モブが王子に恋する話1
モブが恋をするお話です
黄色王子。
黄瀬君!おはよう?
違うなぁ・・・。
きーせーくん!おはよー?
うーん・・・これも違う・・・。
「どうすれば黄瀬君と仲良くできるんだろう・・・。ハァ・・・。」
「何!?アンタ黄瀬君と仲良くなりたいの!?」
「え!?う、うん・・・。」
「無理無理!アンタみたいな小心者で経験少ない奴が仲良くもなれないわよー!」
「う・・・。だってぇ・・・。」
「もし、好きならやめときなさいよー。似合わないし。」
「・・・わかってるもん・・・。」
私だってわかってる。
でもね、あんなに綺麗に笑う顔
あんなに透き通った声
あんなに優しい人・・・
他の誰でもない。
黄瀬涼太君しかいないから。
「ハァ・・・。」
「あの、」
「え!?わぁ!?ど、どうしたんですか!?」
「このキーホルダー・・・。あなたのですよね?」
「あ、ありがとうございます!黒子君・・・?」
「はい。そのキーホルダーこの前見たときに同じ部活にいる人に似ていて覚えていたんです。体育館の入り口のところにありましたよ。」
「あ、えっと・・・。あの・・・。」
「どうしたんですか?」
「このキーホルダーに似ているのって黄瀬君・・・ですか?」
「あ、はい。なんでわかったんですか?」
「・・・わ・・・私、黄瀬君が好きなんです!だから・・・その・・・。」
とちほ
モブが王子に恋する話1
つづきます!