短々落語「北極南極の生き物」(~偉大なる冒険家に捧ぐポエム~)

400文字以内のショートショート落語臭

「北極南極の生き物」(~偉大なる冒険家に捧ぐポエム~)

(えー何で(なん  )も、真北(まきた)N極(エヌきょく)北極(ほっきょく)の地と真南(まみなみ)S極(エスきょく)南極(なんきょく)大陸(たいりく)では、似て非(に ひ)なるようでして、で北にいるが南にはいない、でその逆で南にいるが北にはいないなんて動物(どうぶつ)もいる様で(よう  )して、でそもそも、そんな寒いとこに住民はいるのかだったり、将又(はたまた)そんな極限(きょくげん)の地にわざわざ足を運ぶ奇特(きとく)な人はいるのかだったり、段々(だんだん)疑問(ぎもん)が増すばかりでして…、で氷山(ひょうざん)の一角(  いっかく)と思うのですが自分なりに調べてみますと、目から(うろこ)なんて事がある訳でして、でそれを元に白い世界の隠れ(かく  )動物なるポエムなんぞを一つ作りましたので、暫し(しば  )お付き合いの程を(ほど  )…)



えー、ポエム「北極南極(ほっきょくなんきょく)の生( い)き物(  もの)


トドのつまり、目の下シロクマ、アザラシい、

嫁さん(よめ    )目クジラ立てたよ、オットセイ、

結局(けっきょく)南極、辺り(あた  )いっペンギン世界、

氷山イッカク、北よりも南が遥か(はる  )に寒い、そうカモメ、

そんな地に、

行こうとする(やつ)ぁ〜イルカ、

エスキモーい、なんて言わんといて、

何故(なぜ)って、奴はNじ(エヌ  )ゃなく、

やっぱり、奴はMだ(エム  )から



 

短々落語「北極南極の生き物」(~偉大なる冒険家に捧ぐポエム~)

お後がよろしいようで。

短々落語「北極南極の生き物」(~偉大なる冒険家に捧ぐポエム~)

(えー何でも、真北N極の北極の地と真南S極の南極大陸では、似て非なるようでして、で北にいるが南にはいない、でその逆で南にいるが北にはいないなんて動物もいる様でして…)、その顛末やいかに。400文字以内のショートショート落語臭。とても短い創作落語。原稿用紙一枚(20×20=400文字)程度だから、およそ60秒で読める「一分落語」。爆笑は期待できないが、じんわりとくる面白新作落語臭。

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2022-02-12

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