自選短歌 2022年2月
言葉とは小さな窓で覗いたら誰もそこにはいなかったりする
勉強をちゃんとしていたわたしです誰も覚えていないでしょうが
ナイフとか銃は嫌だと思うのに少しときめく時限爆弾
階段をのぼる途中の踊り場の春のスポットライトでターン
表情を殺してエレベーターに乗る彼女が彼の寝癖で笑う
二十年蕎麦の修業をした俺の彼女が箱でどん兵衛を買う
仲良しはめんどくさいな鍋のなか深く染まらずにいる白滝
自選短歌 2022年2月
言葉とは小さな窓で覗いたら誰もそこにはいなかったりする
勉強をちゃんとしていたわたしです誰も覚えていないでしょうが
ナイフとか銃は嫌だと思うのに少しときめく時限爆弾
階段をのぼる途中の踊り場の春のスポットライトでターン
表情を殺してエレベーターに乗る彼女が彼の寝癖で笑う
二十年蕎麦の修業をした俺の彼女が箱でどん兵衛を買う
仲良しはめんどくさいな鍋のなか深く染まらずにいる白滝
自選短歌 2022年2月