ウクライナの灯よ
ウクライナの人々の勇気と悲しみに寄り添い、連帯の意思を示そう。
寒さに震えながら 私は子供たちを連れ
住み慣れたこの町を 生まれ育った祖国を後に
すべてを投げ捨てて国境を目指して逃れようとする
大勢の人々に揉まれながら歩いている
後ろを 昨日までの暮らしを振り返る余裕も涙さえ流す暇もなく
ただ戦火から子供たちを安全なところに避難させたいその一心で
昼も夜も恐怖に震え泣き叫ぶ子供たちをあやし抱きしめながら
戦いに赴かざるを得ない愛する夫と別れ
年老いた両親を家に 置き去りにしたままで
悪夢であってほしいと願えど炸裂する砲火の音が
怯える子供たちの瞳が そうではないと叫んでいる
おお 祖国ウクライナよ 愛する人々よ
再びこの地に帰り着く日がいつか来るのだろうか
あの家族との幸せな日々を取り戻すことができるのだろうか
私はくじけそうになる自分の心に必死に耐え
子供たちには涙を見せぬようにして
不確かな明日に向かって 沈む夕日に向かって ただひたすら
同じ苦難を背負った人々と共に 今も歩き続けている
☆ 苦しみ悲しむ人々を救うことこそ、私たち人間の本来の仕事。
ウクライナの人たちへの連帯を示し、自分に出来る行動を起こそう。
(いずみ)
ウクライナの灯よ