無題

いったい誰のために生きているのだろうか

そう考えた時に僕は

数名の人と一匹の猫のことを思う

顔や名前ではなく

そのひとつひとつの存在をいっぺんに感じる

多分みんな生命だからだ

同等なのだ

そしてそこに僕自身は含まれない

僕は自分のためには生きていない

誰かがいなければ僕は生きない

そういうことだ

誰かがいなければ僕は生きない

無題

無題

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-03-28

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