日本人は永久に不滅です
「日本人は永久に不滅です」 令4・5
日本人は全く何も変わって居ない
変わったとすれば習慣でした
和装なのか洋装なのか
正座するのか椅子に座るか
お米を食べるかパンを食べるか
魚を食べるか然うでもないのか
お肉を食べるか然うでもないのか
自由に恋愛できるかどうか
18歳まで共学かどうか
科学の進歩も習慣を変えた
でも日本人は変わったろうか?
どんなに昔が良かったとしても、それでも治安はそれなりに良い
どんな理不尽を強いられようとも、その場で決して口にはしない
社会人の振舞いと題し、その小心を隠しては通す
社会人と自負しながらも、やってることは学校と同じ
無駄や負担を感じながらも、目の前のことを淡々とこなす
できる人ならそれでも良くても、できない人までそのようにする
そして知性が、些かもない
知識を得ても、知性ではない
自分の価値を買い被りながら、次第にそこから引き算してゆく
それこそが真の知性というのに、そんな知性は一欠片もない
そしてずっとこれからも然う
教育は只、習慣を変える
日本人を変えたりはしない
何せ万年、そんな風に長い長い時間をかけつつ今の日本の国民ができた
変えることは不可能に近い
変えるべきは習慣であり、変えられるものは習慣しかない
習慣だったらまだ変えられる
そして習慣は取り繕える
日本人がどうであろうと、その愚かさを包み隠せる
身につけるべき習慣とは?
この世の中とは、すべて自然で成り立って居る
人も文化も国も歴史も、すべて自然が成り立たせてきた
そして自然を神と称して崇めてきたのが、この世のすべての過ちだった
自分のことも誰かのことも、尊敬しないし軽蔑もしない
自然環境、地と海と空
只それだけを意識すること
崇拝なんてしなくて良くても、崇拝と謂って差し支えない
しかし決して神とは呼ばない
身につけるべき習慣だった
日本人は変わりはしない
ならば習慣にしてしまえば良い
取り繕おう
これまでのように、これまでと同じ
安心しよう、変わりはしない
永久不滅の、日本人です
日本人は永久に不滅です