むかえる
白檀の匂い
シャンプーの匂い
柔軟剤の匂い
土の匂いが立ちのぼる
春がにじりよってくる
ゆで卵の黄身へ
花の色を見た日に
一番風が吹きぬける
吹かぬ地の
黒い峰が明るくなれば
薄暮
スナック通りの看板が灯る
ソファの下から
24日付けのクーポン券が転がり出る
フロントガラスの
真っ白い湯気が忘れられないのだ
ひとつずつ
またふたつ
朝をくりかえす
むかえる
白檀の匂い
シャンプーの匂い
柔軟剤の匂い
土の匂いが立ちのぼる
春がにじりよってくる
ゆで卵の黄身へ
花の色を見た日に
一番風が吹きぬける
吹かぬ地の
黒い峰が明るくなれば
薄暮
スナック通りの看板が灯る
ソファの下から
24日付けのクーポン券が転がり出る
フロントガラスの
真っ白い湯気が忘れられないのだ
ひとつずつ
またふたつ
朝をくりかえす
むかえる