叶わぬ願いを叶えて

天才の目にはどう映る日々の景色
彩る形を知りたいと願っても
欠けた視覚と感覚じゃ
掠る事すら出来ない凡庸を
私はただ掌で転がすだけ
落ちる涙の行く末すら分からなくて
見つからない出口を今日も
覚束ない足取りで彷徨う
定められた四角い箱に
詰まった知識は僅かばかり

叶わぬ願いを叶えて

叶わぬ願いを叶えて

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-05-16

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