生々流転

渡逢 遥

ひとりで歩いている

歩いている

自殺は人間の特権だよ
そう教えてもらった気がする

僕はね
理由はいらないと思うんだ
生きるのにも
死ぬのにも

笑っている

ひとりで笑っている

僕は
いつから歩いているのだろう
いつまで歩いているのだろう

死には
何もかも見透かされている

生々流転の大地が
人間を嗤っている

生々流転

生々流転

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-04-20

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