愛と憎しみの狭間で/命を奪われし子供たちへの鎮魂歌
なんと答えよう、この子たちを守れなかったそのわけを
まるで風に舞うシャボン玉のように
はじけし幼き命悲しや
空高く上りて後もあの笑顔
天使のごとく我に微笑む
帰りたい 帰れと叫べど抱かれぬ
身の空しさよ 愛しき鼓動よ
我共に明日を夢見て生きし日々
我が命とも思いし我が子を
口惜しやその場に居ればと悔やんでも
憎しと怒れどあの子は帰らず
憎しみと愛の狭間に揺れ動く
犯人の心の闇こそ深く恐ろし
ひと指の動きで多数の命をば
奪いし人も元は幼子
何故続くおぞましき悲劇の繰り返し
今も地上のこの瞬間に
子供たちは未来の希望
この地上に生きるすべての人の
何ものにも代えがたい宝
いまこそ思想信条利益を越えて人々よ
立ち上がれ子供たちを守るために
再びこのような悲劇を繰り返さぬために
愛と憎しみの狭間で/命を奪われし子供たちへの鎮魂歌