Silence

届かない声
届かない指先が
掴めないもの必死で掴もうと
叫んでから回る
とうに消えた道標
切り刻まれた記憶の断片
鋭い破片に変わり
喉元を刺す痛み
私はそれに慣れてしまった
夢は置いてきた
もう見る事すら出来ない漆黒
それに慣れてしまったんだ

Silence

Silence

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-05-14

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