錫森 栞
散文。
人のいなくなる丘があるみんな靴を脱ぎ捨てて天を仰いで消えていく
時計の溶ける部屋がある大きな黒塗り洋琴に派手な絵画の束見えない業火の中で息をする
時計。
息の根。
錫森 栞月光に染まる銀葉のような夢を。
Copyrighted著作権法内での利用のみを許可します。