放課後の高架橋

過去を映した青写真
破いて、焼いてやった
縋り続けた夕方の
影に隠れていたいわ

ずっとこのままなんてない
分かっていた学生時代。
二度と何かを傷付けない
君の全てを癒やしたい。

訳もなく、急に消えたい放課後
自転車を走らせた夏。
一瞬の、うちに忘れた想い出も
人生には必要だったはず。

もう繰り返さない過ち
できれば、時戻したい
拗らせていた青春の
風に遊ばれて痛いよ。

いっそそのまま生きていたい
腐っていた学生時代
まだ僕は死にたくない
君と全てを生きていたい

訳もなく、飛び降りたい高架橋
羽休め頑張った夏
一回の、夢を見ていた人生の
現実は報われるはず

放課後の高架橋

放課後の高架橋

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-03-03

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