懺悔

射し込む光にステンドガラスの色彩は
鮮やかな赤に変わる
左上の欠けた太陽に孤独を見出し
理由を訊ねる神父に何を懺悔しよう
正面から向き合えない十字架に
私が触れたらきっと穢してしまう
影になりすましながら生きていく
白い光に身を灼かれる
目を固く閉じて私はそれを受け入れる

懺悔

懺悔

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-05-16

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