君と僕とあの日の時間{に}

はい、おはようの方もこんにちは、またはこんばんはの方も、どうもー羽良季雄ですー
今作は前回の続きということで、えー、前作品をみてない方はそちらも是非読んでください!
まあ、皆さんお分かりかもしれませんが、新キャラ登場というわけで期待していてください!では本文でお会いしましょう!!

君と僕と愚念の時間

「ねえ春跳、なんで急にそんなこと?」
「お前のが急になんだよ!?」
なに!?初見の読者に絶対分かんないようになってんじゃん!最初っから疑問文って、普通わかんねーよ!
羽良季雄「以心伝心」
「伝わるか!」
なにこの適当な作者!?やる気あんの!?
「春跳、現実を直接ぶつけちゃだめよ、作者だって頑張ってるんだから」
「お前は僕の心を読むな!お前らどんだけ物語の進行妨害するんだよ!」
全く、どうしようもないやつらである。読者の皆さんは困惑していることだろう。
「ん、春跳さっきの質問なんだけど」
「脈絡もなく話進めんな!」
「うるさい!」
怒られてしまった。うむむ。
「で?なんで急にそんなこと?」
なんで…か。
「うーん、なんでだろ?」
なんでだろうか、自分でも分からない。
「まあ、守りたいな、と思ったから?」
かなぁ?曖昧である。
「ふぇっ?そ、そうなの。そっか、守りたいから、か。」
ん?なんか憂妃がニヤニヤしてる、怖い。
「あはは、まあしっかり守ってね春跳♪」
なんだか上機嫌のお嬢様だった。

今日も学校だが相変わらずクラスメートは俺をガン無視である。うーん、どうにかならないかなー。
まあ、それそれとして今日は部活を見に行く予定だったのである。何部に入ろうかなー、なんて期待や希望を膨らませては…いない。
多分部活入ってもガン無視だろーなー。ぐらいである。
そんなことを考え歩いていると憂妃が女子と歩いているのが見えた。やはり人気抜群だな、羨ましい。僕なんて絶賛ガン無視中だぜ?
まあ、僕は憂妃を見かけたところで踵を返し教室へ戻った。
放課後、僕は部活を見てまわっていた。途中テニスコートに目が止まる。憂妃がいたのだ。
(あいつテニス部なのか)
みたいな感じでまた前を向いたときテニスコートから人が倒れる音がした。
見ると一人の男子生徒が倒れていた。近くには野球の球。するとグラウンドから、3人のチャラい男が歩いてきた。
そいつらは「結構飛んだなー。」といって野球の球を拾いまたグラウンドへ戻ろうとした。ゲスめ、球が当たった男子は肩を抑えて倒れているのに謝罪もしないなんて。僕が近づこうとするとその前に憂妃が奴らに近づき、
「木戸君に謝りなさい。」
といった。3人の男らはああ?といって憂妃を見た。
「謝りなさい。当たったのよ?」
「んなもんしるかよ。」
一人が憂妃に反論して憂妃を睨みつける
「謝りなさいっていってんの!」
と憂妃が怒鳴って
「しらねえってんだろうが!邪魔だよ!」
と一人が反論すると憂妃を突き飛ばした。
「あうっ!」
憂妃は突き飛ばされるがままにしりもちをついた。
許せねぇ。怒りが沸いてくるのがわかる。憂妃はそれでも立ち上がり3人の前にたった。
僕は走り憂妃がまた突き飛ばされそうになるのを一人の腕を掴み止める。
僕が守るっていったんだ。これ以上やらせねぇ。
その一人を睨みつける。
「…っ?は、春跳!」
憂妃が驚いたように声をあげる。
「あんだてめぇ、手ー離せ。」
と、一人が僕の手を無理やりほどく。
「なにしやがるこのやろう。」
「それはこっちの台詞だ。憂妃になにしやがる。」
「ちっ、分かった分かった、ここで喧嘩したらこちらとてたまんねぇ、ここは正々堂々とスポーツ、野球で勝負だ。」
へ?こいつはなにをいってるんだろう。いや、そんなバトル展開にしようとしたわけじゃないんだけど…作者が無理やり入れ込んだのか。もっとらしい場面作れよ。まあ、ここで僕も空気を読むか。
「分かった。ただし条件がある、」
「ああ?」
「俺がかったら木戸君と憂妃に謝れ。」
「ほう、じゃあ俺たちが勝ったらてめぇが暴動を起こしたということにしろ。」
「わかった。」
そうなったら僕は退学か…。
「んじゃ、ルールをきめるぜ、お前バッター俺がピッチャーでこいつらは守備と審判だ。んで俺たちから1点でも取れたらお前の勝ち、スリーアウトになったら俺たちの勝ちだ、いいな。」
「わかった。」
僕はスポーツは得意な方である。守備は野球部のレギュラー。これの場合は多分ベース関係無しだろう。とられたらそこでアウト。面白い、やってやる。僕はバットをもちバッターボックスにはいる。
「試合開始!」
合図とともにひぶたは切っておとされた。この勝負まけられない。

君と僕と想いの時間

ピッチャーがボールを投げる。が僕の肩に当たる。痛みが走った、デッドボールだ。
「ストライク!」
しかし審判のコールはストライク。なるほど、全員で八百長かよ。
また、ピッチャーの球がこちらにとんでくる。今度は肘に当たった。
「ストライク!」
ですよねー。くそっ、うぜーなこいつら。
「どーした?びびってバットがふれねーか?」
「黙れゲスめ。」
「ちっ、あんまちょーしのんじゃねーぞ!」
ピッチャーが投げた球はまた僕のほうにとんできた、頭に。
僕は避けたがフォークを投げたらしく球が落ちて手に当たった。どうせこれもストライクだろう。とおもったが
「ボール」
最初っからそれでやれよ!僕を痛めつけることが目的か。僕はバットを持ち直すとキャッチャーが僕の頭に球をあててきた。ははぁーん、それもありかよ。
「おっと、すまんすまん、へへ。」
「前見ろよ、目、ついてんのかヘボキャッチャー。」
「ちょーしのんなよてめぇ。」
キャッチャーは僕を睨みつける。
「春跳!先生を今すぐ…」
「おおっと、嬢ちゃんは静かに観戦してな。」
憂妃が校舎へ向かおうとすると二人の男が憂妃を止め、その場に座らせた。腕を拘束された憂妃はなにもできない。
「どこみてんだ!?」
頭に衝撃が走る。憂妃に気をとられてるうちに投げたらしい。頭から血が出てるのがわかる。
「離しなさい!卑怯よ!春跳、もう止めて!これ以上あんたが傷つく理由なんてない!」
憂妃が喋ってるのはわかるが物凄く遠くかんじる。
「ああ、もう一つ、お前が負けたらあの女どうなるかわかんねーぞ?」
なん、だと?僕が負けたら憂妃が?憂妃は関係ないだろ。
「てことで再開な、さっきのはなに?」
「ファール」
「おお、よかったじゃねーか。ファールだってよ。」
そういいながらピッチャーがこちらに球を投げてきた。僕はそれを体をスウェイさせて打った。これはホームランいったんじゃないか?というほどのとびだったが審判こコールは
「ファール」
やっぱそうか、しかし今の一回でわかった、このピッチャーの球は軽い。だからよくとぶ。よし、もう一回だ!
それからさっきのようなものが続き、一回デッドボールがストライクとなりアウト。そのあと打ってワンバウンドでセンターがとったのにアウト。もうあとがないところだった。
しかし、問題が発生した。デッドボールを受け過ぎたせいで肩があがらず腕に力が入らないためバットを持つのが精一杯だった。
2ストライクで迎える次の球もデッドボール。右腕の関節辺りである。思わず痛みでバットを離してしまった。
「ファール」
「おお?どうした?もう疲れたか?」
「まだだよ。」
バットをもつが振れそうにない。もうだめかとあきらめた。
「もう止めて!これ以上春跳にはなにもしないで!ねぇ、お願い。春跳ももう止めてよ、あたしはどうなってもいいから。」
そんな憂妃の声が聞こえた。声から分かった。泣いてんだ、あの憂妃が。
僕は歯を食いしばりバットを持ち直した。
「これじゃあ決着つかねーからよー。もうくれーし。球がみえなくなるまでにお前が体育館の壁にぶちあてたら勝ちでいいぜ。」
(あの壁か)
バッターボックスからかなり離れている。場外ホームランぐらいとばさないと届かないだろう。
「そんなの無理よ!春跳!また当てられないうちに諦めてよ!あたしはどうなってもいいから!」
確かに普通無理だろうな、諦めるだろう。だけど僕はいったんだ、守ってやるってだから守りたい人がピンチの時は普通なわけないだろうが!
「憂妃!僕はお前を守るって言ったんだ!ここで諦めてたまるかよ!!」
「その言葉、無駄にすんなよ!終わりだ!」
最後、終わり、終焉、ラストはきゅうしょを狙ってくる、つまり頭だ。本気で投げてくる。だから僕はキャッチャーの頭の上に飛び乗り僕の頭に標準を合わせた球を打った。渾身のちからで最後の最後まで力をつかって全身全霊で打った。球は華麗に山を描きそのまま体育館の窓をぶち破った。
遠くでガシャンと大きな音がする、意識が遠のく………。

君と僕と誤解の時間

……声がする。どこかで聞いた声だ。
僕をよんでいる。誰だ?
(ここはどこだ?)
目を薄く開ける、頬に冷たい何かが伝う。目がだんだん冴えてくる耳も冴えてきた。
「ん、ぅぅ…。ここは?」
「は、春跳!」
憂妃が僕に抱きついてきた。
「おわぁ!な、なにすんだ!」
「うるさい馬鹿!」
「お嬢様、抱きついたりしたら神逆の骨が…」
ビキィと痛みが走った。体全体に。
「うぎゃああああああ!!!」
「あああ、ご、ごめん。」
慌てて憂妃が離れる。物凄く痛かった…。ん?そういえば…
「なあ憂妃、あの後どうなったんだ?」
「え?ああ、あのあとは何かあいつらが、約束は守るぜ、とか言ってあたしと木戸君に謝ってしばらく定期処分だって。」
「なにそのキャラの変わりかた!?」
え!?あいつらそんな奴らだったっけ?
「ああ、あと春跳、あんたも定期処分だって。窓壊したから。」
えええー、あのラストが仇になるなんて…今思うとやんなきゃよかったなー、怪我するし定期処分なるしさー。
「ああ、窓代金あたしが払ったけどちゃんと働いて返してね☆」
「借金できたしさー!?ていうか何その星マーク!なんか機嫌よくね!?」
いつもそれでいてほしいんだけど。
「うるさい、紅茶持ってきなさいよ、紅茶。」
「態度が急変した!?」
いつもの憂妃であった。ていうか、怪我してんだぞこっちは。

まあ、とりあえず紅茶を持ってきたあと気になることがあった。
「そういえば憂妃、借金何円だったんだよ。」
「え?あー、百合ー。」
そう呼ぶと窓から頭が見えて百合さんが顔をだした。ここ、4階なんだけど…。
「はい、なんですかお嬢様。んしょ。」
そういって部屋に入ってくる。だからここ4階だって。
「あ、靴靴。」
「外から来たの!?」
ここ4階だよ!?あなた馬鹿!?ていうか呼ばれて1秒くらいだったけど登るのはやくね?
「えーと、この間のお金何円だった?」
「ああ、春跳さんの借金ですね、えーとあれはたしか…。150万円でしたね。」
「え、窓代だけで!?」
「いえ、窓代、春跳さんの医療費、器物損害の罪、体育館ないの人約15名への医療費です。」
「まじで!?」
うわー、まじかー。最悪だよ、僕罪人になったのか。
「なんだ、それだけか。」
「それだけって!」
だめだ、金銭感覚が違いすぎる。僕からすると千円だって高いのに…!
「え、あんた子供?千円って」
「心を読むな!つーか子供いうな!」
「うーん、まあ、明日ね、もう夜遅いし。」
「急に話を終わらせようとするな!」
「え…。もう寝たいんだけど…。」
「そんな目で僕をみるな!断るに断れるないだろ!もう、いいよ、僕も疲れたし。お休み。」
「寝るな!」
「ええ!?」
ヒルカさん酷くない?怪我人ですよ?
「けしからん、ちゃんと夜まで働いてもらうぞ。」
まじすか。ということで掃除をすることに。

(ふう、一通りかたずいたかな。あとはこの部屋だけだ。)
そう思いながら部屋のドアを開けた。ん?明かりがついてる?誰かいるようである。
「あ、春跳さん、ここは私担当なのでいいですよ。」
中には百合さんがいた。
「いえいえ、僕も手伝いますよ。あとさん付けはしないで下さい。百合さんのほうが年上なんですし。」
「え、では、春跳君でいいですか?」
「あ、はい、その呼び方でいいですよ。」
「あ、いえいえ、ここは私一人でやりますので春跳君は手伝わなくていいで…あれ?」
いきなり電気が消えた。停電か?
「あ、私ブレイカーを上げて…きゃっ!」
そういって百合さんが部屋を出てきた行こうとして僕にぶつかって倒れてしまう。おっちょこちょいだなぁ。
「百合さん、だいじょう…おわっ!?」
百合さんを起こそうとして僕は何かに躓いてこけた。そして百合さんと顔が近ずく。やばい、めちゃくちゃドキドキする。暗くてよく見えないが百合さんの顔が近くにある。うわっ、めちゃくちゃ可愛い。いや、さっき年上とかいってたけど百合さんのが年下なんじゃね?若過ぎるもん、これは。少し赤くなった百合さんの顔が薄暗い中でもわかる。や、やばい、これは物凄くやばい。百合さんの吐息が顔に軽くかかって、いい匂いがする。それに風呂に入っていたのかシャンプーの匂いがする、それにこの顔って反則じゃね?
そんなことを思っていると電気がついた。そのとき。
「どうしたの?なんか声が聞こえたけ…ど…って、」
憂妃が部屋に入ってくる、今の僕の状態は百合さんを押し倒したような状態(違うけれど)。
「何やってんのあんたわぁぁ!!!」
「ち、違、ぎゃあああああああああああ!!!」
死にかけた

君と僕と出会い2の時間

次の朝、朝ご飯を作って憂妃にだすがいつもと違いそっぽを向いて無反応。昨日の夜のこと怒ってらしゃる。説得しようとすると殴られたし昨日。
「あのー、憂妃さん?」
「うるふぁい!あんたなんて百合といちゃいちゃしてればいいじゃない!ふん!」
うー、物凄く機嫌が悪い。どうしよう。
「いや、それについては憂妃さんの誤解でして、弁解の言葉を…。」
「ご馳走様、行ってくるわ…。」
「あ、行ってらっしゃい…。」
皿の上には朝ご飯がまだ残っていた。はぁ、どうすることやら。
「あ…春跳君…。」
百合さんが部屋に入ってくる。
「あ、百合さんおはようございます。」
「ぁ、おはようございます。朝ご飯の用意すみませんでした。」
「いえいえ。」
で、会話が終わる。なんだこの気まずい状況は…。
「えっと、今日もいい天気ですねー。」
バリバリ雨である。
「え…、あ、はい。」
(…っく、空気が。誰か、この際ヒルカさんでもいいから!)
リンゴーンと、そんなことを思っているとインターホンがなる。誰だ?この時間に。
「「あ、僕(私)が…。」」
部屋をでようとする際にドアノブで手が重なる。
「「あ、」」
くぅ、なんだこれ、気まずい、気まず過ぎる!
「では、僕が行きますね。」
逃げたいがためにそう切り出すそして部屋をでようとすると手をつかまれた。
「で、では、一緒にいきましょう。」
状況が悪化した。
家をでると門を百合さんと一緒に開ける。するとそこには、
「よう!」
野球部の連中がいた。即僕は門を閉める。
「え?春跳君?」
「百合さん、誰も居ませんでしたね、ピンポンダッシュですかねー。」
「いるぞ!?ていうかそんなに警戒するな!」
門の向こうから奴らが叫ぶ。
「くっ、黙っていればいいものを…!」
「春跳君」
百合さんが僕をじと目。やだなぁ。
再度門を開ける。
「なんのようだ…?」
「いやー、兄貴に謝ろうとしてきたんだよ。」
「へ?兄貴?」
誰のことだ?ヒルカさん?
「兄貴、あんときゃ、すまん!」
「「すまん!」」
多人数のちゃらい男達に頭下げられてる奴がいた、僕だった。ていうか兄貴呼ばわりされてた。
「いや、僕お前らの兄貴じゃないし。」
「いや、俺達がそう呼びたいんだ。呼ばせてくれ。」
やっかいな奴らにしたわれてしまった…。
すると、野球部の奴らの奥から声が聞こえた。そいつらは野球部を押しのけてこっちへきた。
「おお、お前か、体育館まで球飛ばしたっていうゴッドクリエーター•私スプリングレジェンドってのは。クラスメートの園崎だ、よろしく。」
「誰だよそいつ!」
「え?あんた。」
「僕!?僕学校でそんなふうによばれてんの!?つーかそのあだ名つけたの誰だよ!僕の名前の春と今の季節の春を組み合わせてて微妙に上手いし!」
僕の名前を知ってるってことは憂妃か?いや、でもあいつは今怒ってるし…。
「えーと、粟柳蓮華だったっけ?そいつがいってた。」
「あわやなぎれんげ?」
誰だそいつは、いや、蓮華?まさか…。いや、だけど…。もしかして…。
「まさかさ、そいつ髪が長いポニーテールで身長が物凄く小さいやつ?」
「小さくないやい!」
「そ、そう、この人」
園崎がそいつを指差す。そう、栗林蓮華を。
「やっぱりお前か、お前、栗と粟がにてるからって偽名使うなよ、馬鹿がばれるぞ、ていうかなんでここにいる。青森の住人だろーがお前は。」
「うん、確かに埼玉暑いね、もうあたし半袖なのに汗だくだく。」
「気温の話はしてない。そしてそこまで暑くない。」
「あのー、雨の中で立ち話もなんですし、皆様中へどうぞ。」
「いや、百合さ…。」
「「「お邪魔しまーす。」」」
「遠慮ねーなおい!!!」
失礼な奴らに家(俺のじゃないけど。)にあがられてしまった。

君と僕とうるさい時間

ガヤガヤ。
今日は不幸だな。
ガヤガヤガヤガヤ。
全くもって不幸だ。
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ。
「お前らうるせぇよ!!少しは借りてきた猫みたいになってみろ!!」
「「「えー。」」」
「何その、なんだよこいつ感じ悪ー、みたいな目は!?つーか野球部の連中にはいわれたくないわ!!」
「は、春跳君。せっかく皆様春跳君にお会いに来てらっしゃるのに…。」
くっ、百合さんにいわれたら言い返せない…!
「お前ら!百合さんの優しさに感謝するんだな!ていうかクラスメートの奴らは学校いいの!?んでなんで蓮華は埼玉にいんだよ!」
「別にいやいここにいひっんだこししして学校きてこの学なん校てに転入してきた。」
「だぁーー!!!!お前ら一気にしゃべんな!!なに言ってるかわかんねーよ!!」
ここにも読者困らせがいた、しかも大勢で。読者の皆さんすみません…。
「まずクラスメート!」
「別にいいし学校なんて。」
「はい、最もな意見ありがとう。次蓮…。」
「ここに引っ越してきてこの学校に転入してきた。」
「言い終わる前に説明すんなよ!」
酷い、こいつら酷過ぎる。読者困らせの核となる存在だな。
「ああ、そうなの…ってええ!?引っ越し!?何故!?」
「んー、なんか春跳君が困ってるそうだから助けてあげなさいってあたしだけよこした。」
「あ…そうか、ありがとな、蓮華。」
「ん、ま、まあ。あたし優しいし、春跳を助けてあげてもいいかなーって思ってさ、それだけだからね?別に好きとかそういうのじゃないんだから、勘違いしないでよね!」
「ああ、わかったわかった。蓮華は優しいよ。」
「ふ、ふん。分かればいいのよ分かれば。」
そういってそっぽを向いて急に頭を抱える蓮華、忙しい奴だ。ん?そういば…
「なんでお前らここがわかったんだ?」
「「「待合室で待っててそのあとも見送ったから。」」」
「ああ、そういえば、皆様昨日の方々でしたか。改めて初めまして、姫山憂妃に仕えています百合です。」
「「「は、初めまして。」」」
「なんでお前ら百合さんに忠実なわけ!?僕の時と明らか態度違くね!?」
「兄貴、嫉妬か?俺達は兄貴にどこまでも忠実だぜ!」
「きもいわ!」
色々騒がしい奴らである。
「あのー春跳君、蓮華さんとはどういうご関係で?」
百合さんが身を前のめりにして聞いてくる。そんなに聞きたいのだろうか。
「ああ、こいつとは「恋仲」なんです、って違うわ!百合さんも本気にしない!なんか凄くしょんぼりしてるように見えるけど!」
「では、お二人はどのようなご関係で?」
「こいつは僕の親戚なんです。正確には僕の母の妹の子供ですけど。」
「あ、そうなんですか。」
安心のため息をする百合さん、なにが安心なのだろう。
「ふふ、でもあたしと春跳は運命的なのよ。」
「こらこら、誕生日が一緒なだけで運命いうな。」
全く大げさな奴である。それをみていたクラスメートの男子が僕を見て、
「「「くっ、羨ましい、いや、憎たらしい!」」」
「よく長い文を綺麗にはもったな!?つーか僕なんかした!?」
はぁ、疲れる。こいつら本当に疲れる。
「「「なんか出して。」」」
「お前ら憂妃みたいなこというな!?つーか本当に遠慮ねーな!!」
なんかうるさい朝だった。ちなみに蓮華は前に僕のあとをつけてここを知っていたらしい。ストーカーかよ。

君と僕とあの日の時間{に}

はい、おはこんばんはー羽良季雄です!今作をお読みの方ありがとうございましたー!!間違いがあったらすみませんでした。
えー、今回は初めてからまあ、色々でしたねーwwすみません説明が適当で。えーと、今回の新キャラは栗林蓮華でした。まあ、よんだら分かる通りです!(本当に適当ですみません。)
まあ、次回はまあ色々あって「君と僕とあの日の時間{特}」とさせて頂きます!次回は特別編?としていつもと違います!春跳の進行でなく…そこはみてからのお楽しみです!色々ばかりの今作でした!では次回お会いしましょう!しーゆーあげいん!

君と僕とあの日の時間{に}

  • 小説
  • 短編
  • 青春
  • 恋愛
  • コメディ
  • 青年向け
更新日
登録日
2012-12-21

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted
  1. 君と僕と愚念の時間
  2. 君と僕と想いの時間
  3. 君と僕と誤解の時間
  4. 君と僕と出会い2の時間
  5. 君と僕とうるさい時間