普通を忘れた人
何も恐れることはない
全て偶然なのだから
目の前だけ見ればいい
先の事なんて分からないのだから
できる事だけやればいい
できた事を褒めればいいのだから
考えない方がいい
考えても分からないことばかりなのだから
逃げられるのなら逃げていい
それは休憩するようなものだから
手に触れられるものだけ大切にすればいい
それ以外は幻想なのだから
明るすぎない方がいい
全てを見ようとしても見えないのだから
暗すぎない方がいい
足元だけみえれば進めるのだから
迷わなくていい
利き手の方に進めばいいのだから
知らないことがあっていい
その方が伸び代があるのだから
覚えなくたっていい
どうせ何年後かには忘れるのだから
そうやって彷徨えばいい
出口は必ずあるのだから
それが普通なのだから
普通を忘れた人