言葉なんか

僕は言葉なんか信じちゃいない、
煌く美辞を、精緻に配置さえしたんなら、
綺麗に光を照らすもの、うららかに音楽昇るもの、
名辞は箱で、歌は光、無理強いに容れこむ手法は音楽か?

僕は言葉なんか愛しちゃいない、
言葉はうごかし うねらせひん曲げ、肉は血流し
魂ズタズタに瑕負って 歪みのチェーンソーの響きのままに。
されど ほうっと薫る息は美し、そんな歌だけ好きなんだ。

僕 言葉なんか愛してないし、信頼だってしちゃいない、
ンなら祈りと瑕に縋って、これをしかないと供物と置いて、
有機の勇気の花のいきれを 銀に硬化をしてくれと泣き、

うごめきの沈む勇気の月影、蒼銀の鎧に多重に包まれ、
ふっくらと咲く青薔薇と成れば 光と霧消し淋しき友に抛りたい、
光と音楽が僕は好き、それ等綾織る舞踏のうごくそんな言葉を信じてる。

言葉なんか

言葉なんか

  • 自由詩
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-08-25

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted