夏の思い出
嘆き悲しむサボテンを横目に
残暑を惜しむ娘達が駆け抜ける
白い生脚は天体望遠鏡の三脚のよう
ぼんやりと夢を見ては惑星が霞んでいく
あの子が届けてくれた夏の落とし物
花火なんかしなくても祭りの音は響く
割れた水風船を浴びる横髪は美しい
靴擦れした皮膚 あの子の思い出
ぬるいビールを飲み干しては夜を抱く
今日も暗い宇宙で名も無い星を探す
夏の思い出
嘆き悲しむサボテンを横目に
残暑を惜しむ娘達が駆け抜ける
白い生脚は天体望遠鏡の三脚のよう
ぼんやりと夢を見ては惑星が霞んでいく
あの子が届けてくれた夏の落とし物
花火なんかしなくても祭りの音は響く
割れた水風船を浴びる横髪は美しい
靴擦れした皮膚 あの子の思い出
ぬるいビールを飲み干しては夜を抱く
今日も暗い宇宙で名も無い星を探す
夏の思い出