朝のキッチン

水日

わたしたちモネの絵画みたいに生きないと
カラフルなパスタを茹でる
ひとつだけの星の亡骸を抱きしめる
枯れてしまった日、わたしアイラインが溶けたので真っ黒になりながら水をやった
星は光るけれど ほしくずなんて燃えてしまうゴミ
やさしく撫でてなぐさめる
液晶画面が血走るみたいな早さでこなごなになってしまったわたしの心とおんなじに
昨夜はしらない犬がぶっきらぼうに 吠える夢にうなされた
トーストが陽気に顔をだす パスタがゆであがる
それって母親の顔を伺う子供みたいで不快
ヘンテコなことをすれば笑うと思ってるんでしょ
あさのキッチンが思ったより憂いとかそういうはなしをずっとしている

朝のキッチン

朝のキッチン

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-04-20

CC BY-NC-ND
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