砂に変わる
溶けた時計があちこち
それを跨ぎながら
あの場所へ
急がなければ時間がない
焦る気持ちとは裏腹に足は砂に埋もれ
前に進まない
もう一滴の水すら残っていない
けれど行かなければ
私の体ももう限界だ
手がサラサラと音を立て
砂に還ってゆく
ああそうか…
此処は最期の場所だった
骸が砂に変わる
溶けた時計があちこち
それを跨ぎながら
あの場所へ
急がなければ時間がない
焦る気持ちとは裏腹に足は砂に埋もれ
前に進まない
もう一滴の水すら残っていない
けれど行かなければ
私の体ももう限界だ
手がサラサラと音を立て
砂に還ってゆく
ああそうか…
此処は最期の場所だった
骸が砂に変わる
砂に変わる