生きるは地獄
生きるってしんど
現在高校2年生をしております草野紗良といいます。どうぞお見知り置きを。私は今生きることに悩んでいます。別にいじめられたことないし、家族とも仲が良く大切に今日まで育てくれた。勉強もそこそこ出し、運動音痴という程でもなく、見た目も清潔感を出そうと日々努力してる。きっと他の人から見たら何の不満もない人生ではないかと鼻で笑われて鼻くそ飛ばしてくるだろう。でもね、違うの。
私はこれからを生きるのが怖い。
今は学生だから面倒を見てくれる人がたくさんいる。でもいつかは必ず大人になる。そして自力で生きていかなくてはいけない。私には夢がない。ない訳ではないが、将来性がないのである。アイドルになろうとした。去年の夏にオーディションがあり書類を送り、合格したので両親に許可を取ろうと話をした。否定はされなかったが、あの悲しそうな顔を見たら、一気に不安になった。そして結局面接はお断りをした。その直後は後悔をして袖を濡らしたが、今となってはよくわからない。もちろんなりたい気持ちはあるし、今だってオーディションを受けたくて事務所の社長のTwitterを毎日覗いている。でも、どこか食べて行けないのではないかと思っている自分がいる。そんな感じで私は日々誰にも相談さずに悩んでいる。アイドルという職業を惨めだと一度も思ったことはないが、なんとなくバカにされるのではと思い誰にも打ち明けていない。最近では先生から進路の話を聞くことが多くなり、その度に心が重くなる。興味のあることを仕事にするなんて簡単なことじゃない。だから私は今生きることを怖がっている。大人になるのが怖いんだ。てか、生きるってしんど。
こんな感じで私、草野紗良は思っている事をこの小説に吐き出し続けます。よろしくお願いします。
生きるは地獄