砂に変わる

溶けた時計があちこち
それを跨ぎながら
あの場所へ
急がなければ時間がない
焦る気持ちとは裏腹に足は砂に埋もれ
前に進まない
もう一滴の水すら残っていない
けれど行かなければ
私の体ももう限界だ
手がサラサラと音を立て
砂に還ってゆく
ああそうか…
此処は最期の場所だった
骸が砂に変わる
溶けた時計があちこち
それを跨ぎながら
あの場所へ
急がなければ時間がない
焦る気持ちとは裏腹に足は砂に埋もれ
前に進まない
もう一滴の水すら残っていない
けれど行かなければ
私の体ももう限界だ
手がサラサラと音を立て
砂に還ってゆく
ああそうか…
此処は最期の場所だった
骸が砂に変わる

砂に変わる

砂に変わる

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-05-26

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