ドロップ

もしも明日私の心臓が止まっても
枯らす程の涙はないんだよ
缶に入ったドロップ最後の一粒
あなたの口に含ませて
その甘さは私の涙の味
だからあなたは泣くことはないんだ
私の重みはこの空き缶より軽いから
誰かに蹴飛ばされて夕焼けに溶けてく
静かにバイバイ告げて

ドロップ

ドロップ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-05-11

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