fatalism

マチミサキ

マンション見てきました、
二軒。

どちらも中古ですけど分譲。

ざっくり言えば
どちらもなんとか買えます。

一件は
今、住んでいる賃貸マンションの
すぐ近く、
こちらを以降【近マン】としましょう。

もう一件は
世間的には此処より
もっとお洒落で発展性のあるところ、
ではこちらは【酒マン】。

比べると
お値段は
酒マンの方が1000万以上の差額が出て
一般的には高級な地域。

しかし築年数、部屋割り
占有面積はほぼ同じ。

その上
安いほうの
近マンはごく最近まで
賃貸として貸し出されており
リフォームどころか
クリーニングもしていなく
リフォーム済みである酒マンと
比較すると
とてもみすぼらしく見えました。

うん、
こう話すと
なら
酒マンだな!

と、思う方も居られるかもしれませんが

私的には購入するなら
近マンですかね。

と、いうより
もう
仮契約までしてきてしまいました。

この優柔不断には定評があり
おそらく
これまでに
200件を越える物件を見て
決めあぐねてきた私が、です。

立地やその他は
とりあえず置いて
ご説明すると

まず
不動産屋さんの対応が
今までにないほど
素晴らしかった。

それと
使い込んだ部屋は
まだ
手直しも掃除もしていないだけに
どうやって
どのように暮らしてきたのか
よく推察でき

たしかに
汚れてはいるが
荒く使ってきたわけではないし
おそらく
それなりに
マメな居住者であったであろう、と
掃除マニアである私の目には
映りました。

節穴ともよく言われますが。

で、クリーニングをしていない割に
変な生活臭もしなかった。

そしてもう
面倒くさかったので
不動産屋さんの担当さんにも
冷やかしではなく
本気で買う姿勢を見せて

ハッキリいえば
私の個人情報も相当な部分で
露出したところ
担当さんにも本気が伝わったようで

ならば!


当初より
かなり一気に下がりました。

数百万単位です。

まー、
複数の提示条件といいますか
私に示せる武器もすべて
包み隠さず一気に示して



おそらくそれでも
向こうは当然
まだ隠している部分は
あるでしょうけれども。

まあでも
やはり
本気の姿勢は
向こうにも伝わります。

これは
こういった不動産に限らず
人間対人間で話し合う時には
演技や駆け引きでは
もう
どうにもならない部分です。

本気の姿勢には
本気で応えてもらえる。

その事は
これまでの人生で
それなりに
学んできたつもりです。

そして
この近マンには
私の望む八割以上の条件が
揃っていたので尚更。

聞いていただけるなら
私が欲しがっていた
これから先の人生に置ける
居住条件と適合した部分を以下簡単に。

◯職場に近い→自転車で2分
◯南向き角部屋→クリア
◯維持費が退職後でも
老後の年金で賄えそう→
見込みではあるがクリア
これはもう
引っ越しは最後、
終の棲み家として考えているので。

◯低層階であること→二階、しかも一階は
エントランスなのであまり気を使わずに済む!

◯陽当たり風通し→
一応クリア!ではあるが万全ではないかな
ここで検討する上で
役に立ったのが畳やフローリングの
日焼け具合でした、
ワックスの剥げ具合、傷みなどもね。

風呂場もハッキリいって
広いとは言い難いスペースでしたが
だからこそ
交換時や普段からの清掃も楽に済みそうかと。

あとは
張り替えや修繕も
逆にもう清々しいほど
一切されていないからこそ
生活感満載の壁紙やフローリング
台所の収納なども検分しやすく
低層にありがちな
湿気によるカビ、浮き等も
誤魔化すテクニカル皆無どころか
ありのままのわたしみせるのよ姿勢
全開で
チェックしやすかったですし
汚れはあるものの
この節穴には
おそらく住んでからも
決定的にやらかした、はやまった!
と後悔をしかねないのでは、
そう
懸念するほどの重大な欠点に
繋がるとは
見えなかったです。

でも
それらの汚れやキズを踏まえて
この大幅値引きにも
繋がったのでしょうけどね。

で、
光熱に関わる部分でいえば
都市ガスというのも良い。

わたし的にはオール電化より
こうして分かれているほうが
一本化されているより
むしろ安心感があるのです。

半年ほど前に内見した築浅マンションは
オール電化は勿論
相当な近代設備でしたが
むしろそれが不安になるほどでしたから。

壊れた時とか高そうですし。
給湯器や設備はいずれ壊れます。

だからこそ
一見古臭くみえても
それが交換、修理時に有利に運ぶときも
あるのではないかと。

ちょっと横道にそれますが
数年前に自動車を
購入したときに
わたしが敢えて新型と比較し
当時在庫処理扱いであった
旧型ジムニーを
わざわざ新車で選んだ理由も
ここにあります。

弄るにしても
ここまでのノウハウの揃い方の充実や
部品自体も安価ですし
素人でもなんとか
まだ
それなりの心得があれば
手出し出来る範囲でしたので。

それと部屋の話に戻り
先に挙げた二階ということ、
これが思いの外に大きい。

なにしろ角部屋ということもあり
階段を上がってすぐがもうお部屋なので。

エレベーターをあまり
使用しなくて済むということは
居住者の皆さんの挨拶などを
いちいち気にせず
スポイルしやすいし

ついでに挙げれば
忘れものをしたときに等も
部屋に戻りやすい。

この先を考えて
歳を経て足が弱ってきたとしても
エレベーターが勿論ありますしね。

あとは
区役所が近いので
寂れつつある地域とはいえ
この役所がある限りは
バス等が廃線になることも
考えずらい、と踏んでおります。

これから先
交通手段、移動方法は必ず
生きる上で大きな問題に
なっていきますから。

いつまでも運転出来るわけでもありませんし
自転車はもちろん
歩くのさえ困難になっていくことも
計算に入れておかないと。

私のような独り身は特にです。

なんなら
このマンション周囲に、
バス路線上に
いずれ世話になる可能性を鑑み
あまり生活環境を変えぬ為にも
近場にある特養や老健、
その他の最寄り介護施設、
老人福祉コミュニティセンターまで
チェックしてしまいました。

さらに本数は?
定期パスの金額は?
始発から最終は?
スーパーや病院は?

こちらもチェック。

なにしろ
今住んでいるところと
ほぼ変わらないので
こちらのチェックは楽でした。

ただ
バスはともかく
最寄りである
電車の駅はメジャーどころではないので
大型の駅ではない。

で、
大型駅までは
乗り換えで行けるものの
かなり所要時間は掛かります。

こちらに
若干の不安要素が
あることは否めません。

うーん、
決めるべきか。

いま、
各方面の知人達へ向け
データを添えて
メールを打ちまくっております。

建具屋さん、内装屋さんや
電気屋さんとかね。

相談の結果は
いまのところ
内見に付き合ったわけでもない
データ上だけのことなので
ハッキリと断言はできないが
いずれも
悪くはないのではないか、
買うのならば
リフォームに関しても
協力はしていただけるとのこと。

そして
その青写真による合計金額は
思っていたより
かなり安く上がりそうなのですよ。

うーん。

決めるかぁ。

結局
賃貸で一生を生きていく決断が
くだせないのは
安心が欲しいから、

その一点に尽きるだけのことなのですけどね。

少し前に
唯一
頼っても良いのかな、と
認識していた
親族が亡くなり

職場の身元保証人の書き換えやなんやで
方々に頭を下げざるを得なかったのが
思った以上につらくて。

住むところにかんしても
もう
これは、

となってしまって。

そこに
今回のお話を
いただいたものですから。

それこそ

ぜんぶもう
最初から
決まっていたような気がしてしまって。

大袈裟にいえば
今まで決めあぐねていたのも
結局は今回の物件にすることが
アカシックレコードにでも
刻まれていたのかと。

近マン部屋に内見で一歩入ったときに

よくきく
運命的な

ピンッ!とかビビッ!!

・・・とかは
まったく来ませんでしたが

それでも
なんとなく

あー、
きっともう
動けるうちは
そうできなくなる時まで
ここに住んで行くのだろうな・・・

という
諦めにも似た
なにか
そういった気分には
なりました。


物件探しだけではなく
結婚や仕事選び
人生の節目や大事には
なんでも

意外と
そういうものなのなのかも
しれませんね。

fatalism

これは
まるで違う場所だからこそ
明かせることですが

できればー

それでもー

上野の国立科学博物館近くで
老後余生を送り
毎日通うことが
幾つかある
おおきな夢のひとつでもあったので
これだけは心残り。

かな。

あとはー

科博と並んで
老後は
名古屋か伊豆に移り住むことなんかも
夢のひとつでありました。

もう
過去形にするしかないのかなぁ・・・。

fatalism

  • 随筆・エッセイ
  • 短編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-05-14

Copyrighted
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