ウクライナの人々に捧ぐ/新作短歌
花さけど北の彼方の同じ空
血と涙と砲弾の雨
この地上 今や何処に春を見る
破壊と嘆きと絶望の果て
もどかしや今この時も罪もなき
尊き命の踏みにじられるを見るは
知らぬならと世界の果ての出来事も
食うも笑うも寝るも心に
穢れなき 瞳に映るは如何なるや
言葉に出来ぬウクライナの春
百年の時を経てまたもや繰り返す
愚かな人の業こそ哀しき
戦争のもたらすものは死と破壊
生涯消えぬ心の苦しみ
無慈悲なる所業に及ぶその心
愛に渇きし独裁者の胸
しかしまあ明日は知れぬとはよくいうものよ
社会の危うさ命のはかなさ
未来の希望は幸せは幼き瞳の輝きにあり
曇らすものは決して許さぬ
兄弟よ一歩その一言が未来を拓く
澄んだ心でともに明日を
自由と平和のために闘うすべての人々に栄光あれ
命を懸けて戦うウクライナの兄弟たちに栄光あれ
ウクライナの人々に捧ぐ/新作短歌