モブが王子に恋する話1

モブが恋をするお話です

黄色王子。


黄瀬君!おはよう?

違うなぁ・・・。

きーせーくん!おはよー?

うーん・・・これも違う・・・。


「どうすれば黄瀬君と仲良くできるんだろう・・・。ハァ・・・。」

「何!?アンタ黄瀬君と仲良くなりたいの!?」

「え!?う、うん・・・。」

「無理無理!アンタみたいな小心者で経験少ない奴が仲良くもなれないわよー!」

「う・・・。だってぇ・・・。」

「もし、好きならやめときなさいよー。似合わないし。」

「・・・わかってるもん・・・。」


私だってわかってる。



でもね、あんなに綺麗に笑う顔

あんなに透き通った声

あんなに優しい人・・・


他の誰でもない。

黄瀬涼太君しかいないから。



「ハァ・・・。」

「あの、」

「え!?わぁ!?ど、どうしたんですか!?」

「このキーホルダー・・・。あなたのですよね?」

「あ、ありがとうございます!黒子君・・・?」

「はい。そのキーホルダーこの前見たときに同じ部活にいる人に似ていて覚えていたんです。体育館の入り口のところにありましたよ。」

「あ、えっと・・・。あの・・・。」

「どうしたんですか?」

「このキーホルダーに似ているのって黄瀬君・・・ですか?」

「あ、はい。なんでわかったんですか?」

「・・・わ・・・私、黄瀬君が好きなんです!だから・・・その・・・。」







とちほ

モブが王子に恋する話1

つづきます!

モブが王子に恋する話1

  • 小説
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-12-21

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