アンドロイド娘

崩壊者

 「応答せよ、応答せよ、こちら佐藤」
 「えー、こちら現在、UFOにアブダクションされています。鬼のお面を被ったような鬼人にさらわれています」

 ピーガツン。音声が途絶えた。

 気が付くと私は秋田県のとある村にいた。

 ここはどこだ。と思い始めると一人なのは分かった。もう一人女の相棒がいないという事実に私の下半身がうごめいた。

 UFOにさらわれた事実をどう政府が公表するか、疑問に思っていた。私は親戚に政府高官がいる。この事実を隠蔽しないで助けてほしい、私だけを。そういった感情に浸っている時に音がした。

 ガチャン。ピーヒョロ。

 私の前に現れたのは宇宙人型ヒューマノイドのアンドロイドだった。

「お前の目的はなんだ!」私は叫んだ。

アンドロイドが喋った。「お前らは知りすぎた、私たちの秘密を」

 私はあの日の出来事を思い出した。その日は確か、ピラミッドに行ってちくわを食べた。そう、ちくわを。そのちくわで確か笛を吹いた。ピーヒョロと。あの音は覚えている。その時頭に稲妻が閃いた。あの音、もしかして、まさか・・・・。アンドロイドが登場するときもピーヒョロと音がした。音速は光速よりも遅い、たしか音速の速度は、、、と考えている時にちくわの形状を思い出した。あれは私のペニスよりも大きかった。という事は、私のペニス的欠陥のあの秘密もアンドロイドの登場音声より秘密が大きいのではないかと考えた。私のペニス的欠陥とは仮性である事。もしやと、私はいぶかった、アンドロイドにも欠陥がある。私は確信した。

 なるほどね、この展開読める。私はほくそ笑んだ。ぷっくくくー、と。

 その時、アンドロイドがこう言った。
「我々はお前の娘だ」

 そうすると、私の夢が覚めた。

 隣には運転している妻がいた。私は助手席で眠っていたのだ。
妻は「どんな夢みてたの?」と私に質問した。
娘二人は「秋田県楽しかったね」と笑っていた。

 私の名前は高橋。妻は唐橋ユミ似の美人だ。娘二人はまだ小さいが美人に育つだろう。

 そんな私は明日も仕事を頑張ろうと妻の横顔を見て誓った。
娘二人はナマハゲのお面を付けてケタケタと笑っていた。まるで宇宙人型ヒューマノイドのように。

アンドロイド娘

アンドロイド娘

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-06-27

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted