
冬の幻想
みーこ。
冬の幻想
雪とは
極寒の天空を往来する
疾風のように飛び交う天使達の羽毛なのかもしれない。
降りしきる羽毛
それらあまねく氷晶は、
地上に落ちたら、汚れてしまう。
触れたら、溶けて消えてしまう。
それはまるで、地に堕されてしまった天の子らの哀しみのようで
郷愁のように天使の面影を象るわれわれの眼には、
ひとひらさえも眩しく、
まっしろに、透明に、すきとおって
煌めくのです。
冬の幻想
みーこ。
雪とは
極寒の天空を往来する
疾風のように飛び交う天使達の羽毛なのかもしれない。
降りしきる羽毛
それらあまねく氷晶は、
地上に落ちたら、汚れてしまう。
触れたら、溶けて消えてしまう。
それはまるで、地に堕されてしまった天の子らの哀しみのようで
郷愁のように天使の面影を象るわれわれの眼には、
ひとひらさえも眩しく、
まっしろに、透明に、すきとおって
煌めくのです。
冬の幻想