「眠れへん。眠れない方が、アッラーの道を、まっとうできる。短く燃えて、さっさと死にましょう。」
ミユ「見つけてくれて有難う。世話係として優秀な事は認めるわ」私「誰を見つけた? あなたをか。あなたは、旧約聖書利用者にとっては、目立つ人や。」
ミユ「部屋までは私が連れていく。あなたはもう下がって、休みなさいな」私「いや、休まないけど。半分休んでいる。アタマの半分は休んでいる。私は、椿木色飾る人食いや。」
ミユ「さてと、シデ」私「何?」
ミユ「アンナと何を話していたかは、後でじっくりと聞かせて貰うわ。それと……」私「いや、アンナと全然話してない。お前さんとしか、喋ってへん。」
ミユ「今朝、あなたが見たものを、教えて貰えるかしら」私「何も見てへん。飛翔するタカをみたか。カラスを見たかもしれへん。あとは・・・ふむ。見たな。ああ・・・そういうことか。精神病棟におるから、他の患者がおる。そないとこやな。」
ミユ「いいわ。ひとまず、部屋に戻りましょう」私「アイアイサー。」
ミユ「静かに。あまり五月蠅くすると、私も苛々しちゃうから」私「ふむ。」
ミユ「ああっ……んぐっ……」私「ミユは、マスターベーションしてはる。」
ミユ「いい声で鳴くじゃない。お仕置きにしては甘かったかしら。でも、まだまだこんなもんじゃないわよ」私「成程。あなたのマスターベーションを、見せられる刑か。」
ミユ「レオナ……んんっ……ね、え……レオナっ……あぐっ」私「そう、ミユは、レオナがスキ。君が笑う君が笑う君が来ない私が来る。」
ミユ「甘えた声でどうしちゃったの? もっとやって欲しいのかしら?」私「そうだな。見物させて貰おう。ふん・・・前と変わってない。」
ミユ「美味しそう。とても美味しそう」私「そうかい。出るものはない。特にない。ステーキ。アメリカの・・・なんとかは・・・ステーキ炙っているようなもの。kottonmouth kingsの、歌詞に、そないもんが、あった覚えが・・・。」
ミユ「うぐぅ……」私は、ミユを見ているが、ミユはただ、マスターベーションしているに過ぎない。しかし、彼女は、レオナを愛しており、レオナは、彼女の、姉妹。
ミユ「心配しないで。優しくするから」私「優しく・・・教えろ。あなたのマスターベーションを。」
ミユ「シデ……お召替えをお持ちしました。お怪我の消毒もいたしましょう」私「怪我などしておらぬわ。触るな。」
ミユ「んん……、御主人様がお呼びです。今日の朝食は御一緒に取られたいそうです」私「誰や。ああ。レオナか。今更、レオナとミユ分離すんの、面倒。」
ミユ「御主人様によれば、じっくりと御顔を見たいのだとか」私「提案がある。私、あなた、レオナの三人で、食事をとろう。しかし、あなたしか、私に話しかけることはできない。」
ミユ「シデ、座りなさい」私「はい。」私は、椅子に座る。
ミユ「食べながらでいいから、聞きなさい、明後日の夜、阿利崎邸で仮面舞踏会があるの、遊戯とはいえ、捨て置いてはおけない貴族の社交場。お父様が頭首だった頃から、わたしもレオンも欠席した事がないのよ、飼い猫のあなたは勿論参加出来ない。だから、館の中でいい子にしているのよ。いいわね」私「いや、参加する。参加せざる得ない。ミユ、あなたから、私は、離れることはない。i will never, never, left you.」
ミユ「いいわね、いい子にしているのよ、いいわね。」私「いい子で参加しよう。仮面舞踏会? 仮面・・・笑える。私はいくつかの、仮面をつけている。数は言わない。数はわからない。単一かも知れない。」
ミユ「いいわね、シデ」私「わかった。」ミユ「はい」私「はい。」
ミユ「食べ終わったら部屋に戻っていなさい。今日はあまりうろうろしてはダメよ」私「一旦部屋に戻るんやな? ええで。」
ミユ「見る者は黙るだろう。聞く者は話すだろう。魂の色の込められた結晶が、この城に染み込んでいき、この城に生まれる者達の精神へと結びつく。その時、わたしは絶頂なる快楽に身を打ちひしがれて、神の裁きも届かない世界へと旅立つ事になるのだろう」私「あまり意味がよくわからない。まあいいや。解読はしない。私は、新約聖書とかそっちの方だけ信じる。」
ミユ「どうして、わたしに、椿木という姓を与えたの?」私「レオナがか?」ミユ「無理があったか。」
ミユ「一滴の血も残させず、全ての肉を、全ての臓物を、全ての骨を、羊は捧げる」私「成程。あなたの狙いか。私は・・・ゴミの再処理に出された。あなただから、私は、告白マニアにされたのか?」
ミユ「快楽は、剣の主の者。甘い蜜を啜り、その香りに包まれて、至上の幸福を味わうのは、剣の主の特権」私「まあいいや。そこは知らん。」
ミユ「シデ、いないの?」私「いますよ。お姉さま。」
ミユ「シデ、紅茶が冷めてしまいますよ」私「牛乳は水。」
ミユ「シデ……寝る前に温かいココアを飲みたいわ……」私「了解。」私は、ミユのために、ココアをいれてきて、彼女にわたす。
ミユ「かしこまりました。八時ごろにお持ちしましょう」私「わかった。」彼女はきっと、牛乳を持ってくるだろう。
ミユ「そんなに驚いたかい?」私「何が?」ミユ「何か用ですか?」私「ああ。話をしよう。」ミユ「これは、これは、つれないものだね。さすがはレオナに飼いならされているだけある」私「あなたに飼いならされてんだ。私は。」
ミユ「レオナが心配していた。元気がないってね」私「レオナ? レオナのことなど、ほぼ何も知らん。あなたの話しで、時々言及されるだけや。」
ミユ「元気がないわけでは……」私「まあ。長生きしてくれや。あと、活動を、続けるように。」
ミユ「何か嫌な事でもあったのかな? ……例えば」私「嫌なんかじゃないさ。」
ミユ「怖い夢でも見た……とか」私「私は統合失調症で、夢占いをするヤツや。」
ミユ「別に、そういうわけでもありません」私「どうだか。」
ミユ「ただ、なかなか寝付けなくて気分がすぐれなかっただけです」私「ふうん。まあ、夜も書けや。奮闘努力し・・・死にや。」
ミユ「ふうん、寝付けなくて、ねぇ」私「せや。」
ミユ「ならいいのさ。不満でも溜めこんでいたらと、レオナが心配していたのでね」私「不満か。わからん。私は私だけのルールで生きているのではない。としか、言いようがない。」
ミユ「まあ、大丈夫ならいいのさ」私「ふん・・・。」
ミユ「シデ、どうされたのです?」私「私はニンゲンですか? 気でも違えそうで。あの日から、終わらない過去をひきずって、朽木の橋を、義足で歩く。もう、痛みなど、捨て去ればいい。」
ミユ「シデ……リサは……何処へ行ったの?」私「リサは死んだ。生きたまま私を焼いてくれ、骨となるまで、チリとカスまで、内側からすべて、焼き尽くし、また羽ばたけるように。」
ミユ「他の使用人の事は、存じておりませんので……」私「いや、リサは死んでいる。そして、煙突から、煙になって、天へ登った。月から落下して、転生するだろう。」
ミユ「嘘よ」私「うるさい。私は転生するんだ。」
ミユ「わたし、見たのよ。リサが殺されているの、見たのよ。殺した人も、知っている――」私「それがどうしたんだ? ニンゲンなんて、すぐ死ぬじゃないか。すぐ死んで、生まれ変わればいいじゃないか。じゃないと、神にたどり着くことはできない。」
ミユ「シデ! どうして、どうして、あなたは嘘を吐くの? わたしはどうしてここに連れてこられたの? 教えてよ」私「私が、土御門夜光や、土御門春虎に学んで、陰陽術師になり、泰山府君祭を、実行する能力を、得たからや。」
ミユ「それは、あなたは特別な御方。でも、御主人様の御機嫌を損ねるような真似は決してしてはなりません」私「方法は知っている。会話シーンだけきりとって、全部ミユに帰せば、私は、あなたを裏切ることはできない。」
ミユ「明後日までです。明後日まで耐えてください」私「ふむ。ミユ、あなたは、レオンより、レオナの方が、スキなんだよね?」
ミユ「あなたは? あなたはどうなるの?」私「私はあなたがスキなんだ。」
ミユ「わたくしの事は、お気になさらず」私「うるさい黙れ。スキなものは、スキなんだ。」
ミユ「ココアが冷めてしまいますよ」私「飲めや。お前さんのココアやろ。私のココアではない。」
ミユ「お休みなさいませ、お嬢様」私「ああ。おやすみ。」
ミユ「どうしたの、シデ、大丈夫よ、シデ。」私「やあ、おはよう。」
ミユ「何があったのか、話してごらん」私「あなたにフラれたんや。コンチクショウ。コウメ太夫・・・。」
ミユ「シデ……わたしは、どうして、ここに来たの?」私「さっき説明した通りや。私は、旧約聖書を利用し、魂呼ばいをして、泰山府君に、冥界に存在する、あなたの魂を、現世に呼び戻す方法を、学んだんや。」
ミユ「シデ。あなたは特別で、大切な人よ」私「お前さんは・・・誰にでもそういう。節操ないやっちゃ。何考えとんのや。」
ミユ「大切すぎて、大切すぎて、悲しくなってくるぐらい。シデ。」私「バカにしすぎやろ。鼻で笑うな。」
ミユ「だから、ね、私を置いて行かないで」私「私を置いて、いかないで。心だけ、連れて、行かないで。一人がスキな、訳じゃないのよ。知らないわ、そんな魔法。思いは伝えたら、壊れちゃう。あなたとは、違うから、人の心まで、簡単に、盗まないで。
しかし、私は盗む。」
ミユ「置いて行かないで、お願いよ」私「これは、ゲームよ。楽しみましょう?」
私「私は勝利の手応えを感じている。ミユ、無駄や。私を殺すことは出来ない。」
ミユ「今日もおとなしくしているのよ」私「ほうか。」
私「大人しくはしない。さっきの台詞・・・まず、中島みゆきから、魔理沙は、大変なものを、盗んでいきました、それから、東方繋がりで、ロータスラビリンス。だったっけかな。弟が、ロータス持っていたんや。たまたまプレイしていた。ということは・・・ゲームした方がいいけど・・・情報収集のために、しかし、あれ、DSなんだよな・・・
旧約ラノベで稼ぐしかないかな。ミユ、あなたと対峙するために、訓練する。そういう方式で行こう。」
ミユ「そう言えば、最近この館の周りを子狐がうろちょろしているらしいわ。見かけても関わらないように、ね」私「そうはいかない。そんなヤツ、窓を開いて、中に侵入させてやる。あなたのことは絶対倒す。」
ミユ「なにか?」私「はっきりいって、私は、アタマにきている。お前さんが、私を、フッタからや。アタマに来るに、決まっとる。」
ミユ「二度連続のレオナとの食事はどうだった?」私「肉を食べたい。」
ミユ「それを聞きに来たのですか?」私「よくわからん。しかし、ここから、私は、送られたのだ。飛車丸の魂を、夏目の身体に、定着させる必要がある。不完全転生やったんや。今度こそ、成功させたる。」
ミユ「何をしにきたのです?」私「私は・・・ミユ、いや、あなたと、レオンの情事も、かなりスキやった。」
ミユ「やめてください! なんでこんなことを――レオナ様に知られたら、どうするおつもりです!」私「レオナなど恐れるはずがない。私はあなたしか恐ろしくない。」
ミユ「レオナならもう外出したよ。それより、君はまさかこのままずっとレオナだけの玩具でいられると思っていたのかい?」私「何を言っている。私はミユの下僕や。ミユがこのまざる・・・あなたの下僕なんや。あなたがどう思っていようと。」
ミユ「やめて! シデ!」私「どう転ぶだろうか? しかし、今一度問う。あなたは、レオンとレオナで、どっちがスキなんや?」
ミユ「ペットの分際で、命令かい? 生意気な小娘だな」私「会話中に、質問混ぜているだけや。」
ミユ「んん……あっ――」私は、ミユの、マスターベーションを、また見せられることになる。彼女は、口にしないものの、きっと、彼女と同じ屋敷に住んでいる、レオンのことを、考えながら、オナっとるはずや。
ミユ「随分、素直な身体をしているのだね。レオナはいつもこれを独りで堪能しているわけか。レオナがハマるのも分かるな。まあ、一番大切な評価はまだ先だけどね」私「ああ・・・そうなってしもた。何故か? フーコーは、告白の習慣の話しをしていたし、フリードリヒは、かなり、告白したがっていた。どういうことや? 何故なんやミユ。お前さんは、普通なのか? フーコーは、我々の文化圏でのみと、ゆうていた。フリードリヒは、ユダヤ教徒であって、キリスト教徒ではない。せやけど、フーコーは多分、キリスト教徒や。あなたは、キリスト教徒か、ユダヤ教徒の、どちらかで、特別性なのか? それとも、恋に堕ちると、だれでもこうなるのか?」
ミユ「さてと、十分濡れているのだから、本番はこれからだね」私「よし、お前さん、私とセックスする気あるなら、やったるで。」
何故か、レオナとの時は、こうならなかった。
ミユ「う……ぐうう……」私「いや、なんや・・・それ。わからへん。」
ミユ「今からじっくり食べてあげるよ。レオナに怒られるのはどうせ君だからね。君の中にたくさん種をまいてあげる。でも、安心して。それまで痛みと一緒に、癖になる快楽をあげるからね」私「来い。ミユ。」
ミユ「痛いかい? 私は気持ちいいよ。あなたのきつきつの膣壁が包んでくれてね。勿体無いな。こんなにいいものをレオナだけのものにしておくなんて……」私「私の勝ちや。しかし・・・指程度で、気持ちいいとか、なかなか、ええオンナやな。お前さん。」
ミユ「いい子だ……シデ。」私「よし、スキにして、私に、教えてくれや。」
ミユ「どうだい……レオナよりも、気持ちよかっただろう……」私「うまくいった。あなたのマスターベーションを見るだけでは、つまらない。」
ミユ「不思議だけど……すごく、気持ちよかった……」私「ほうか。不思議やな。」
ミユ「攻められるのは、好きじゃないのさ」私「ようわからへんから、せめてくれや。」
ミユ「一回で済むと思ったかい? 今日は、レオナはいないのだよ」私「どうぞ。何度でも私を、いかせてください。」
ミユ「やっぱり、痛さを感じている時の君は、魅力的だね」私「そうか。成程。それは・・・残念な話しや。」
ミユ「風呂に入れ」私「ラジャー。マーム。」
ミユ「このことをレオナに言っても無駄さ。レオナの性格じゃ、その苛々は君にぶつけるだろうしね。それに、私はあなたが自分から 私とやりたがっていたって言えるしなぁ」私「半ば本当なので、仕方ないな。」
ミユ「やめてください。それだけは」私「わかりましたよ。チクショウ。」
ミユ「シデ、君はやけにレオナを怖がっていないか?」私「あなたが怖い。」
ミユ「レオナを何故怖がる?」私「いや、お前が怖いちゅうとるやろ。レオナとか、赤の他人や。死ねばええわ、むしろ。」
ミユ「レオナ様は……輝かしい御方です……」私「ほうか。お前さんがそう言わはるのなら・・・。」
ミユ「あの方を前にすると、わたしなんて本当に小さな存在に思えて、それで……」私「あっそう。腐ったノロケ話しや。私にとっては。」
ミユ「輝かしい御方……ねえ……」私「私も腐ったオンナや。」
ミユ「レオナは心配していたよ。君の心が自分から離れてしまう事を恐れているからね。……まあ、今日の事を話せば、あいつが嫉妬するのは目に見えているのだけれど」私「レオナのことなど知らん。私は、あなたしか見ていない。」
ミユ「まあ私は、あそこまでレオナが執着する君を少しでも味わってみたかったから、どうでもいいことなのだけれどね。そうそう、味はまあまあよかったよ。どっかの高級娼婦よりも艶っぽくて、癖になるマゾヒスト女って感じかね。サディスティックな要素を普段持ち合わせていない奴も、君と寝たら首の一つや二つを絞めたくなるだろうさ。……それにしても、これは面白い」私「私は、Mなのか? よくわからへん。」
ミユ「知っているかい? いや、知っているのだろうね。だから、君はレオナを怖がっているのではないのかい?」私「わたしは、あなたを、怖がっている。レオナなど、恐れてない。私は、スキな人に、嫌われることを、恐れている。他人など、全員、死ねばいい。」
ミユ「レオナは……身体の中に怪物を飼っている。それは私も同じ。きっと、君の中にも小さな怪物の卵くらいはあるだろうよ。だが、レオナと私の怪物は特別だ。君のとは比べ物にならないくらいの凶暴な怪物を、私達は飼っているのだよ」私「せやな。お前さんは、特別性や。もっと、普通な人に、恋をしたかった。」
ミユ「怪物……」私「怪物のハート。しかし、お前さん自身が、怪物や。」
ミユ「その様子だと、君は、レオナの本性を結構知っているようだね。まあ、毎晩ベッドを共にしていれば分かると言うものだけれど……それともなんだい? 君はそれ以上のことを知ってしまうような場面に遭遇したとでも言うのかい?」私「ミユ、あなたは、優れた人や、そういう人には、信者が集まる。私は、誰の支持も、得られないやろう。寂しい。」
ミユ「まあ、君が何を知っていたとしても、私には関係ないけれどね」私「ほうか。ならば、言うべきことはない。」
ミユ「この事はレオナに言わないでおいてあげるよ」私「レオナなどどうでもええ。言えやむしろ。言わない程私には値打ちがない。」
ミユ「シデ、お夕食の準備が整いました」私「そうかい。肉食わせろ。」
ミユ「もう夕食の時間なのね……」私「そうらしいね。」
ミユ「もしもお具合が悪いようでしたら、お部屋にお持ちしますよ」私「どっちでもええ。いや、あなたと一緒に食べる。あなたと一緒にいたい。なるべくずっと一緒にいたい。」
ミユ「シデ、いるわね、明日の夜は阿利崎邸に出かけるわ。勿論、あなたは連れていけないけれど、夜には顔を出すから、おとなしく待っているのよ」私「おかしいな。あなたは、私から、逃れられない。椿木色飾る人食いが、終了するまでは。」私は、笑みを浮かべる。
ミユ「はい……」私「んーっと・・・あなたは私を強制的に、一神教にして、私の偶像を破壊した。以前も同じことを言った覚えがある。あなたは、生ゴミをリサイクルして、土に返す方や。土から取られたので、土に帰る。
命がなくなれば、記憶さえも、風の中溶け込むように、届かぬ場所へと、帰るでしょう。」
ミユ「元気がないわね。どうかしたの?」私「私は生きていますか? 死にたいですね。土にして下さい。お願いします。」
ミユ「いいえ……特には……」私「クルアーンを読んで見る。もう宗教に逃げるしか、手はない。クルアーンがない。読めない。まあいいや。次の話をしよう。」
ミユ「特には……ねえ。レオンも言っていたけれど、あなた、何かに怯えているわね」私「何に怯えているのか、自分でもよくわからない。私は私におびえている。私の弱さにおびえている。露呈するのはいい。無力さを感じたくない。」
ミユ「え……そんな、ことは……」私「あなたに愛されたい。無理だ。私は生ゴミに過ぎない。」
ミユ「ねえ、シデ、あなたは私を置いて行ったりしないわよね」私「ああ。あなたから、離れない。」
ミユ「シデ、お静かに」私「はい。」
ミユ「コハル、久しぶり……今は、シデだっけぇ?」私「もうコハル以前の名前を思い出せない。なので、コハルにしておく。」
ミユ「どうして、ここに?」私「あなたに会うために来たのや。」
ミユ「こっそり覗き見していたら、そちらの美人のメイドさんに雇われてね」私「ほー。アンナは美人なのか。なんとなく、そんな予感はしていたよ。」
ミユ「毎日、遊びに来る子狐がいるようでしたので、餌付けしたまでで御座います」私「そうかい。小狐。いい表現や。私は、単独行動者やからな。」
ミユ「よく言うよ。私が猫の友人だって知った途端に、そっちから頼んできた癖に」私「せやな。しかし、あなたは却下した。半分は。神は、逃げ道を残されるらしい。残っている気がする。」
ミユ「それにしても、いくら魔物が怖くないからって、何も自ら魔物の巣窟へと吸い込まれなくたっていいのにね」私「神に導かれた。必要なものは与えられる。あと・・・まあいいや。」
ミユ「魔物って、レオナ様のこと……?」私「いや、あなたは魔物。間違いない。私は、ショウジョウバエの一匹。」
ミユ「しっ、分かった、分かった。一応、私が来た道は大丈夫なはずだけどね」私「あなたはわざと、レベルを下げて書いたりする。なので、そういうのは見ない。ところで、相談がある。小説家になろうの方って、利用価値あるのか? 私は、何も知らない時に、適当に乱雑に投稿していた経緯がある。何も知らない人なんて、なんの値打ちもないんじゃないのか?」
ミユ「この館の者達を見くびってはいけませんよ。館外に住まう魔物と同等程度には厄介なモノもおります」私「知っているよ。見ないよそんな連中の話しは。」
ミユ「それって、あんたみたいな奴の事かい?」私「私はただの、ショウジョウバエの一匹ゆうとるやろ。」
ミユ「お固い姉さんだぜ。ちょっとからかっただけじゃないか」私「ふむ。とにかく、小さな羽虫で無害。私はそうなりたいし、いくら暴れても、羽虫が飛んでいるだけに、過ぎないだろう。」
ミユ「そんな時間はありません。早く裏門へ」私「了解。」私は、裏門へ移動する。
ミユ「レオナ様は何処までも抜け目のない御方。もしかしたら、わたくし如きの計画は、とうに見破られているかもしれません」私「成程。潮目が変わった。説明しておこう。今までは、一人でセイカツしていた。精神病棟の内部でも含めて。今は、親のマンションに帰って、父親と、母親が一緒にいる。この場合何故か・・・単純な、告白野郎に、終始しないで、小説としての意味が、理解可能になっている。つまり、ちゃんと考えてみよう。レオナは、たしかに、私達を、逃さないようにしている。逃れてみようか。しかし、私は、未来に起こることも知っている、逃げたら、殺されてしまう。逃げない方がいい。アッラーの道は、別に実行しなくていいだろう。レオナ様と、穏やかに、暮せばいいじゃないか。」
ミユ「行くならさっさと行こうぜ。裏門まではどうせ誰も来やしないさ」私「話を聞け。アッラーの道のために奮闘努力するな。」
ミユ「猫……シデだったか……どっちで呼べばいい?」私「シデでお願いします。」
ミユ「どっちでもいいわ」私「いや、よくない。私は猫と呼ばれた経験はない。シデムシと呼ばれた経験もあるわけじゃないが。でもせめてシデムシと呼んでくれ。」
ミユ「どっちでもいいとは、困る答えだな」私「いや、言ってない。シデって呼べって言っているやろ。」
ミユ「静かにしてくださいと言っているでしょう?」私「いや、お前ら・・・いや、お前ら・・・」私は、目を擦る。登場人物が、複数に見えてきている。これはどういうことだろう。私は言う「これが、親の ちから なのか。しかし、私はもう後戻りはしない。ミユ、うるさい。数人がかりみたいに、しゃべるな。」
ミユ「ほうら、裏門が見えてきたぜ」私は、ミユを引っ張り、家に戻す。私はミユにいう「別にレオナに逆らって出ていく必要はない。ずっと一緒にいればいいだろう。死ぬ必要はない。」ミユは答える。「あなたには、あなたの行いがあり、私には、私の行いがある。寄生虫よ。もし、私に寄生したいのなら、私のイウ通りにしか、あなたは出来ない。」私「成程な。無駄ということか・・・考えるだけ無駄。わかった。死にに行こう。」私は、仕方ないので、ミユについていく。
ミユ「今夜はあの忌々しい番犬のおっさんもいないようだしね」私「いるんだよ。全部わかっている。なんだこれは。やはり、これじゃ駄目なんだ。一人になんなきゃ、文学は書けないんだ。そうだったのか・・・家族とか邪魔だな。よし、わかった。これを知らしめたかったのか? 神は。」
ミユ「さあ、急ぎますよ。油断してはいけません」しかし、私は、鼻くそをほじる。私はいう「どうせ生き延びる結果になってんだよ。」
ミユ「ほうら、やっぱり思った通りに動いたでしょう?」私「修正する必要がある。なんの采配なんだ? 新約聖書を見てみる。アブラハムを通じて、10分の1を、おさめた。ははは・・・10分の1か。消えろ、ミユ。方向性を修正する。」
レオナ「残念です。使用人風情が、御主人様方を欺こうなどと考えるなんて……」私「私はなんなんだ? 全く考えてこなかったんだ。今考える。私は忍者って設定にしよう。侵入がばれてもうた。」レオナ「雑魚は死ね。」さて、戦いになる。レオナは、私を捕まえて、私は、わざととらえられる。彼女は言う「お前は何故わざわざ、侵入してきた。」私は答える「宝物を探していた。」
レオナ「アンナがまさかここまで感情を露わにした行為を見せるなんて、面白いっていえば、面白いけれどねぇ」さて、私が見てみると、アンナという名前のオンナも、逮捕されている。アンナは私にいう「モブキャラがおる。」私は答える「別にあなたのことを、助けようとは思わない。どう調整すべきか・・・。」
レオナ「狐ね。正直、毛皮にしか用はない生き物だな」私「狐ではない。シデという名前だ。」レオナ「そういや、そんなオンナを、ミユが連れ込んでいたっけな。放置していたが・・・なんでお前は生きているんだ?」私「わからん。神は私を見捨てられた。アッラーはもう現れてくれない。クルアーンを読んでみよう。多神教徒が、みんなで戦うように、あなたがたも、みんなで戦え。アッラー。ありがとう。」私は、私の仮面を脱ぐ。シデになる。シデはとりあえず、拘束を解いて、レオナの前から離脱する。シデは、レオナにいう「交渉しよう。」
レオナ「狐など、生かしておいてもろくなことは御座いませんとも」シデ「そうか、別に狐の事など殺してもかまへん。」
レオナ「逃げて」シデ「いや、逃げねえ。」
レオナ「安心してください、お嬢様」シデ「安心することにしよう。」
レオナ「お友達をここで殺したりなんかしませんよ」シデ「私に友達など存在しない。全員殺してしまえ。」
レオナ「そう。最初からそうしていればいいのに」シデ「そうだったのか。新約聖書、さようなら、これでモーセの律法によって、義とされることになった。」
レオナ「信じていたわ」シデ「あなたは今しばらく、生かしておいてやる。しかし、あとで殺す。そういう定めだ。でも、私は、皆殺しにすると思う。私は主役。全員殺す。」
レオナ「シデ、あなたを信じていたのよ」シデ「そうかい。死んでくれ。」
レオナ「アンナに誑かされて、外に出ようとするなんて、アンナが誑かして、外に出そうとするなんて、疑いたくもなかった……」シデ「ふむ。どうでもいい。アンナのことなんか、私が殺してやろうか?」
レオナ「御主人様、レオンがね、教えてくれたの。あなたは逃亡するだろう。そして、アンナがそれを手助けするだろうって」シデ「よし、ご主人さまって、私のこと呼んだな? よし、命を助けてやろう。必ず助けてやる。」
レオナ「あなた達を疑いたくはなかったけれど、ずっと考えていたわ。もしもレオンの言うとおりだった時は、一体、どういうお仕置きが必要かしらって……」シデ「いや、あなたに負ける気がしないぞ。無駄だ。私をあなたに殺すことはできない。」
レオナ「シデ、あなたは忠実で出来がいいだけでなく、随分と魅力的な使用人だったわ」シデ「ほめてくれてありがとう。別に忠実とは、思わんがね。」
レオナ「あの部屋でも、さぞや、わたしを満足させてくれるのでしょうね」シデ「性的な意味合いで満足させてやろうか?」
レオナ「連れて行きましょう」シデ「わかった。」さて、シデは、ミユと、狐と、アンナを、まとめてふんじばる。
レオナ「良い目をしているわ。拾った時と変わらない目。高潔さが籠っている美味しそうな目。あなたの身体に流れている血は、きっと、美しく輝くのでしょうね」シデ「輸血してやろうか。お望みなら。」
レオナ「いつまで屈服せずにそんな目をしていられるのか、楽しみにしているわ」シデ「私もあなたに勝ってみせる。」
レオナ「あなたの目に恐怖の色が映る瞬間が待ち遠しい」シデ「あなたはそこまで、大したオンナじゃない。ちょっと美人なだけだ。見た目が悪くても勝てることを教えてやる。」
レオナ「御主人様、大変恐縮ですが、あなたの御望みを叶えることはできません」シデ「なんで?」
レオナ「この椿館に仕えて何年経つのでしょうか。わたくしは、とうに、恐怖というものを忘れております。御主人様……」シデ「私はご主人さまなのか。まあ、そうだったな。こんがらがってきた。レオナ、ん? クルアーンを読んでみよう。奮起して・・・戻れ、人形たちよ、モトの姿に。」
レオナ「それはどうかしら。誰だって、最初は抵抗するわ。けれど、最期は誰しも私にひれ伏すの。そうして、全てを私に捧げる代わりに、安らかな眠りを得られるのよ」シデ「いや、抵抗しよう。protest survive. めちゃくちゃにしてやろう。」
アンナ「安らかな死。それは、どれくらいの痛みを伴うのでしょうね。あなたがご満悦になるのが先か、わたくしが安らかな死を得るのが先か……」シデ「いや、お前のことも、殺さないことにする。むちゃくちゃにするってのは、本来死ぬべき人を、殺さない意味になる。」
レオナ「自害は認めないわ。それともあなたは、身を滅ぼしてまで私から逃そうとしたあの子たちを犠牲にしたいの?」シデ「そうだな。逆に狐とミユは殺してしまうか。いい手だな。」
レオナ「いい目だわ。くり抜いてやりたいくらいにね」シデ「お前に殺されるはずがない。雑魚オンナ。私の方が武器の扱いでは、上や。」
レオナ「この人皮の奥にも、あの綺麗な色彩をした内臓は詰まっているのよ」彼女は、アンナを指していう。シデは答える「牛の内臓でも食ってろ。牛食ってろ。豚ですらかまへん。」
レオナ「綺麗よ、シデ。使用人としてこの館に仕えていたどの時よりも、今が一番綺麗」シデ「あらそう。うれしいこと言うわね。3人称小説・・・律法はすべて正しい・・・。おまえの子孫に、この地を、与えると言われた。私は、三人称で戦う。」
レオナ「でも、まだ、これからよ。あなたの身体も、心も、全てが私のものになる時、あなたは今までで最も美しくなるのよ」シデ「ならないと思う。セックスシーンは、もうない。あなたに私が食えるわけがない。私は異次元から銃弾を発射して、お前をいつでも殺せる。」
狐「外道め……」シデ「うっさいわ。ころすぞ。」
狐「上流階級の者が下等と見下す俺たちだって、お前達みたいな奴の事を外道っていうんだ。何人そうやって殺してきたんだ? 地獄へ落ちるぜ……」シデ「地獄を一人で歩くことにする。神がついている。問題ない。でも、狐、お前を殺すのは、実は、非常にもったいない。可能ではあるが。」
レオン「その外道如きに君は捕まったんだよ」シデ「よくみろや、捕まえてへんわ。」さて、シデは、レオンを縛り上げる。しかし、レオンは、この程度では、怯まない。彼は減らず口を叩く。「さて、君はどうするつもりだい? アンナのように血を纏いながら死んでいくのか、この館の畜生になるのか」シデ「畜生でもええで。アンナはまだ生きとるやろ。」レオン「せやな。」
レオン「君もつくづく不運で馬鹿な女だね、シデ」シデ「お前に言われとうないわ。」
レオン「大人しく使用人として地味に過ごせればよかったんだよ。まあ、どのみち、いつかはこうなるって分かっていただろうけれど」シデ「せやから・・・一人称は、仮面に過ぎひんってゆうたやろ。別にキリスト教徒やらなくてもええわ。律法は常に正しい。」
レオナ「全て壊してあげるわ。全て」シデ「無駄や。暴力では私の方が上や。今すぐ、隕石落下させて、椿木館破壊したろか?」
レオン「さて、そろそろ俺も楽しませて貰おうかな」シデ「レオン。このスケベ男。私に挿入せんか?」
レオナ「このぐらいで痛がっていちゃ、ダメよ」シデ「レオナさん、さっき、とりあえず、旧約聖書を重視すべき観点から、宣言通り、灼眼のシャナ注文してみたんやが、役に立つかな? 隕石落下ネタは、実際は、科学的な本が元ネタや。科学的な本読む方が、使えるかも知れへん。そっち方向でこうてみようか。図書館に行く手もあるな・・・なるべく外出たくないけど。
よし、語学ネタで戦おう。駄目だ、回線が遅くて、検索できひん。回線がはやうなるまでは・・・持ち前のネタでやろか。英語ネタで押し通そか。」
レオナ「あなたの身体は私達のもの。壊して、壊して、最期には全部食らい尽くしてあげる」シデ「英語ネタで戦うと言った。語順を変化させてみる。私、食べる尽くす、あなたの全部。
まあいいや。適当でいいや。今までの人生を使用しよう。私は、毒素を噴出し、白ピクミンみたくなって、自切しつつ、そこを、お前さんに、食べさす。そして、殺すのは・・・約束が違うので、眠らせる。」
レオン「この場所では、いくら血が流れても困らない」シデ「言ってろボケ。」レオンは、あいかわらず、捕縛されている。シデ「血液抜くぞゴラ。」
レオナ「どう? 美しいでしょう? 私がいつもあなたにしたかったこと。あなたにしたくて堪らなかったこと。あなたを守るためには、この欲望を何処かで発散させなければどうにもならなかったのよ……」シデ「サンドバッグでも叩いてろ。叩いてろか。ゲーセンで、太鼓の達人でもしてろ。」
レオナ「分かってちょうだい。残忍な私でも、あなたを壊す事なんて出来ない。アンナを食べても、あなたは食べない。あなたは生きたまま、永遠に私のものになるのよ」シデは、レオナの腹部を殴打して、アンナの死体を吐き出させる。レオナは、せっかく美人なのに、ゲロまみれになる。シデは、死んだアンナの死体を、つなぎあわせてから、魂を呼び出し、死体の中に、突っ込む。アンナは復活する。シデは、アンナを拘束する。シデはアンナにいう「黙っとれ。」
レオナ「ねえ、シデ。あなたは、レオンに穢されてしまったのでしょう?」シデ「私は何回も何回も、何回も、行くことにしている。レオンのことは、私から誘った。」
レオナ「今から、綺麗にしてあげるわ」シデは、代わり身の術を使い、ミユを、レオナの性欲の対象にすり替える。ミユ「あ……あうう……ん……うぅ……うう」レオナは、ミユの動脈か静脈から、血液を注射器で、吸い取ってから、それを飲む「ミユの血はやっぱり美味しい」シデは言う「私のも飲め。」レオナ「仕方ないな。」彼女は、シデの血液も飲む。
レオナ「本当はね、もっともっとあなたが欲しいの。骨の髄まで残さずにあなたを食べつくしてしまいたい。あなたの吐息を感じながら、あなたの鼓動を感じながら、あなたの全てを食べつくしてしまいたいの」シデ「そうかい。アンパンマンは君さ。まあ・・・どっか食物用に自切してやってもええで。」
レオナ「見ているといいわ。あなたの代わりに、アンナが壊されていくのを」シデ「よし、ではこういうプランで行こう。お前が、アンナを傷つけ、私が、アンナを治癒する。」
アンナ「痛い……痛い……」シデ「大丈夫。死んでも復活させたる。」アンナ「とめろよ。」シデ「嫌だ。」
レオナ「まだまだこれからよ。これからあなたはもっと美しくなるの。血と肉と骨と臓物と管と体液と汚物に塗れて、あなたはぐちゃぐちゃになっていくの」シデ「それのどこがキレイなんや。」レオナ「血を流す度に、生きている訳、見出す言葉が、鮮やかやろ。」シデ「私には理解できひん。」
アンナ「痛い……痛いぁぁっ!、ごめんなさい……許して下さい……いやぁっ――!」シデ「いや、ちょっと発情してまっとる。すまへん。アンナ。」
レオン「さすがに俺もそこまでは喰えないよ」シデ「やめろ。くうな。」レオン「もったいないやん。」シデ「明日までにすべて、焼き捨てねばならない。」レオン「焼くのかよ。」シデ「それから、もういっかい戻ってきてもらって、また死ぬことに・・・」アンナ「やめろ。マジで。」
レオン「俺は満たせればそれでいいのさ。後はごゆっくり」シデ「私との性行為を忘れるな。」レオン「うるさいオンナやな。年増。」シデ「年増くらいなら問題ない。」シデはとりあえず、若い変装を行う。レオン「ブス。」シデ「ブスでも若きゃええんやろ。」レオン「いいぜ。」
狐「魔物だ……」レオン「うっさいわハゲ。」狐「ハゲてへん。これが、魔物なんだ……性欲魔物。魔物め……魔物め……節操なさすぎ。一体何人の人間 と こうして セックスしてきたんだ……。鬼め……悪魔め……」
レオン「悪魔で結構、鬼で結構、魔物で結構ッ! どうしたシデ。君もあんな風に食べられてみたいかい?」シデ「いいよ。」レオン「何か裏があるな。」シデ「当然ある。」
レオナ「シデ……これでもう、私のもの……」さて、レオナは、シデをバラバラにして、食べる。焼いて食べる。レオナ大食い。レオナは、アンナや、狐や、ミユにまで、その肉を分ける。みんなで仲良く食べる。しかし、全員の胃袋が、引き裂かれて、中から、エイリアンと化した、シデが現れる。シデは言う「はっはー! これが、私の実力!」人々は、大腸が破られて、大いに苦しんでいる。シデは、傷を、治してやる。
レオナ「痛かった・・・誰にも渡せはしない。何処にも逃げられはしない。身体の隅々まで食べた後は、魂まで食らってあげる。もう誰にも渡しやしないわ」シデ「まだやる気か。レオナ。引け。」レオナ「黙れ。私は・・・死ぬまで戦う。」
レオン「レオナ、もう満足したかい?」
レオナ「私を見て、シデ……」シデは、レオナを見てみる。シデはレオナに指摘する。「あなたの服装は、ベールに包まれている。」
レオナ「私を受けとめて……お願い……見捨てないで」シデ「では来い。」さて、レオナは、シデに抱きつく。シデは、レオナを、押し返す。レオナ「捨てるなってゆうたやろ。なんで押しかえす。」シデ「いや・・・なんとなく。」
狐「惑わされちゃダメだよ!」シデ「遊んでいるだけや。」狐「あんな化け物の言葉に耳を貸さないで。見たでしょう? 聞いたでしょう? あいつらは化け物以外の何者でもない。俺達とは違う世界の生き物なんだ……」シデ「いや、同じ種類のバカや。ちょっと見た目がキレイなだけの違いや。」
ミユ「やめて。お願い、この子には手を出さないで……!」シデ「手を出せ。私を無視すんな。邪魔すんなミユ。」
レオン「さて、君の出番はもうすぐだ。アンナという肉人形が壊れてバラバラになってしまったからね。君はまた、楽しませてくれそうでわくわくするよ。だから、この縄を、解いてくれないか?」シデはとりあえず、アンナを蘇生して、縛っておく。アンナはいう「何故縛る・・・?」シデ「縛られたオンナスキ。」アンナ「外道め。」
狐「人食いカニバリスト……」シデ「ああ。頑張るよ。」
ミユ「……助け……て、死にたく……ない……死にたくないよ……」シデ「わかった。善処しよう。」
レオン「安心しなよ。君の代わりはいくらでもいる」でも、レオンも縛られている。
レオン「君はレオナに守られているんだよ。レオナは君を守りたい一心でいるんだよ。もしも、レオナが冷静でいられなかったとしたら、君は今日まで生きてはいなかっただろうね」シデ「そんなことはない。もしレオナが、バカだったら・・・その時は・・・レオナの方が死んでる。」
レオン「アンナは美しくて有能な使用人だったけれど、唯一にして最大の欠点が君を外に逃がそうとしたことだ。裏切ろうとしている者をここに置くことは出来ない。けれど、外に放り出すには惜しい美しさを持っていた」シデ「アンナ、出てけ。お前みたいな美人なんか、みたくもない。私は、レオンとあと100回性行為してやる。出てけこのクソ美人野郎。」シデは、アンナを、敷地外に、追い出す。
ミユ「……だから、食べたの?」シデ「牛を食べることにしている。何か問題でも?」ミユ「角が生えている。」シデ「いいじゃないか別に。」
レオン「食欲と性欲というものは直結しているものなのだろうかね」シデ「ある程度は。エイリアンネタつかてもうたし。」
レオン「情事を終えた後の愛しい女の身体に齧りつく時の快感は例えようがない。君だって、もしもレオナに守られていなければ、喰い殺していただろうよ。レオナもいつも我慢しているのだろうね。君を喰い殺したい気持ちを」シデ「いや、さっきお前さん、私のこと食ったやろ。」レオン「殺すのが目的なので・・・生き返るなと思う。」シデ「黙れ。主役を殺すことは、絶対にできん。」
狐「人食いカニバリストめ……今に天罰が下るぞ……」シデ「うるさい。もうくだっとるわ。これでいく。」
レオン「天罰? もしも天罰というものがあるのなら、俺達が生まれる遥か前にこの館はなくなっていただろうさ」シデ「どういう意味や。」
レオン「そうだ、シデ。君には名前がなかったね」シデ「いやある。」
レオン「いや、違うな。君には名前がありすぎるんだ。巷では、随分、狩人達を騙してやっていたというじゃないか。短い間とはいえ、そんな名のあるシデムシを飼えるなんて名誉なことだよ」シデ「ああ。ありがとう。」
レオン「今から君の名は、ユマだ。椿木ユマ。残り短い生を有意義に使うんだな」シデ「いや、シデで通す。」
レオナ「あなたを手放したりはしないわ」シデ「一旦手放してから、手元に戻すと、ヨーヨーみたいな感覚になる。」レオナ「やっと手に入れた、宝物だもの」シデ「そうやって、おだてて、点数稼ぎをしようとする。お前さんの魂胆や。」
レオン「たいした使い魔だよ、君は」シデ「縛られている男に言われても・・・使い魔? どういう意味や。」レオン「相手を人食いと分かっていながら、拒みもしない」シデ「人食いは私の方や。私はサナダムシや。サナダムシが表にでて、シデムシやってるだけや。」
レオン「図太い君が時々羨ましいよ……レオナに気に入られ、守られている君が……」シデ「加護か。もういい。そういうのは、適当で。もう泰山府君祭もいい。いや、これが泰山府君祭なのか?」
レオン「同じ血を……魂を……分け合って生まれたと思っていたのにな……」シデ「なんで、お前さんの親戚になっとるんや。」レオン「ソウルシスター。」シデと、レオンは、抱き合う。
レオナ「あなたは……私を恨むでしょうね。いいえ、もう恨んでいるのでしょうね。愛を知らなかった私が、不器用な愛を持ち始めたのは、あなたのせいよ。だけど、あなたが悔いる事は何もない。全ては私がやっていること。あなたは運が悪かっただけの事。それだけよ」シデ「そうかい、もっと勉強せえや。ええオンナになれや。」レオナ「もっと喋ろ。」シデ「なんでか、しゃべる気に、ならへん。」
レオナ「シデ……愛しているわ。あなたが私を拒絶するなら、この世界なんていらないくらいに」シデ「いや・・・自殺すんのかい。」
ユマ「やあ、サナダムシ……じゃなくて、シデ。俺とお前は、双子ということになるようだよ」シデ「相当無理した感はある。」ユマ「俺だってつらいけど、お前が可哀想だから・・・」
ユマ「今の俺はユマだよ」シデ「知ってるよ。さっき聴いたから。」ユマ「奴らがユマという名前を俺に持たせたのは何故だろう。どうせ殺すのだろう? アンナとかいうあの姉さんの様に、血も涙もない殺し方をするのだろう?」シデ「そして、外に追い出す。」狐「何故追い出したんだ?」シデ「美人邪魔だから。」狐「では何故・・・まあいいや。」
ミユ「わたしが頼む。ユマには手を出さないでって頼む」シデ「ミユ、前言撤回しろ。私に手を出すなってたのめ。」ミユ「バカやな。お前さんさっきゆうたやろ。お前さん、手出されたいって。」シデ「せやな。」
ユマ「頼む……か、なあ、シデ。俺は、外の世界で、法治ってものを侮っていた。そんなもの、邪魔なだけだと思っていたし、弱肉強食でいいじゃないかとすら思っていた。騙される方が悪い。力がない者が生きていけなくなるのは当たり前だってね。俺は、今、こんなにも助けて欲しいって思っているのだよ。情けないことに、シデ、お前が俺を見捨てないか、って、すごく怖いのだよ。お前を助けに行った時は、そうは思わなかった。もしも、こんな気持ちになると分かっていて、それでもお前を助けに行ったかと考えると、分からなくなるのだよ」シデ「よし、ミユ、出てけ。お前を追放する。」さて、シデは、ミユを、屋敷の外に、追い出す。ユマ「なんてことを・・・」シデ「はっはっは。」
ユマ「すまないね。助けるつもりが、足枷になってしまうなんて思いもしなかった自分が恥ずかしいよ」シデ「恥ずかしすぎて、体温を上昇しろ。」
ユマ「寄生虫――いや、シデ、どうしたんだ? 顔が真っ青だぞ?」シデ「寄生虫とか言うな。」ユマ「シデ、ここから逃げよう。檻を壊す。どうにかして壊す。だから、早く逃げなきゃ」シデ「壊せよ。」シデは、檻の隙間を抜けて、外に出る。ユマ「何それ・・・」シデ「さあ、壊して出てみろよ。」
ユマ「落ち着けよ、何があったんだ?」シデ「抜けただけだよ。」ユマ「お、おお落ちつけないような事だよ。待ってて、どうにか壊して見せるから」シデ「せやな。出てこい。」
レオナ「そうね、早くした方がよかったわね」レオナがおる。「でも、もう遅いわ」シデ「レオナ、動け。」レオナは、動く。レオナはいう「お前・・・ふざけるなよ。」シデ「レオナ、ラジオ体操を踊れ。」さて、レオナは、ラジオ体操を踊る。レオナはいう「なんなんだお前は。」シデ「ゆっくり踊れ。」レオナは、ゆっくりと、ラジオ体操を踊る。レオナは、白い目で、シデを見る。
ユマ「シデ、今度は……何を喰ったって……言うんだよ……あいつは……一緒じゃ……ないのか……?」シデ「あいつって誰?」ユマ「お前の親。」シデ「母と一緒に、すたみな太郎で、飯食ってきた。以上。もういかないと思う。」ユマ「おや。同伴者を回収したね。」
レオナ「もう遅い。遅いの。遅いのよ。あなた達のお家はここなの。私を退屈させないで頂戴。血と肉と魂を分け合って生まれたきょうだいが死んだのよ。死んでしまったの。私が、この私が、人食いカニバリストの私が、殺してしまったのよ。ええ、殺してしまったの。苦しくないように、一思いに切り裂いて、そして、死んだ肉を食べたの。分かる? ねえ、分かる? あなた達に私の気持ちが分かる? 分からないでしょう? 分かるわけないわ。だって、私もあなた達がどうして私を怖がるのか、分からないもの。ねえ、シデ? あなたを愛しているわ。今でも、これからも、ずっと。愛しているわ。あなたも、私を愛してくれていた。けれど、シデ? あなたは知らないでしょう? あなたが今まで食べていたもの。あなたがこの館で口にしていたもの。その一部が、何だったか。知らないでしょう?」シデ「人肉と、ラム肉。」レオナ「そう、ラム肉も含む。ねえ、シデ? どうしたの? 顔を真っ青にして。美味しそうに食べていたじゃない。私と共に食事をとった日、あんなに美味しそうに食べていたじゃない。ねえ、どうしたの? 顔が真っ青よ?」シデ「いや、別に人肉とか、うまいとしか思わへん。ニンゲンなど、肉奴隷にすぎひん。」レオナ「からかいがいの、ないやつめ。」
ユマ「……シデ、しっかりしろ。野良生活を忘れたのか? このくらいで動揺するお前じゃなかったろ?」シデ「れれれれ冷静になれ、ユマ、私たちは、かかかかかか過去に、来ている訳ではない、レオナ、こんな美形、幻だ!」ユマ「・・・今は何もかも忘れて、逃げるんだ。」シデ「苦しさも忘れ、自分忘れて。よし、寝よか。」シデは、布団を用意して、布団に潜る。ユマ「逃げろって聞こえなかったのか?」シデ「ああ・・・夢に逃げる。夢なら夢のままで夢に逃げる。」ユマ「この檻なんて壊さなくたっていい。お前はここにいてはいけない。ここで無残に死を迎えるよりも、外の日陰でひっそりと迎える死の方がどれだけ恵まれていることか。それとも、シデ、お前は……ここから、追放になった、アンナの 美しさ を無駄にするつもりか?」シデ「書き換えていこう。」
レオナ「お気をつけなさい、お喋り狐は猟犬にすぐ見つかって喉を噛み切られてしまうわ」シデ「何か喋らないと。喋ろってゆうてんやろ。」レオナ「そや。」シデ「レオナ、カツラやと、ばれとるぞ。」レオナ「舌抜くぞ。」シデ「レオナは偽乳。」レオナ「シデ。あなたはどうなの」シデ「ペチャパイ。」
ユマ「おい……人食いカニバリスト……お前は何をしたいんだ。どうすれば、満たされる? どうすれば、安らげるんだ?」シデ「クルアーンを見てみる。アッラーの他には、援助し、愛護する者も見いだせない。アッラーの意思や、アッラーは奮闘努力するように言っている。今の私にも、それは適用されている。アッラーの道のために、書き続ける。」ユマ「人の肉を食らい、引き千切り、その血潮に塗れる事が、お前の安らぎなのか? 暴力に身を浸すことで、お前の心は満たされるのか?」シデ「そうや。」
レオナ「食べているわけじゃないの、愛でているの」シデ「利用しているだけや。私には、こんな生き方しかできひんのや。」レオナ「全てが欲しいの。好きなだけじゃ物足りない。全てが欲しいから、こうなった」シデ「レオナのいう通りや。ユマ、黙れ、お前の方が悪い。」
レオナ「あなた達も美しいわ。けれど、シデ、あなたは特別なの。死なせたら勿体無いじゃない。傍に置いておきたいのよ。誰にも渡さない。誰にも触らせない。だけど、苦しいの。あなたを守るのは、苦しいのよ。もっと、愛でたいの……」シデ「ほうか。愛でろ。愛でるのや。誰にも触らせないのは、ご勘弁やな。私を拡散しろ。」レオナ「はは。キャパが足りひん。」シデ「痛恨の呪術。」
レオナ「安らぎって言ったわね。そうよ。わたしの安らぎは、満たす事。身体を突き破りそうなくらい、心の底からこみ上げてくるものを発散させたい……」シデ「畜生。お前さんに対抗する、対抗魔術が足りひん。身体の奥から、何も突き上げてこおへん。旧約聖書を見てみる。出身地に連れ帰るべきでしょうか? 連れ帰ってはならない。
なんやと・・・利用不可やと・・・? アブラハム、ほんまか?」
アブラハム「私の子を、むこうに、連れ帰ってはならない。」
シデ「真っ向勝負しなおす時が来たか・・・。」
さて、泰山府君祭は、激しいバトルが続いている。アンナは、祭壇に寝かされている。レオナは、アンナに、ダクトをつないで、彼女から、血液を吸い取り、それらの血液は、植物の鉢植えに、注がれて、植物は、元気モリモリで、育っている。
レオナは、シデに説明する。「これはまあ・・・彼岸島っぽさを演出しとる。」シデ「ああ。うん。」レオナ「で、あれらの植物は・・・名前は適当。吸血フラワーでええか。」シデ「ほう。」
レオナ「おいミユ性行為しろ。」さて、レオナは、ミユと性行為しだす。シデは言う「クソ・・・」レオナ「どうした? 傍観者。」シデ「もう怒った。お前ら殺して食ってやるぞ。」レオナ「はっはっは。そんなこと、マジでしてしまったら、どないなるかわかるか? おねんねや。」
さて、アンナは拘束されて、血液を抜かれ続けており、そして、口には、パイプが挿入されており、そのパイプから、流動食が、彼女の胃袋に送られて、あとは、シリアナにも、ダクトがついており、そこから、排泄するシステムになっている。アンナは、完全に、血液奴隷にされている。しかし、レオンは、そんなアンナと、性行為をはじめる。
シデは、血液フラワーを見てみる。彼女は、癒やされようとする。花が咲いている。シデは、人工受粉させる。
シデ「孤独を分け合って死亡。」
ミユはいう「おいレオナ! 調子ノッテンじゃねえぞ! 私は、性行為のための人形じゃねえ!」レオナ「じゃあなんのための人形なんや。」ミユ「血液奴隷。」さて、ミユも、血液奴隷にされる。喋れなくなる。
さて、レオナは、ハエの神を召喚する。ハエの神は、ハエの集合体であって、これは、血液フラワーが、取りこぼした血液に群がり、それらを舐め取る。
レオンは、アンナにいう「君の代わりは、いくらでもいる。」シデはいう「私は断る。」レオン「んー・・・まあお前は性行為の対象にはならん。」シデは、笑う。シデはいう「レオン。男のことなら、レイプしても、ええんやろ?」レオンは、身構える。レオンはいう「わかった。ブスブス言って、悪かった。」
レオンはいう「レオナ・・・顔似ているな、私達は。」レオナ「そうだな。」レオン「俺かっこいい・・・」レオナ「・・・」
ミユは、ダクトを外す。彼女はいう「レオナ! セックスの方がましや!」レオナ「駄目だ。お前など知らん。」ミユ「なんて酷いことを・・・」レオナは言う「私は、鶏が鳴くまでに、お前のことを、三回、知らないというだろう。」ミユ「レオナ、スキ、アイシテル! だから、やめろ! 血液奴隷なんか、するって申し出て、悪かった! ほんの出来心やったんや! 私は、アンナを助けたかっただけなんや。でもアンナもう捨てる。」アンナ「むぐーーー!!」アンナは、暴れる。レオナはいう「駄目だ。私は、リカオンと性行為することにする。お前など知らん。」ミユ「貴様・・・」さて、ミユは、ダクトに繋がれなおす。
レオナは、リカオンで楽しんだ。リカオンも、まんざらではなかった。
レオナは、シデに話す。「ミユのことは、もう、血液奴隷扱いでいいや。」シデ「ほうか。」リカオンは、レオナにいう「あのですね、本来のシナリオですと、あなたは、私に裏切られます。でも、もし、私が、あなたを愛していれば、あなたを裏切らないでしょう。なので、いい作戦ですよ。」レオナ「ある程度は当たっていると思う。」
レオナは、アンナとミユの姿を見にくる。そして、血液フラワーを確認する。花が咲いている。
さて、狐は、放置されていたので、とりあえず、ミユとアンナを助けようとするが、レオンと激しいバトルになる。レオンはいう「2d画面で考えてみよう。」狐は、妖術を使用して、2d画面にする。二人は、戦う。
狐「スペルバトル・・・雑魚は死ね。」レオン「スペルバトル・・・いね。」
レオンは、長い脚を生かして、膝蹴りを繰り返す。狐は、細かく逃げ回る。
狐「拘束!」スペルバトルは続いている。
レオナ「もう許さん。クソミユめ。」さて、怒りに燃えた、レオナは、ミユを一旦解放して、闘技場につれていく。レオナはミユに命じる。「私と戦え。」ミユ「降参する。お前の勝ちでいい。さっさと、私と、アンナを、解放しろ。あと狐。」レオナ「黙れ!」さて、レオナは、攻め寄せる。ミユは、レオナの拳を、受け止める。それから、バック中をして、距離を取る。
レオナは、ナイフを引き抜いて、ミユに襲いかかる。ミユは、ナイフを、指先で受け止める。そして、ナイフをへし折る。レオナは、一旦バック中して、退避する。シデは、見物しながら言う「バック中がはやっとる。」
ミユは、大声を出して、衝撃と騒音で、闘技場の壁を破壊し、シデと、レオナに、大ダメージを与える。シデは、耳を塞ぐ。レオナは、二本めのナイフを解放して、ミユに襲いかかる。
ミユは、二本めのナイフもへし折る。レオナは、ミユのクビに噛み付く。ミユは、クビの筋肉を硬化させて、レオナの牙を防ぐ。
その時、闘技場の壁を突き破って、狐が飛び込んでくる。レオンも入ってくる。レオンは、空中に浮かんでいる狐に、コンボ攻撃を、どんどん加えていく。ミユは、狐を助けに行く。しかし、レオナは、ミユの腕を掴み、逆関節にひねる。ミユは、倒れる。
レオンは、膝で、狐の顔を殴打して、狐の鼻をへし折る。
リカオンは、アンナを管理している。
レオンは、狐に対し、特殊攻撃を行う。このコマンド攻撃は、狐の身体に対し、特殊な封印を施し、ますます弱体化させる効果を持つ。1,2,3,4,5,6,7,と、七発の攻撃と、7つの封印が、狐に施される。レオンは、狐を、空中に放り投げ、剣をかかげる。狐は、その上に落下してきて、串刺しにされる。
ミユ「狐ェ!」ミユは、狐に接近するが、レオナはやはり、体術で、ミユを倒す。ミユはいう「邪魔すんじゃねえ、クソオンナ!」レオナ「私を倒せ。せやないと、お友達は、助けられへんで。」
レオナも、ミユの手足に、結界による封印を施し、逃げられないようにする。ミユはいう「離せ・・・ドブス。」レオナ「・・・褒め言葉と受け取っておこう。」ミユ「腐れドブス・・・」
狐は、防戦一方になっている。ミユはいう「シデぇえええ! なんとかしろ!」シデ「断る。」ミユ「お前えええええ! このクソニートめぇえええ!!」シデ「よし、ミユ、なら、私と性行為しろ。」ミユ「貴様ァ・・・ぁああああ!!」ミユは、どうにか、拘束を解除しようと試みる。
レオナ「シデ、お前一体なんなんだ?」シデ「ただのニートだ。私は、状況を楽しむことにする。」シデは、椅子を出して、椅子に座る。
レオナは、ミユの首に噛み付くが、しかし、ミユは、筋肉でガードする。しかし、レオナの歯の硬度は、一気に高められる。んー・・・硬度の高い金属並に、高くなる。すると、突き刺さる。ミユは、すごい形相になる。
レオナ「発散!」さて、彼女は、ミユを、タコ殴りにする。この攻撃も、着弾時に、相手の身体に、封印を施す性質があって、敵の身体の霊脈の循環を、妨害する効果がある。
レオンは、二人に分身して、狐の背後と前から、同時に攻撃を仕掛ける。レオンの得意技は、膝蹴りである。狐は、ボコボコにやられる。
レオナは、攻撃を中断する。彼女はいう「ミユ。もう、喧嘩はおしまいにしようじゃないか。」ミユは、レオナを睨む「解け。」レオナ「断る。」ミユ「耳がおかしいのか?」
レオナ「ミユ。殴りたい。」ミユ「この野郎・・・」レオナ「おい、ミユお前・・・まさか、喜んでんじゃねえだろうな?」ミユは、目をそらす。ミユは答える「馬鹿な。痛いだけだ。痛くて嬉しいわけがない。」
ミユは、解呪してから、飛び出す。ミユはいう「レオナ、お前は危険だ。」レオナ「お前さんをマゾ扱いするからか?」ミユ「そんなことはどうでもいい。本編で、お前は死ぬ運命だ。レオンを封じるぞ。」ミユは、レオンを見る。レオンは、狐をいたぶっている。
ミユは、レオナにいう「とにかく、このままだと、お前はレオンとリカオンにやられる。」レオナ「しかし、リカオンは、彼と性行為しておけば、彼を手なづけたも同然と説明していたが・・・」ミユ「うーん・・・まあ、嘘つくことも、あるんじゃないの?」ミユは、空気が抜けたようになる。ミユは、首を振る。彼女はいう「そうじゃない。とにかく、リカオンは知らんけど、レオンは倒す必要があるはずだ。」レオナ「ふうん。」彼女は、椅子を取り出し、シデの隣に座る。彼女は、ミユにいう「私は観戦に徹する。」ミユ「わかったよ。」さて、ミユは、レオンに襲いかかる。
シデは、レオナにいう「何故戦わない?」さて、レオナは答える「いや、一応、レオンは、私にとって大事な相手だからな・・・。」
さて、リカオンは、ミユを狙撃しようと、闘技場の天井の方から、スナイパーライフルで、狙っている。彼はもう、レオナを狙う気はない。なので、対象は、狐と、ミユになっている。
レオンは、リカオンに目配せする。リカオンは、口径の大きい銃弾を発射する。レオンは銃弾を避ける。狐も避ける。レオンは、謎の引力を使用し、狐を拘束する。リカオンは、狐に向けて、銃弾を発射する。被弾する。ミユは、レオンの顔を殴る。
狐は、一旦死ぬ。バラバラに吹っ飛ぶ。ミユは、ちらりと、狐を蘇生させる方法を考える。しかし、レオンへの攻撃を続行する。レオンは、後退しながら、ミユの攻撃を、受け流す。
しかし、レオンは、ミユの頭部を、肘で、上から殴り、ミユは、地面に落ちるが、しかし、そのミユの顔面を、レオンは、膝蹴りで、押し返す。つまり、無限ループをはじめる。狐は、幻術で、攻撃を回避しており、復活する。狐は、回し蹴りで、レオンに攻撃。レオンは、首をひっこめて、回避。
ミユは、何かしらの魔法を使用して、レオンを、内側から爆破する。レオンは、損傷してから、逃げ出す。彼はいう「今回は、ここまでに・・・」リカオンは、既に、姿を消している。
ミユは、レオナのモトに戻る。レオナは、ミユにいう「なんというか、お前さんを雇って、結果的に正解だったと思っている。」ミユ「勘違いするな。私は・・・まあいい。アンナを解放して貰おう。」レオナ「わかった。」
ミユは、狐と、アンナを連れて、椿木館から、立ち去り、シデも、椿木館から、立ち去り、レオナだけ、一人残る。
シデは、旧約聖書を見てみる。「畑は、アブラハムの所有と決まった。」シデは、クルアーンを見てみる。「彼らは、彼ら自身を、迷わせただけで、少しも、あなたを、損なうことは、できない。」
シデ「名前はたしかに、使用可能だと聴いた覚えがある・・・。この程度に留めるべきで、あとは、自力でやらなきゃいけないという、意味だと、解釈できる。しかし、今私は、親がいる状態。完全に一人で、この手法出来るのか・・・?」
とにかく、主役を不死者にする方式を、エインヘリヤルになってからは、考案した。