夜の住処

夜はみんなに嫌われている

みんなの心を憂鬱にするから

夜はみんなに嫌われている

みんなの恐怖を呼び覚ますから


夜はそこにあるだけなのに

昼とは異なり活動されない

夜はそこに来るだけなのに

朝とは異なり歓迎されない


明けない夜はないって言葉

去るのを切望されている


嫌われ者の可哀想な夜だから

僕が夜の住処になってやろう

そして願いが叶うなら

朝を迎えず常夜に暮らそう

夜の住処

夜の住処

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-07-12

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