切り取られた空

sham

下ばかり向いて歩いて
日陰を選んで陽を避けて生きてきた
私には陽射しは似合わない
花が咲き誇るのを遠目に眺めて
私の周りはモノクロで
伸ばした指先は虚しく弧を描く
描き出したい青空は残酷で
小さく切り取り頭の片隅に追いやられる
光も射さないこの狭い世界は
今日も時を刻む音だけ鳴り響く

切り取られた空

切り取られた空

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-05-04

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