自選短歌 2022年5月
あんなにも淫らに見えていた町を灰に戻してしまう朝日よ
いつまでも足らぬ足らぬと騒ぐからおまえに香味野菜を詰める
ああたぶんこれではないと気づいてもこれしか知らない求愛ダンス
できるだけ遠くへ靴を飛ばすんだ未来のことは見えなくていい
焦げついてフライパンから剥がれない餃子よ俺は寝ることにする
自選短歌 2022年5月
あんなにも淫らに見えていた町を灰に戻してしまう朝日よ
いつまでも足らぬ足らぬと騒ぐからおまえに香味野菜を詰める
ああたぶんこれではないと気づいてもこれしか知らない求愛ダンス
できるだけ遠くへ靴を飛ばすんだ未来のことは見えなくていい
焦げついてフライパンから剥がれない餃子よ俺は寝ることにする
自選短歌 2022年5月