歌
ふわふわとどこかへ。
やさしく包むことのできる羽があるなら、それを使って今すぐ飛んでいきたい。
さあ君のところへ行こうか?
わたしは流されるまま、生きている。
空に浮かぶ沢山の星や、雲の切れ端をつかむふりをして遊んでいる。
太陽は見えるけど、近づけない。
もちろん熱いし何より遠いから。
わたしはわたしの生きれる範囲を知っている。
君のところへ行きたいのにずっと行くことができないのは、羽のせいではない。
わたしが拒否しているからだ。
つまりわたしが弱いからだ。
青い空が目の前にある。
星も雲も見えない、美しい青空。
歌