美しき

君の香りは薔薇
風に揺れて
髪は緩やかに流れ
横顔は憂いを帯びて
そっと伸ばした指先が僕の頬を撫でる
微かに伝わる体温が
君が側に居ることが僕の鼓動を早くする
触れてみたいその髪に
唇に
薔薇より美しく紅く艶やかに
棘に触れても痛くはないよ
君になら…
僕は

美しき

美しき

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-05-06

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